皆さんは英語で「とても」を表現できますか?

日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。

でも安心してください。

こちらの記事では「とても」や”very”と”extremely”の違い、また言い換え表現も紹介していきます。

記事の最後には例文を通じて、応用もできるのでぜひ参考にしてください。

「とても」は英語で何と言う?

「とても」は英語にすると、”very”や”extremely”と言ったりします。

どちらも副詞に分類される表現となることから、色々なシーンで使える単語です。

それぞれ詳しく解説していくので、一緒に見ていきましょう。

「とても」は英語で”very”と表現する

「とても」を英語で表現する場合、”very”が一番適切でしょう。

こちらの単語は、中学英語でも習うレベルの英単語となる上に、カタカナでも「サンキューベリーマッチ」なんて言ったりしますよね。

「サンキューベリーマッチ」は英語にすると、“Thank you very much”となることから、「とてもありがとう」という意味になります。

Aさん
国によっては「とても」を強調する際に、”very very ~”と連続でこの単語を発言したりするよ!

口語表現の範疇ならこのような使い方も覚えておくと良いかも?

「とても」は”extremely”とも表現できる

「とても」は”very”のほかに”extremely”とも表現できます。

“extremely”は、「とても」というよりも「極めて」と訳した方がニュアンスは本来の意味と近くなる単語です。

この単語は”extreme(極度の)”という形容詞の、副詞版となります。

Bさん
英語には、形容詞+”ly”で副詞になる法則があります。

すべての単語が当てはまるとは限りませんが、この法則は非常に便利なので、覚えておきましょう。

“very”と”extremely”はどっちが強い?

結論から言うと”extremely”の方が、”very”よりも強い意味を持ちます。

日本語の意味でも「極めて」の方が、「とても」よりも強力な言葉なのと同様と言えるでしょう。

ちなみに、この他にも「とても」は、“pretty, fairly, really, quite”と置き換えが可能です。

「とても」の強さ比較表

fairly = pretty < quite < really = very < extremely

実は、海外の辞書を見ると”extremely”は少し別の範疇に分類されています。

日本語にすると同じ「とても」としてまとめられますが、上の表で言うと”extremely”以外を「とても」として分類するのが海外の認識に近い様です。

Aさん
ここまで見るとなぜ「極めて」と訳した方が良いのかがわかるね!

「とても」の言い換え表現

「とても」の言い換え表現

「とても」の関連表現を3つ紹介していきます。

  • very / extremely:「非常に」
  • massive:「大量の」
  • fucking:「めっちゃ」

どれも覚えておくだけで、そのまま使える便利な表現となるのでぜひ参考にしてください。

「非常に」- “very / extremely”

「非常に〜だ」と言いたい時に役立つのが、先に紹介した”very”や”extremely”となります。

これらの単語は「とても」のほかにも「非常に」や「十分に」など、何かを強調する時に使える副詞です。

Aさん
単語帳で日本語訳をすべて覚える必要はありませんが、ちらっと見ておくだけで定着率がかなり変わってくるよ!

「大量の」- “massive”

「大量の〜」と表現したい場合、この”massive”という単語が適切です。

「大量」に限らず「大きな何か」を説明する際によく使われる表現であり、もう少し砕けた言い方をするなら「めちゃデカイ」となります。

例えば、「彼はバルセロナの大ファンです。」と言いたい時に、”He is a massive Barcelona fan.”と表現できるのです。

「めっちゃ」- “fucking”

こちらはスラング表現となるので、使い所を考える必要がありますが、「めっちゃ」は”fucking”と表現します。

“very”と同じタイミングで”fucking”というだけで、「とても」から「めっちゃ」に置き換えることが可能です。

学校では「fuckはあまり使っちゃダメ」と教わりますが、海外では当たり前の様に男女問わず会話中に使っています。

Bさん
日本人が”Fワード”を使うのに適しているタイミングは、英会話を難なくこなせる様になってからが良いでしょう。

カタコトの英語の中で「めっちゃ」を連発されても、面白がられてしまいますよね。

「とても」を使った例文紹介

「とても」を使った例文紹介

ここまで学んできた「とても」の表現を、例文で応用していきましょう。

先に紹介した“very”や”extremely”はどちらも「副詞」となるので、文章のどこに入っているのかに注目です。

一つ一つ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

娘のピアノの発表会はとても良かった

  • My daughter’s piano recital was very good.

まずは最初に勉強した、”very(とても)”を使った文章の紹介です。

副詞”very”は、”good(良い)”を修飾しており、「とても良かった」となります。

また、複合表現として”piano recital(ピアノの発表会)”も、一緒に覚えておきましょう。

Aさん
ちなみに”piano performance”でも伝わるのでお好きな方をぜひ!

極めて重要な資料を家に忘れた

  • I left some extremely important documents at home.

次は、”extremely(極めて)”を使った例文の紹介です。

“extremely”は、今回”some important documents(重要な書類)”を修飾しています。

また、“some”と”important”の間に”extremely”が置かれている理由は、”extremely some 〜”だと、”some”に「極めて」の意味が載ってしまう為です。

「極めていくつかの重要な資料を家に忘れた」では、文章がおかしくなりますよね。

冬はめっちゃ寒いと思う

  • I reckon it will be crazy cold in the winter.

最後に新しくスラング表現、”crazy”を使った例文の紹介です。

“crazy”は、「気が狂った」という意味を持つ形容詞ですが、「寒い」を就職することで「バカ寒い」という表現ができます。

「バカ寒い」、つまり「めっちゃ寒い」と派生させることができるので、上の例文の様な使い方が可能です。

また、先に紹介した”fucking”を使って、”fucking cold”とも言えるので一緒に覚えておきましょう。

Aさん
海外の人は、寒くて怒りを覚えた際に”fucking cold”と言ったりするよ!

“It’s crazy cold outside”は、これから外に出る時に「外バカ寒いよ」と友達にいう様なニュアンスが近いでしょうか。

まとめ

こちらの記事では「とても」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。

最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。

  • very(とても)
  • extremely(極めて)
  • massive(大量の)
  • fucking(めっちゃ)
  • crazy(めっちゃ)

また、下記の比較表も再確認しましょう。

fairly = pretty < quite < really = very < extremely

一度にすべてを覚えるのは大変ですが、少しずつやっていきたいところです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。