「この日の予定ってどうなってた?」
「仕事の予定がぎっしりで忙しい」
「予定を入れてたけど時間に間に合わなかった」
日常会話のなかで「予定」という言葉がかなり使われます。自分の予定を周りに伝えたり、誰かと一緒に予定を決めるといったシーンです。
この記事では「予定」について、英語で友人やビジネスの場でコミュニケーションを取れるように様々な状況を想定した英語表現をみていきましょう。
予定を表す単語5つ
プライベートでもビジネスでも、私たちの日常生活は様々な予定で構成されていると言えるでしょう。
この記事では予定を表す英単語の紹介から始めるのですが、これが一つの表現だけではありません。さっそく、5つの英単語をみていきましょう。
schedule
予定と言えば、もっとも代表的なものがschedule(スケジュール)です。
日本語でも「今週祝日があるね、スケジュール教えて」などとして使われていますし、スケジュール表と言えば日時がいろいろ入った表、カレンダーです。このように、具体的な予定であるというニュアンスでscheduleを使いましょう。
scheduleには予定だけでなく、予定表、日程、スケジュール表といった名詞の意味があります。olympics schedule(オリンピックのスケジュール)やwork schedule(業務のスケジュール)のように使います。
そして、動詞の役割も持っています。予定を入れる、予定を決めるという意味でscheduleが使われるのです。
plans
plansも「予定」を表す代表的な表現になります。携帯の料金プランなどと日本語で使われていますが、英語では名詞として「予定、計画、企画」に加え、「意向、つもり、考え」や「設計図、図面」というように多くの意味を持ちます。動詞としても「~を計画する、~するつもりだ」として使われます。
事前に何かの考えがある場合に使われるのがplanです。そのために、設計図がplanで表されることでも理解が進むでしょう。
そして大切なポイントが一つ。予定というときのplanはplansと複数形にしましょう。予定が一つだからとa planにすると計画、戦略のほうに捉えられます。
timeline
timeline(タイムライン)も予定を表す言葉です。時間割や時刻表という意味も持ちますが、予定・予定表としても使われます。timelineによって、プロジェクトやプロセスを見える化できます。
agenda
agendaは英語を使って仕事をしているには馴染みのある単語かもしれません。会議のための「課題・議題」という使われ方ですね。そして、予定やスケジュールとしての意味があります。予定は予定でも、agendaは特に近々、近日中、直近の予定の英語表現として使われます。
program
予定を表す英語表現はそのままカタカナになっている言葉が多いですね。programもプログラムとして、コンサートや映画の冊子として当たり前に使われています。そして、やはり予定や予定表として、日程、計画という名詞、そして予定する、計画する、行動をあらかじめ決めておくという動詞がprogramです。programを使うときは、計画をたて予定通りに何かを行なうというニュアンスを抑えましょう。
次からは、予定を使った日常英会話に使えるフレーズを例文とともに紹介していきます!
自分の予定を伝える
まずは、友達や同僚へ自分の予定を伝えるときの英語フレーズです。
新しく予定を入れようとするとき、既に決まっている自分の予定を伝えたり、会話のなかで予定の話になることがよくあります。
プライベートでデートなど楽しい予定からちょっと面倒な予定など、ビジネスパーソンとして同僚やクライアントへ英語で予定を伝えられるようにしておきましょう。
さっそく、例文を紹介していきます。
I have plans.
訳)予定があります。
I have no plans.
訳)いや、特に予定はないよ。
先に述べたように、plansと複数形にしてくださいね。
次は、もう少し具体的な予定について話す例をみてみましょう。
I’m planning to go abroad next year.
訳)来年は海外に行く予定です。
planを動詞として使うパターンです。この例文ではplanningと現在進行形にしています。
go abroadはgo to abroadにしないよう気をつけてください。abroadは”海外へ”という意味を持つ副詞だからです。
I have plans this weekend, I will go to Arima onsen in Kobe.
訳)今週末は予定があるの。神戸の有馬温泉にいくんだ。
A meeting is scheduled for Friday afternoon.
訳)金曜の午後、会議を予定しています。
金曜の午後という具体的な予定であることからscheduleを使っていますね。
My schedule is to go to Canada from the 1st to 25th December.
訳)12月1日~25日まで、カナダへ行く予定があるよ。
I’ll be on a business trip to Fukuoka tomorrow, is that ok to set up the meeting for Monday next week?
訳)明日は福岡出張なのですが、来週月曜に打ち合わせを設定しても宜しいでしょうか?
planやscheduleを使うことに加え、最後の例文のように行動する事柄をそのまま予定として説明するパターンもあります。
相手の予定を聞く場合
この人と出かけたいなと思えば相手の都合を聞きますし、ビジネスランチなど先方と打ち合わせをして決めていく作業もあります。そんなとき、どのように相手の予定を聞いたらよいのかみていきます。
Do you have any plans for tonight?
訳)今晩、何か予定あるの?
今日の予定などを聞く際の基本の英語表現の一つです。この場合もplansになっている点に注目します。
Are you available this weekend? Any plans?
訳)今週末、空いてる?何か予定あったりする?
予定を聞くときにAre you available?と、ネイティブはavailable(会うことができる・応対できる)で質問することがよくあります。答えるときはI’m available on Monday.(月曜なら空いてるよ)のようにします。親しい人にもビジネスのシーンでも使えるフレーズなのでぜひ覚えましょう。
Are you free on the 18th October?
訳)10月18日は空いてますか?
わざわざ予定という言葉を使わなくても、カジュアルにfree timeのfree(用がない・忙しくない)でも相手の予定を聞くことができます。When will you be free?(いつ予定が空いてる?)という言い方もできます。
What time is good for you?
訳)何時が都合いいかな?
予定日が決まれば今度は時間を決める、例文はカジュアルな質問パターンです。goodをconvenient(形容詞・都合のよい)に置き換えてもいいでしょう。
Could you please let me know when you are available?
訳)ご都合の良い日を教えていただけませんか?
Could you pleaseを使ったとても丁寧な言い方です。ビジネス上で先方と予定を決めるやり取りに使うことができます。when you are availableで相手の予定を聞いています。
予定を提案するとき
今から相手と予定を決定しようとする場面、こちらから日程を提案することがあります。
Let’s have a BBQ party this summer!
訳)この夏、BBQパーティをしよう!
Let’s+動詞の形「~しよう」でカジュアルな提案をすることができます。
Why don’t you spend time with us at Christmas?
訳)クリスマスは私たちと一緒に過ごさない?
Why don’t we/Why don’t youはプライベートでもオフィスでも使えるお誘いフレーズです。
If it’s possible, we would like to reschedule our meeting to 14:00.
訳)もし可能ならミーティングを14時に変更したいのですが。
一言If it’s possibleと入れるのと、would like toのダブル使いで非常に丁寧に予定の変更をお願いすることができます。
様々な予定の表現
続けて、予定が入った英語表現をリストアップしましょう。覚えておけば予定について会話するときに便利です。
予定日通り
考えていた通りに物事が進むときに予定日通りと言います。英語では「on schedule」になります。
予定の再調整
スケジュールを略して「スケ」という言ったり、スケジュールを組み直す際には「リスケ」も定着していますね。リスケもreschedule(予定・計画を変更、再調整する)という動詞からきている言葉です。
出産予定日
When is the due date for the baby?
訳)出産予定日はいつですか?
赤ちゃんの出産予定日を聞くシーンのフレーズです。due(デュー)は「~する予定である・もうすぐやってくる」で、due dateは出産予定日。イギリスではバスの待ち時間を知らせる電子掲示板にdueと出れば、そのバスが間もなく来ることを意味します。
予定のキャンセル
思いがけない理由で予定がキャンセルになることだってあります。予定につきもののcancelという単語も覚えましょう。
My plan to see my friend has been cancelled but I have another plan to play tennis instead.
訳)友達に会う予定はキャンセルになったんだけど、代わりにテニスする予定が入ったんです。
英国へ行く予定を立てる Plan your trip to the UK
ところで、英語学習を続けている皆さんであれば近々の予定として、英語圏への旅行や留学を考えていらっしゃるかもしれませんね。
多くの人が憧れる国にイギリス、通貨はポンド、レストランやパブでの食事には10%程度のチップが必要なことなど日本との違いを感じる旅になるでしょう。
英国でクリスマスの予定を立てたいという人であれば、かなり早くから(9月!)レストランの予約をおすすめします。
お正月ですが、逆に2日からすっかり通常営業に戻ることも予定を立てるために知っておくべき点でしょう。
予定が入った,予定が合う, 予定がぎっしり, 予定された時間
最後に4つ、予定の英語フレーズを紹介しましょう。
予定が入った
I got an appointment.でアポイントメントを得た→予定が入ったんだとして表現できます。アポという言葉も日本語として使われますね。「急用が入ったんだ」という言い方をすることもありますが、この場合は、something came up.もしくはsomething has come up.で表します。
予定が合う
合うというとき、meet, suit, matchなどを使います。例えば、My schedule meets yours.となります。予定が合えば(ぜひ○○しよう)の場合は、If your schedule permits.と相手の都合を聞くパターンもあります。
予定がぎっしり
予定が多くて余裕がないということなので、tight(詰まった、余裕がない)を使ったI have a very tight schedule.で伝わります。
予定された時間
The presentation ended as scheduled.であれば、プレゼンは予定された時間に終わった、ということでスケジュール通りにいったことを表しています。
まとめ
今回、記事で紹介した「予定」は一部であり、さらに多くの表現があります。まずは、scheduleやplans(複数ですね!)を使って、相手の予定を聞いたり自分のものを伝えたりする会話のキャッチボールをすることを楽しんでみましょう。
皆さん、記事をお読みになった後はどんな予定がありますか?!