皆さんは英語で「メイド」を表現できますか?
日本では「メイド喫茶」で働く、「メイドさん」のイメージが強いですが、海外ではどうやら「家政婦」を指すことが多いようです。
また、メイドさんは基本的に女性を指す表現なので、男性の場合は別の言い方をします。
ということで、こちらの記事ではそんな「メイド」に関する英語を紹介していきましょう。
メイドの仕事内容や種類、関連表現・例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「メイド」は英語で何と言う?
皆さんは英語で「メイド」を表現できますか?
まずは、「メイド」に関する英単語を紹介していきます。これから紹介する単語は下記の通りです。
- maid – メイド
- servant – 男性のメイド
- housekeeper – メイド(海外)
- housemaid – メイド(海外)
では、早速始めていきましょう。
「メイド」は英語で”maid”と表現する
「メイド喫茶」などで使われる「メイドさん」を表現するには、”maid”を使うのが基本です。
“maid”には、「お手伝い、娘、少女、処女」という意味のある名詞表現であり、複数形は”maids”となります。
綴りを見ても分かる通り、カタカナの「メイド」は、この英単語をカタカナ読みした言い方となるので、覚えておくと便利です。
There are many maids in Akihabara. 訳)秋葉原にはメイドさんが沢山いる。
男性の場合は”servant”となる
「メイドさん」を表現するときには、”maid”を使いますが実はこの単語は、女性を指すことが多いです。
(もちろんジェンダー問題もあるので一概には言えません。)
男性のメイドさんは、”servant”という単語を使います。
“servant”は、「召し使い、使用人、しもべ、公務員」という意味のある名詞表現であり、複数形は”servants”となるので覚えておきましょう。
In other countries, they sometimes hire servants. 訳)海外では男性のメイドさんを雇う事もある。
海外では”housekeeper”を使うことが多い
日本の「メイドさん」をイメージするのは、”maid”という単語ですが、「家政婦」という意味では、”housekeeper”を使う方が主流です。
例えば、アメリカでは日本よりも大きな家に住んでいる人が多いので、”housekeeper”に家事を頼む家もあります。
“housekeeper”には、「家政婦、ホテルの清掃係」という意味があり、イメージとしては清掃員さんが近いかもしれません。
Housekeeper takes care of housework and childcare. 訳)私の家ではハウスキーパーに家事と子育てを任せている
“housemaid”という言い方もある
“housekeeper”の他にも、”housemaid”という言い方もあるので覚えておきましょう。
基本的には、「ハウスキーパー」と「ハウスメイド」という言葉の違いくらいしかなく、役割はほとんど同じです。
“housemaid”には、「家政婦、女中」という意味がある名詞表現であり、複数形は”housemaids”となります。
John's house employs 10 housemaids. 訳)ジョンの家では家政婦を10人雇っています。
「メイド」の仕事内容と種類
次は、「メイド」の仕事内容と種類に関して学んでいきましょう。
英語を学習する上でも、詳しい言葉の意味を学習することで、単語1つ1つに対する理解度が変わります。
一見遠回りにも見えますが、すごく重要なことなのでぜひ一緒に学んでいきましょう。
海外の「メイド」は家政婦のイメージ
日本ではなく、海外の「メイド」は「家政婦」のイメージに近いです。
海外では家政婦を雇う文化が根付いており、料理・掃除・洗濯から、子育て、ペットの散歩まで、幅広い仕事内容が存在します。
自分で実際に雇う際には、「どこまで働いてもらうのか」をしっかりと伝える必要があり、それによって雇用費も変わってくるイメージです。
日本の「メイドさん」は海外でも大人気
日本ではメイドさんと言えば、「にゃんにゃん」しながら、お客さんに奉仕するイメージが強いですが、海外では全く異なるイメージがあるようです。
しかし、日本のメイド文化もネットの普及により海外進出しているので、最近では、「メイド」=「メイドさん」とイメージできる外国人も増えてきています。
実際、秋葉原のメイド喫茶のお客さんで、外国人利用者が絶えない現状を見ても、日本のメイド文化が海外進出した証明と言えるでしょう。
海外でメイドを雇うなら注意
もしあなたが海外で「メイド」を雇う場合、日本の文化ではなく、その国の文化を十分に考慮する必要があります。
例えば、荷物が盗まれてしまったり、子供が攫われてしまうなんてリスクも、国によっては付随しているのです。
メイドを雇える金銭力があるからと言って、日本のように安心していると痛い目を見る可能性があります。
「メイド」の関連表現
最後に「メイド」の関連表現を見ていきましょう。
本記事で紹介する、関連英語は下記の通りです。
- 「ご主人様」- “Master”
- 「メイド喫茶」- “maid café”
- 「キッチン」- “kitchen”
では、早速始めていきましょう。
「ご主人様」- “Master”
「ご主人様」は、英語で”Master”と表現します。
ここで紹介するのはいわゆる「お帰りなさいませ、ご主人様~」の、「ご主人様」のことです。
“Master”には、「主人、雇い主、支配者」という意味のある、名詞表現であり、複数形は”Masters”となります。
Welcome back, Master. 訳)おかえりなさいませ、ご主人様。
「メイド喫茶」- “maid café”
「メイド喫茶」は英語で、”maid café”となります。
「カフェ」は、”cafe”と書いても問題ありませんが、いわゆる「喫茶店」を表したいときは、”café”と表記する方が良いでしょう。
この”é”は、日本の大人気ゲーム・アニメの”Pokémon”にも使われています。
Maid cafes in Japan are mysterious spaces. 訳)日本のメイド喫茶は不思議な空間だ。
「キッチン」- “kitchen”
メイドさんといえば、「キッチン」ですが、この用語を英語にする場合”kitchen”と表現します。
ローマ字に慣れている方は、この単語のスペル”chen”に馴染みがない方も多いでしょう。
“kitchen”には、「台所、キッチン、調理部」という意味のある、名詞表現であり、複数形は”kitchens”となります。
Maid I hired is doing housework in the kitchen. 訳)メイドがキッチンで家事をしている。
まとめ
こちらの記事では、「メイド」に関する英語表現はもちろん、メイドの仕事や種類などに関しても触れてきました。
日本と海外での文化の違いが、英単語に如実に表れているのが面白いポイントですよね。
本記事で学んだことを、ぜひ実生活でも活かしてみて下さい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。