ところで、TikTokのダンス動画って楽しいですね。見るだけで気分が上がってきて元気になります。
ダンスには流行りのものや単語、いやいや、つい英語のこと考えてしまいます 笑)もとい、タンゴやサルサといった南米が本家のものなど、たくさんの種類があります。
この記事では、英語「ダンス」と題し、ダンスにまつわる様々な表現を皆さんとみていきます。
ダンスが好きな人はもちろん、普段は興味がないけれど海外に行ったら踊りに行ってみたいなと考える人も一緒にダンスの関連英語を学び、楽しみましょう!
ダンスがうまい・下手の英語は?
リズム感がある、自分自身が楽しんでいる、プロのダンサーでなくてもこの2つがあれば、きっとダンス上手と言えるでしょう。逆に、センスがあっても羞恥心(しゅうちしん)があって動きが小さくなってしまうようでは残念ながらダンス下手と言われてしまうかもしれません。
さて、ダンスの英語が「dance」であることを知っている人は多いはずですね。「踊る・ダンスする・舞う」や「飛び跳ねる」という意味の動詞、また「ダンス・舞踊」や「ダンスパーティー」として名詞の働きも持っています。
では、ダンスがうまい、ダンスがヘタ、こちらは英語で言えますか?
日本人の私たちが「ダンスが上手」という英語のフレーズを作ろうとするとき、まず「~が上手」を表すフレーズは何だったかな?と考えます。そうそう!と思われた皆さん、いらっしゃいますね。
そこで、「得意だ」を表すbe good at ○○ingという定番のフレーズを思い出します。しかし、ここで待ったがかかるんです。
というのも、be good at dancing(ダンスが得意)とすることは必ずしも間違いではありませんが、ご飯を食べるよりダンス好きという人にとっては少しアピール感が少ないのです。
ダンスがうまいの英語表現
本記事では以下のような表現方法をおすすめします。
Rick is a great dancer.
訳)リックはダンスがうまいね。
お馴染みの形容詞「great」(すごい・卓越した・素晴らしい)をつけたダンサーとすることで、ダンスが得意、ダンスが上手をすべて含めることができています。greatはその他の褒める形容詞best, amazing, awesome, fantasticなどに置き換えることができます。
意外にもシンプルなこの表現、すぐに使えますね。
ダンスが下手の英語表現
上で出た例文を使って、ダンスが下手の場合の英文を作ってみてください。
もちろん、Rick is not (isn’t) good at dancing.(リックはダンスが苦手だ)も正解です。
しかし、ここはRick is a great dancer.を変化させてみてください。
Rick is not (isn’t) a great dancer.
訳)リックはダンスがヘタだね。
リックは素晴らしいダンサーじゃない=ダンスが下手という意味にすることができます。
このように、ダンスをする人を主語に、その人が素晴らしいダンサーであるかどうかで上手い・下手を簡単に表現できることがわかります。
ダンサーはそもそも自己表現が上手であり、他よりも優れているというアピールをしたいのであれば、be good at ○○ingよりもダイレクトに表現することをおすすめします。
ダンスのステップの英語は?
ダンスには様々な種類が存在し、それぞれのステップに特徴があります。
ステップのもっとも基本的は英語は「step」または「dance step」です。こう見ると、ダンス関連の単語やフレーズは普段日本語で使っているものが多く学びやすいと感じられますね。ステップはムーブメントとも呼ばれます。
The basic dance steps will get you started on your journey as a dancer.
訳)基本的なダンスステップを踏めば、ダンサーとしての道を歩み始めることができる。
The step is usually connected to another step.
訳)ステップは通常、別のステップに結びついています。
ヒップホップダンスには50種近いステップがあります。そのなかには”スポンジボブ”というアニメから名のついたステップがあるそうですので楽しいですね。
ダンスの種類とその英語表現
ここで、ダンスの種類、そしてその英語表現をみていきましょう。
- salsa
- samba
- tango
- rumba
- mambo
- lambada
- waltz
- cha-cha-cha
- jive
- ballet
- social dance
- contemporary dance
- modern dance
- tap dance
- folk dance
- Irish dance
- street dance
- hip pop dance
- jazz dance
- belly dance
そして、現在のトレンドには以下の2ダンスがあります。さて、どんなダンスかご存知ですか?!
- Dab
- fyp
ダンスパーティーの英語は?
ダンスといえば華やかなイメージ。メイクや衣装も大切ですし、踊るための靴は機能性だけでなくデザイン性もしっかり考えて準備を整えます。
ダンスパーティーの英語もそのまま「dance party」になります。
また、それぞれ特定タイプのダンスパーティーはsalsa party(サルサパーティー)やstreet dance party(ストリートダンスパーティー)とします。
パートナーと行くdance party、友達と行くdance party、出会いを求めるdance party、どんなステイタスで行っても楽しい場所であることは間違いありません。
海外ではrave(レイヴ)というダンスパーティーがあります。ダンス音楽が一晩中かかる大規模なパーティー、または音楽のイベントを指します。通常のクラブより規模が大きく、倉庫などを利用して開催されます。
I am excited to go to a street dance party tomorrow night!
訳)明日の夜、ストリートダンスパーティーに行くのが楽しみ!
He is thinking to buy a glow-in-the-dark outfit for a rave in London.
訳)彼、ロンドンでのレイヴのために暗闇で光る洋服を買おうと考えてるよ。
ダンスに誘うときに使えるフレーズ
ダンスパーティー会場では、踊ったもん勝ちです。ダンスパートナーがいない人はスマートに誰かを誘えるようになりたいですね。自分が誘っていいの?なんて考える必要はありません。その瞬間を楽しむために声をかけてみましょう。
しかし、最低のエチケットがあります。相手にアイコンタクトなどのアプローチをしたら、丁寧かつ正しい英語フレーズで一緒に踊れるか聞かなければなりません。
そこで、ダンスに誘うときに使えるフレーズを紹介しましょう。
基本編のお誘いフレーズ
Do you have a partner for this dance?
訳)このダンスのパートナー、いるんですか?
Would you like to dance?
訳)ダンスしませんか?
フレンドリーなお誘いフレーズ
Let’s dance!
訳)踊ろう!
Wanna dance?
訳)踊らない?
Can I show you some of my dance moves?
訳)僕のダンスステップを見せてもいい?
I’d love to dance with you!
訳)一緒に踊りたいなぁ!
もし、断られたときは、、、、
That’s ok!/Have a good time./No worries!
などと一言言って去りましょう。
ここで断れたことにクヨクヨする必要はありません。その時間を楽しむことを一番にその後も行動します。
ダンス関連の英語イディオムやフレーズ
次に、ダンスに関する英語のイディオムやフレーズを紹介します。
日常会話の中で使えそうなものも含まれているので、ぜひ試してみてください。
To boogie
boogie とは、「ブギウギ」”boogie-woogie” の略で、スウィングまたはシャッフルのリズムによる反復フレーズです。ブルース、スウィング・ジャズ、ロックンロール、ポップなどの音楽で用いられます。動詞として使う場合は、「ブギウギに合わせて踊る」という意味になります。
Aさん
Stop worrying and complaining. Let’s boogie!
訳)心配したり不平を言ったりするのはやめて。ブギウギに合わせて踊りましょう!
Burn up the dance floor
「ダンスフロアを盛り上げる」という意味です。パーティーで熱狂的なダンスを披露して、場を盛り上げるときに使うとピッタリの表現です。
Aさん
Chris burned up the dance floor at his girlfriend’s birthday party.
訳)クリスは彼のガールフレンドの誕生日パーティーでダンスを披露して、ダンスフロアを盛り上げた。
Dancing on air
直訳すると、「空中で踊る」「宙を舞う」という意味になりますが、「最高に幸せであること」を意味します。
Aさん
The student was dancing on air after passing the university entrance exam.
訳)その生徒は、大学入試に合格して、最高に幸せだった。
Put on your dancing shoes
直訳すると、「ダンスシューズをはく」という意味ですが、「パーティーやその他のイベントで、ダンスする準備をしっかりする」という意味になります。
Aさん
Don’t forget to put your dancing shoes! It will be a great party with famous TV producers and filmmakers.
訳)ダンスをする準備をするのを忘れないでね。それはTVプロデューサーや映画製作者が集まるすごいパーティーになるよ。
Have two left feet
直訳すると、「2本の左足を持つ」という意味ですが、つまり「ダンスがあまり上手でない」という意味になります。
Aさん
Actually, I have two left feet. So, you should ask someone else to the prom.
訳)実は、僕はダンスがあまり上手じゃないんだ。だから、プロムパーティーには誰か他の人に頼んでよ。
Dance cheek to cheek
「チーク(頬)がくっつきそうなぐらい接近して踊る」という意味になります。「チークダンス」という名詞を英語にすると、”cheek-to-cheek dancing” となります。
Aさん
The couple enjoyed dancing cheek to cheek at a dance party.
訳)そのカップルは、ダンスパーティーでチークダンスを踊るのを楽しんだ。
All-singing, all dancing
この表現は、歌ったりダンスしたりすることには関係なく、そこから発展して、最新技術とすべての最新機能を備えたハイテク器具を表現するために使用されます。
Aさん
The YouTuber showed the audience his all-singing, all dancing computer system.
訳)そのYouTuberは、視聴者に彼の最新技術を供えたハイテク器具を見せた。
Give it a whirl
“whirl” とは、「回転」や「渦巻」の意味ですが、Give it a whirl で、「やったことがないことを試しにやってみる」という意味になります。
Aさん
I know you have never done it before, but just give it a whirl.
訳)君がそれを一度もやったことないのは知っているけど、試しにやってみてよ。
Out of step
直訳すると「ステップが外れている」となるので、「調和しない」「時代遅れ(古臭い)」という意味になります。
Aさん
The newcomer was out of step with his colleagues.
訳)その新入社員は、同僚と調和していなかった。
Get in the groove
”groove” はダンスで使われる場合、「リズムにのる」「高揚する」「盛り上がる」という意味なので、”get in the groove” で、「調子が出る」「絶好調になる」「リズムに慣れる」という意味になります。
Aさん
At first, he was not doing well with his new job, but he is getting in the groove these days.
訳)最初、彼は新しい仕事でうまくいっていなかったが、最近は調子が出てきている。
Phil Wrightのめっちゃ楽しいダンス動画を紹介!
Phil Wrightを知っていますか?
ディズニーチャンネルのNew Family Dance Competition「Disney Fam Jam」で製作総指揮と振付を務めているエグゼクティブプロデューサーです。この番組には何組もの親子や友達で作ったペアやグループが一つの曲でダンスを披露します。
これが本当に楽しい!モータウン系の懐かしい曲からBaby Sharkなどの選曲もかなりウケます!
ぜひ、いくつかの動画をご覧ください。彼のダンスクラスも必見ですし、皆さんもダンスしたくなってきますよ!
from Phil Wright’s YouTube
まとめ
Dance関連の表現をいろいろ紹介しました。旅行と同じで、非日常を味わうことができるのがダンスです。海外でバレエを鑑賞する、クラブなどへ行って踊る、こういった体験やそういった場所での英語の会話も英語学習者にとって特別なものになるでしょう。クラブのような場所ではお酒も入ることから、安全面にはしっかり気をつけることもお忘れなく。
ちなみに日本の盆踊り、これは海外ではBon-danceと呼ばれています。踊らにゃそん、踊る阿呆に見る阿呆なんてフレーズもあります。たまには、ダンスしてハジけてみるのもいいですね!