皆さんは英語で「カオス」を表現できますか?
また、「カオス」の発音や使い方、”chaos”と”khaos”の違いに関してはどうでしょう。
こちらの記事では、そんな「カオス(混沌)」の英語解説はもちろん、具体的な使用例や関連表現も紹介しています。
知っておくと便利な「カオス」に関するマメ知識も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「カオス」は英語で何と言う?
「カオス」は英語で何と表現するでしょう。
まずは、「カオス」の英語表現の紹介から、”chaos”と”khaos”の違いを学んでいきましょう。
本項目の最後には「カオス」に関する詳細知識も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「カオス」は英語で”chaos”と表現する
要点まとめ
- カオスは英語で”chaos”
- 発音は「ケィアス」
- 意味は「無秩序、混沌、大混乱」
- 品詞は「名詞」だが、不可算名詞
「カオス」を英語で表現する場合、”chaos”と表記するのが正しいです。
“chaos”の発音は、「ケィアス(kéɪɑs)」となり、日本語の「カ・オ・ス」のような言い方はしません。
そもそも「カオス」にもしっかりと和訳が存在し、「無秩序、混沌、大混乱」という意味があります。
品詞は「名詞」ですが、不可算名詞となることから、複数形が存在しない点にも注意しましょう。
例)Shibuya's Scramble Crossing was a huge chaos. 訳)渋谷のスクランブル交差点は、大混乱だった。
“chaos”と”khaos”の違いは「英語」か「ギリシャ語」か
結論から言うと、”chaos”と”khaos”の違いは、言語的な違いとなります。
- chaos:英語
- khaos:ギリシャ語
どちらもスペルが類似していることから、勘違いされやすいですが、今日で「どちらを覚えておけばよいのか?」と質問されるのであれば、前者の”chaos”と答えるでしょう。
ギリシャ語は日本語で言うところの「古文」のイメージに近く、英語の派生元となる単語が多く存在する言語です。
“khaos”に関しては、マメ知識程度で覚えておくと良いでしょう。
「カオス」はギリシャ神話における「原初の神」である
「カオス」と聞くと、『FINALFANTASY』や『ドラゴンクエスト』シリーズを始めとする、多くのゲームやアニメで登場する言葉ですよね。
実は、そもそも「カオス」はギリシャ神話に登場する「原初の神」のことを指し、全ての神々の祖に当たる存在となります。
ギリシャ神話とは全能の神である「ゼウス」や大地の神「ガイア」、愛と欲望の神「エロ―ス」など、日本の様々なゲームで聞いたことのある神様が登場する伝説のことです。
「カオス」の使い方
次は「カオス」を日常会話で使うにはどうすれば良いのかを紹介していきます。
最近では、若者言葉で使われるようになった「カオス」なので、使い方が分からない方も多いことでしょう。
若者目線での意味解説から、使い方の例を紹介していくので、ぜひ参考してください。
「それはカオスだね」のように使う
日本語で「カオス」を日常会話で使う場合、「カオスだね」という言い方をします。
「カオスだね」には、「ごちゃごちゃ」なイメージが強く根付いており、あまり良いイメージではなく、悪いイメージで使われることが多いです。
例)昨日のテレビ番組はカオスだったよねw
そもそも「カオス」をこのような使い方をするのも、若者言葉(スラング表現)の一種であると言えるので、「これが正解だ」という意味は存在しません。
あくまでも「何となくこんな感じだよね」と言った認識で使われているので、先に紹介した例のような使い方をすれば、問題ないでしょう。
英語で「カオスだね」を表現したい場合
英語で若者言葉である「カオスだね」を表現する場合、言語が違えど「スラング表現」を使うことで近しい意味を持たせることが可能です。
先に紹介した例「昨日のテレビ番組はカオスだったよねw」を、英語訳する場合は下記の通りになります。
例)昨日のテレビ番組はカオスだったよねw 訳)Yesterday's TV show was a mess, wasn't it?
“mess”には「混乱、めちゃくちゃ、ちらかっていること」という意味のある名詞表現であり、カオスを「めちゃくちゃ」として訳しています。
また、”mess”には動詞表現も存在する為、一緒に覚えておきましょう。
“mess”:台無しにする
- messing:(現在分詞)
- messed:(過去形)
- messed:(過去分詞)
- messes:(三人称単数現在)
英語では”messed up”という言い方で、「めちゃくちゃになった」と表現出来たりもするので、知っておくと便利です。
「カオス」の関連英語
次は、「カオス(chaos)」の関連表現を見ていきましょう。
- ゼウス:Zeus
- 神話:mythology
- 伝説:legend
「カオス」と一緒に覚えておくと、使い勝手の良い単語ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
ゼウス:Zeus
ギリシャ神話に出てくる全能の神「ゼウス」は英語で”Zeus”と表現します。
発音も日本語の「ゼウス」と似ていることから、問題なくカタカナ発音でも伝わる単語です。
キリスト教の「ゼウス(Jesus)」とは異なる点にも注意するべきであり、発音もこの場合「ジーザス」となるので注意しましょう。
ちなみに「ジーザス!」と外国人が発言するところを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、”Jesus”の方が使われているようです。
神話:mythology
「神話」を英語で表現する場合、”mythology”と表現するのが正解です。
この単語は「神話学、神話、神話集」を意味する名詞表現であり、発音は「ミソロジー」となります。
「神話」と英語で検索すると、”myth”という表現が出てくるので、困った方もいらっしゃるかもしれません。
“mythology”と”myth”の違いは下記の通りとなります。
- mythology:神話(集)を指す
- myth:1つの神話を指す
つまり、広い意味で「神話集」を表したい場合は”mythology”と表現するのが正解であり、”myth”を使う場合は、何か指を指しながら言える状況が適切です。
ちなみに「ギリシャ神話」は、”Greek Mythology”で表現可能です。
伝説:legend
最後に紹介するのが、「伝説」を意味する”legend”という表現です。
カタカナでは「レジェンド」と表記することで、分かりやすい方も多いでしょう。
この単語は「伝説、言い伝え、伝説的人物」を意味する名詞表現であり、可算名詞なので複数形は”legends”となります。
最近では『ApexLegends』というバトロワゲームが流行しており、そのタイトルにも使われているのがこの単語です。
“mythology”と近しい表現となりますが、そもそも伝説と神話は少し意味が異なっているので、混同しないように注意しましょう。
まとめ
こちらの記事では「カオス」の英語表現から、”chaos”と”khaos”の違いなどの周辺知識を紹介してきました。
「カオス」は、ギリシャ神話に出てくる「原初の神」であることから、非常に重要な存在でしたよね。
本記事で紹介してきた、関連表現もすごく役立つことから、ぜひ一つでも多く身につけるくれると幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。