皆さんは英語で「スタンプ」を表現できますか?

また、「はんこ」や「ラインスタンプ」はどうでしょう。

こちらの記事では、スタンプの英語表現はもちろん、ゴム印やスタンプラリーなどの関連語も紹介していきます。

英語の意味や発音、使い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「スタンプ」は英語で何て言う?

「スタンプ」と言えば、一般的に「切手」や「刻印」を意味する言葉です。この「スタンプ」は、英語にすると、”stamp”と表現できます。

手紙や配達物にする以外にも、最近ではデジタルのスタンプが流行しており、LINEなどのメッセージツールでも使われるようになりました。

そんな「スタンプ」の英語表現を詳しく解説していきます。

「スタンプ」は英語で”stamp”と表現する

“stamp”は、主に紙や封筒に押すことができる、インクがついた印章や印影を指す名詞です。日本語では「切手」の意味も持つ単語となります。

発音は「スタェンプ」となり、日本語の「スタンプ」を少し工夫すれば、アメリカ英語の発音に近づきます。

“stamp”は名詞なので、“She collects stamps.”のように使うことが可能です。意味は「彼女はスタンプを集めている。」となります。

「LINEスタンプ」は”LINE stickers”と言う

日本語では「LINEスタンプ」と言いますが、英語でこの言葉を表現する場合、“LINE stickers”とするのが適切です。

日本人のイメージするスタンプには、いわゆる「印章や印影」だけでなく、「シール」的な役割のスタンプが入っています。

100点満点を取った時に、先生が「はなまる」のスタンプを押してくれた経験はありませんか?あのスタンプは、印章や印影には使えませんよね。

つまり、日本語のスタンプは英語のスタンプと比較して、幅広いイメージを持つのです。

“stamp”と”sticker”の違いは?

“stamp”は印刷物や文書に押すための印章、判子などを意味することが多く、一方の”sticker”は紙やプラスチックなどに接着剤を塗って貼り付けられるラベルやシールのことを指します。

つまり、まとめると以下の様になるのです。

  • stamp:印鑑のように押して使用する、より公式な印刷物を指す。
  • sticker:手軽に貼り付けたりはがしたりできるシールのようなものを指す。

最近では、LINEの普及により”stamp”も”sticker”も同義語として使われ始めています。ただし、本来の意味を知っていれば、細かい違いに気が付けるので、メリットが沢山あるのです。

「スタンプ」の使い方|例文紹介

「スタンプ」の使い方|例文紹介

「スタンプ」は英語で、”stamp”と表現できます。しかし、これだけを知っていても、実践ではまだまだ役に立たないでしょう。

そこで、本項目ではスタンプの英語の使い方を紹介していきます。例文を複数用意しているので、ぜひ参考にしてください。

“stamp”を使った例文①

Aさん
I need to buy a stamp to mail this letter.

こちらは、「この手紙を郵送するために、切手を買う必要がある。」という意味の例文です。

“stamp”は、名詞の中でも「可算名詞」に当たります。つまり、単数形の時は”a”や”the”を付けるのが基本です。

ちなみに「メールする」を英語にすると、”to mail”と表現できます。”mail”は、名詞だけでなく、動詞の側面もあるので、一緒に覚えておきましょう。

“stamp”を使った例文②

Aさん
I need to go to the post office to buy stamps for my letters.

こちらは、「手紙に使う切手を買いに郵便局へ行く必要がある。」という意味の例文です。

“stamps”は、可算名詞なので複数形の場合は、”stamps”にする必要があります。復習となりますが、単数形の場合は、”a”や”the”を付けるのが基本です。

“stamp”を使った例文③

Aさん
She used a rubber stamp to mark the documents as confidential.

こちらは、「書類にはゴム印で機密事項の印を押していたそうです。」という意味の例文です。

“stamp”の中でも、「どんなスタンプか?」を説明するために、本文では”a rubber stamp(ゴム印)”としています。形容詞の”rubber”は、名詞の”stamp”を修飾しているのです。

“stamp”を使った例文④

Aさん
He got his passport stamped when he arrived in the foreign country.

こちらは、「外国に到着したときにパスポートにスタンプを押してもらった。」という意味の例文です。

文の主語は「He」で、動詞は「got」です。ここでの「got」は「get」の過去形で、「受け取る、手に入れる」といった意味を持ちます。

目的語の”his passport”に、”stamp”の過去形を組み合わせることで、「スタンプが押された彼のパスポート」となるのです。

“stamp”は、動詞で「印をつける、押す」と言った意味があるので、覚えておきましょう。

“stamp”を使った例文⑤

Aさん
The museum had a stamp collection exhibit that was very interesting.

こちらは、「館内には切手コレクションの展示があり、とても興味深かったです。」という意味の例文です。

“a stamp collection exhibit”は、”exhibit(展示)”という名詞を修飾する名詞句となります。一見難しそうな文章ですが、文法構造を理解することで、分かりやすくなるのではないでしょうか。

「スタンプ」の関連語|関連表現

「スタンプ」の関連語|関連表現

最後に「スタンプ」の関連表現を見ていきましょう。

関連語を学ぶメリットは、今まで学んできた英単語の知識を、脳により定着しやすくする点にあります。

英会話に限らず、英作文などでも役立つことが多いので、ぜひ一緒に確認していきましょう。

“stamp”の関連語

  • philately: 切手収集
  • collector: 収集家
  • album: アルバム
  • adhesive: 粘着性のある
  • perforation: パンチング
  • cancellation: キャンセル印
  • Stamp Rally: スタンプラリー(和製英語)

“sticker”の関連語

  • label: ラベル
  • decal: デカール
  • bumper sticker: 自動車のバンパーに貼るステッカー
  • wall decal: 壁に貼るステッカー
  • emoji sticker: 絵文字

まとめ

こちらの記事では、「スタンプ」の英語表現を紹介してきました。「スタンプ」は英語で”stamp”と表現するのが基本ですが、「LINEスタンプ」の場合は、”LINE stickers”と表現するのが正しいです。

“stamp”と”stickers”の違いに関しては、日本人と英語圏の人達で異なっており、日本人のイメージするスタンプには、英語圏のイメージする「ステッカー」のイメージが入っています。

本記事を通じて、英単語の本来の意味を知っておくことの重要性が分かったのではないでしょうか。

ぜひ、実際の使い方の例を参考に、色々な場面で使ってみてください。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。