今回は「認証って英語でなんていうの?」をテーマに、認証や電子認証にまつわる英語を紹介します。さらに、認証や電子認証とはどういったものかも併せて解説するので、ぜひ参考にしてください。
「認証」とは
認証とは、専門家または企業が一定の基準に準拠していることを示す公式文書を取得するときのプロセスといえます。たとえば、なにかの認証を受けたい場合は、基準に満たしていることが条件となり、その条件に満たしているかどうかを公的機関や専門機関が検査をおこないます。
そして、検査に問題がなければ、「認証」されるのです。「認証」されることで、「認証」されていないものよりも優位性が出るだけでなく、差別化を図れることから、企業のPRにもつながります。
また、昨今は、公的に「認証」されなければ、販売できない商品なども少なくありません。
認証の種類
認証は、公的機関や専門機関によって認められることをいいます。そのため、「認証」のほかに、「資格」と解釈されることも珍しくありません。
なお、資格には主に2つの種類があります。1つ目は、組織や機関から取得する学術資格やある業界における資格です。これらの資格を取得するための条件は、種類によって異なりますが、通常は試験に合格するか、一定のコースやプログラムを修了しなければならないのが一般的です。
また、2つ目はプロフェッショナル資格であり、一定年数の経験と試験の合格が必要です。プロフェッショナル資格は、一定の経験年数が必要であることから、簡単に取得できるものではなく、資格保有者は企業において重宝されることがあるでしょう。
「電子認証」とは
「認証」は、条件に満たしているか機関から検査されて、条件を満たしている場合のみ認められるというものです。ただ、中には「電子認証」というものがあり、すべての認証作業が電子化されたものが普及しています。
電子認証は、個人または組織の身元を認証または検証するために使用される電子プロセスです。電子認証は、デジタル・リソースおよびサービスへの安全なアクセスを提供するために使用されることが目的であり、通常は IDやパスワードによって 管理されています。
電子認証の仕組みは、さまざまな認証要素を使用しており、ユーザーの IDとパスワード を確認することで、成立しているのです。なお、これらの要素には、ナレッジベース認証(KBA)、パスワード、2 要素認証(2FA)、および生体認証が含まれています。
電子認証の利点
電子認証は、企業はもちろん、個人にもさまざまなメリットがあります。企業にとっては、機密データの保護や不正アクセスの防止が期待されており、個人にとっては、電子認証が個人データを保護し、ID やパスワードを悪用されることを防止するのに役立ちます。
「認証」という言葉はどのような場面で使われる?
「認証」という言葉を見たり、聞いたりしたことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、「認証」がどのような場面で使用されるのか、そして業界ごとにどのように解釈されているかを解説します。
教育
「認定」という言葉は、教育分野でも使用されることがあります。たとえば、各専門分野の特定のコースや、プログラムを修了した学生に対して、単位や評価などの認証がおこなわれ、学位や卒業資格が与えられるのです。
専門職
教育分野だけでなく、専門職分野においても、「認証」という概念あります。専門職分野においては、個人のスキルや知識の正当性を示すために使用されるのが目的であり、試験や研修などで一定の基準をクリアした場合、「資格」や「免許」が与えられます。これこそが「認証」といえるのです。
医療や法律
医療や法律分野においても、「認証」という解釈があります。医療資格は、必要な医療訓練を修了した個人に与えられるものであり、医師免許が授与されることが、「認証」そのものなのです。
また、法的文書に対する公的証明書にも「認証」という概念があります。たとえば、ある文書が正当なものであるとみなされるためには、公証人によって公印や認証されなければなりません。
「認証」は英語でなんていうの?
「認証」はさまざまなシーンで使用される言葉ですが、英語でなんていうのかご存じでしょうか。
「認証」は英語で、authentificationといいます。発音はアメリカ英語圏で” əθènṭəkéɪʃən”、イギリス英語圏では” ɔːènṭəkéɪʃən”となります。
あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、日常会話においてもたびたび出てくる言葉なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
「認証」にまつわる英語
ここでは、「認証」にまつわる英語を見ていきましょう。
- key authentication:鍵認証
- authentication number:認証識別番号
- user authentication:ユーザー認証
- data origin authentication:データ認証
- authentication server:認証サーバー
- electronic authentication:電子認証
すぐに使える英語フレーズ集
ここでは、すぐに使える英語フレーズ集を紹介します。
このコンピューターを使うことができません。どうやってこのコンピューターを使うのですか。
そのコンピューターにアクセスするには、電子認証が必要です。コントロールセンターに電子認証の申込をしてください。
この認証を取得していますか。
はい。インターネットから認証を取得しました。
この部屋のセキュリティは十分ですか。
心配いりません。この部屋の入口には、指紋認証システムが搭載されています。
新しいセキュリティシステムには、どのような計画をお考えですか。
データ保全の方法および、強固な認証方法を熟考しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「認証って英語でなんていうの?」をテーマに、認証や電子認証の意味に加え、認証の英語表現を紹介しました。
「認証」は英語で”authentication”といい、さまざまなシーンで使用されます。あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、日常生活でも使用することがあるので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。