「ティッシュの英語表現を完全習得しよう!」
皆さんは英語で「ティッシュ」を表現できますか?
こちらの記事では、英語学習者向けに、ティッシュを表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。
ティッシュに関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語でティッシュについて話したいと思っている人は必見です!
「ティッシュ」を英語で表現する方法
まずは、「ティッシュ」を意味する英単語を2つ紹介していきます。
- “Tissue paper”
- “Tissue box”
それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。
最後には「ティッシュ」単体では意味を成すのかにもついても触れていくので、ぜひ参考にしてください。
“Tissue paper”
“Tissue paper”は、薄い紙で作られた柔らかいティッシュを指す単語です。
主に鼻をかむためや手を拭くために使用されます。
品詞は「名詞」であり、発音は日本語に近く、「ティシュペーパー」(ˈtɪʃ ˈpeɪ.pər)です。
いわゆる「ティッシュ」を表現するのには一番一般的な言い方なので、この表現をまずは覚えておきましょう。
訳)鼻水が出るので、ティッシュペーパーを買うのが必須だ。
訳)彼女はいつもバッグの中にティッシュペーパーのパックを持ち歩いています。
“Tissue box”
“Tissue box”は、ティッシュを入れるための箱を意味する単語です。
通常、蓋が付いており、中にはティッシュが入っています。
品詞は「名詞」であり、発音は「ティシュボックス(ˈtɪʃ ˌbɒks)」です。
訳)箱ティッシュを取ってくれますか?
訳)テーブルの上のティッシュボックスは空です。
“Tissue”は単体では使えないので注意
“Tissue”という単語は、単体で使用する場合、一般的には組織や細胞を指す意味を持ちます。
しかし、日本語の「ティッシュ」と同様に、ティッシュペーパーやポケットティッシュを指す場合には通常、”tissue paper”や”pocket tissue”といった具体的な表現を使用します。
そのため、”tissue”単体ではティッシュペーパーやポケットティッシュを指す一般的な言葉とはなりません。
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「ティッシュ」に関連する表現
次は、「ティッシュ」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。
- ウェットティッシュ: “Wet wipes”
- ポケットティッシュ: “Pocket tissue”
- ティッシュケース: “Tissue case”
それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。
ウェットティッシュ: “Wet wipes”
“Wet wipes”は、湿ったティッシュや拭き取り用の製品を指す単語です。
「ティッシュ」の部類ではあるものの、”Tissue”を使いません。
品詞は「名詞」であり、”wipes”を複数形にする点注意しましょう。
訳)手早く掃除ができるように、ウェットティッシュをいつもバッグに入れている。
ポケットティッシュ: “Pocket tissue”
“Pocket tissue”は、主に携帯や旅行などで手軽に使える小さなティッシュのパックを指します。
この英語表現は、日本語の「ポケットティッシュ」と全く同じ順番で使用されるため、覚えやすいです。
品詞は「名詞」であり、複数形にする際にも注意が必要です。
訳)出発前にポケットティッシュを財布に入れておくのをお忘れなく。
ティッシュケース: “Tissue case”
“Tissue case”は、ティッシュを保管し、持ち運ぶためのケースやホルダーを指します。
この表現は、いわゆる100円ショップなどでも購入できるケースを指すため、日常的にもよく使われる単語です。
品詞は「名詞」であり、”Case”は日本語の「ケース」と対応しています。
「ティッシュ」の実戦練習|例文紹介
最後に「ティッシュ」を使った実戦練習をしていきましょう。
対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。
“Tissue paper”の例文紹介
訳)ティッシュペーパーある?机の上にコーヒーをこぼしてしまったよ。
訳)あるよ。持ってくるね。はい、どうぞ。
訳)ありがとう。いつもティッシュをすぐに用意してくれるね。
訳)いつこぼしたり、汚れたりするか分からないからね。ティッシュを常備しておくといいよ。
“Tissue box”の例文紹介
訳)箱ティッシュどこにあるかわかる?鼻をかみたいんだけど。
訳)あるよ。コーヒーテーブルの上に。どうぞ。
訳)ありがとう。こういう時のために、近くに箱ティッシュおいておいてるんだ。
訳)花粉の時期とかは、箱ティッシュが近くにあると便利だよね。
ティッシュペーパーの歴史
ティッシュペーパーは、日本ではどこの家庭にでもある必需品として考えられていますが、その歴史は意外と浅いです。その歴史について、解説していきます。
起源
ティッシュペーパーは、第一次世界大戦中にアメリカのキンバリー・クラーク社が外科手術用 脱脂綿の代用品として開発したセルコットンを由来としています。吸収力を高めたものは、ガスマスクのフィルターとしても使用されました。
1924年、キンバリー・クラーク社がセルコットンの製造技術を転用し、コールドクリーム落とし用の使い捨てハンカチとしてティッシュペーパーを開発し、「クリネックス・ティッシュ」として発売しました。それ以降、アメリカではティッシュペーパー=クリネックスという名前が定着しました。ティッシュペーパーは、発売以来、約100年の歴史を持つ商品ということになります。
日本での発売
ティッシュペーパーが日本で発売されたのは、1953年(昭和28年)のことでした。第二次世界大戦が終わって8年後、日本に入ってきました。
1963年(昭和38年)には、山陽スコット(現・日本製紙クレシア)が、「スコッティ・トイレットティシュ」を発売し、発売。クリネックスよりもやや安価で、広く出回りました。
1964年(昭和39年)に、日本初の箱入りティッシュ(「クリネックス」と「スコッティ」)が発売されました。1964年になってようやく箱入りティッシュが発売されたので、箱入りティッシュが日本で流通してから、約60年ということになります。
日本の高級ティッシュ「鼻セレブ」
nepiaから販売されている高級ティッシュ「鼻セレブ」について聞いたことがある日本人は多いのではないでしょうか。
日本では、風邪が流行する冬や花粉がたくさん飛ぶ春先に、鼻をかむことが多く、ふつうのティッシュで何度も鼻をかんでいると、どうしても肌荒れしてしまいがちです。そういった肌荒れを軽減するために開発されたのが、「鼻セレブ」シリーズのティッシュです。
「鼻セレブ」の「セレブ」は Celeb (Celebrity) から来ていて、セレブ向けに開発された高級ティッシュのため、値段が高めです。
訳)花粉症の季節には、ネピアの「鼻セレブ」で鼻をかむよ。
訳)そのティッシュの名前は聞いたことがあるけど、試したことがないよ。
”tissue”のティッシュペーパー以外の意味
“tissue”には「ティッシュペーパー」以外の意味もあるので、それを詳しく見ていきましょう。
”tissue”「組織」
“tissue”には「組織」という意味もあって、動物または植物において、互いに類似し、同じ目的を持ち、その動物または植物の記載部分を形成する、つながった細胞のグループを指します。
- human tissue 「人体の組織」
- plant tissue「植物の組織」
- brain tissue 「脳組織」/ lung tissue 「肺組織」/ muscle tissue 「筋肉組織」
訳)いくつかの薬物は損傷した組織を刺激し、自己修復を促します。
”Tissue engineering”「ティッシュエンジニアリング」とは?
“Tissue engineering”は直訳すると、「組織工学」という意味ですが、日本語では再生医療と訳されることもあります。
1993年、Vacanti教授が、Tissue engineeringという概念を提唱しました。その概念は、細胞をそのまま使うのではなくて、生分解性の高分子等と組み合わせることによって、移植可能な組織・臓器を形成するというものです。
バカンティマウス(Vacanti mouse)あるいは耳ネズミとは、背中にヒトの耳が生えているかのように見える実験用マウスのことで、衝撃的な写真が発表されましたが、ティッシュエンジニアリングの成果だとされています。
ティッシュエンジニアリングは、STAP細胞もiPS細胞も使わない再生医療の可能性として、注目されています。
訳)ティッシュエンジニアリングって聞いたことある?
訳)あるよ。それは、STAP細胞もiPS細胞も使わない再生医療の可能性として、注目を集めているよ。
まとめ
今回の記事では、英語で「ティッシュ」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。2つの言い方を最後に復習していきましょう。
- “Tissue paper”
- “Tissue box”
英語を使った「ティッシュ」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。
今回の記事を参考に、「ティッシュ」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。