粘土と言えば、小さい頃に遊んだ記憶が蘇ったり、粘土遊びを楽しんでいるお子さんをお持ちの方がいるのではないでしょうか?
外国でも粘土遊びがあります。では、粘土の英語はどのような表現になるのでしょうか?
この記事では、英語「粘土」を紹介します。異なる粘土の種類から陶芸の世界まで、英語表現の知識を増やしていきましょう。イギリスの粘土Play-Dohも紹介します!
粘土の英語は何ていう?
そもそも粘土とは、粘り気のある土で砂よりも細かい粒でできています。例えば、火山の爆発によってできた溶岩や火山灰などが雨などで1ケ所に集まり、それらが積み重なってできた天然の層と言えます。
紙と油など、種類の違う粘土がありますが、まずは「粘土(ねんど)」の英語をどう表現するのか紹介します。
粘土の英語はclay
clay(クレイ)が粘土を表す単語になります。
辞書でclayを調べてみると、数えられない名詞である不可算名詞(uncountable nouns)であることが分かります。粘土の他、「泥・湿った土」という名詞、そして形容詞として「陶器の・陶器でできた」という意味を持ちます。
The soil is mainly clay.
訳)この土は主に粘土質です。
There are some different types of clay.
訳)粘土にもいろいろ異なる種類があります。
例文で言うように、粘土にはいくつかの種類がありますね。
次から、紙粘土そして油粘土の英語表現をみていきましょう。
「紙の粘土」の英語
粘土の一つ、紙の粘土の表現はそのまま「paper clay」になります。clayさえ覚えればこのように応用が効きます。
紙粘土はパルプをメインに水や糊を混ぜ合わせたもので、子どもが遊びや工作に使う粘土の定番です。いろいろな色があり、楽しい気分になりますね。自然乾燥で硬くなり、展示に向いています。
paper clayの使い方と例文
それでは、paper clayをどのように使うか例文を紹介しましょう。お子さんのいるご家庭では特にご興味があるかもしれませんね。
My children love playing with paper clay.
訳)うちの子ども達、紙粘土で遊ぶのが大好きなんです。
He made a big car using paper clay.
訳)彼は紙粘土を使って、大きな車を作りました。
What would you like to make using paper clay?
訳)紙粘土で何を作りたい?
「油粘土」の英語
もう一つの粘土に油粘土と言われるものがあります。ここまでで、粘土がclayであることはだいぶしっかりと覚えていらっしゃると思いますので、油粘土のフレーズも簡単に増やせます。英語で油粘土は「oil clay」です。oil based clayとすることもあります。
oil clayの使い方と例文
油粘土も伸びが良く使いやすいため、子どもの粘土遊びに向いています。紙粘土との違いは、何度もこねることができる点です。
Oil clay is made from various combinations of oils, waxes, and clay minerals.
訳)油粘土は、油、ワックス、粘土鉱物など様々な組み合わせから作られています。
The beautiful statue has been made by a student using oil clay.
訳)この美しい彫像は学生が油粘土を使って作りました。
「粘土をこねる」の英語フレーズは?
子どもの粘土遊びは英語と同じように、知育の側面を持っています。
小さなお子さんが粘土を口に入れてしまうといった安全面を考え、小麦粉粘土を自分で作るご家庭もあります。こむぎこ粘土ですが、小麦粉、水、塩があれば作ることができます。
こねるの英語はknead
”こねる”とは、水などを加えて練り混ぜるという作業です。日本語には、駄々をこねるといった表現もありますね。
こねるの英語表現はどういったものになるのでしょう?少し聞きなれない単語かもしれませんが、こねる、特に粘土をこねるという場合は「knead」という動詞を使うことができます。kneadはkを発音しない形でニードと発します。水と粉を練るという意味をもち、粘土以外に、茶もみ、背中や腰をもむというときにも使える単語です。
kneadの使い方と例文
She started playing with clay. What she needs to do first is kneading.
訳)彼女は粘土で遊び始めました。最初にしなけれればならないのは粘土をこねることです。
I love watching my son who is focusing on kneading the clay.
訳)息子が粘土をこねるのに集中しているのを見るが大好きです。
茶碗づくりの粘土の英語
ここで、陶芸の世界に浸ってみましょう。
陶器といえば、土ものでできた食器などを窯で焼き上げたものですね。手びねりやろくろといった1日体験で、ご自分の陶器を作ったことがある人もいるでしょう。
陶器も粘土を使って作ります。今ではオーブン粘土というものがあり、おうちで簡単に陶芸を楽しむこともできるようですね。
陶器の粘土はclay for pottery
陶芸の英語は「pottery/ceramics」ですが、potteryは陶器、ceramicsは磁器のほうを指します。
このことから、陶器の粘土は「clay for pottery」というフレーズで表すことができます。
茶碗づくりの粘土はclay for making a bowl
さらに、お茶碗を陶芸や粘土で作るときの英語表現を紹介します。
日本人にとってお茶碗といえば、主にご飯を食べるためのボールでしょう。これが外国人が使う言い方になると、そのままbowl、またはcereal bowlになります。ご飯の代わりにシリアルを入れて食べるという茶わんで文化の違いがあり面白いですね。フランスではカフェオレボール(cafe au lait bowl)となり、朝のクロワッサンとカフェオレをいただくフランス文化に無くてはならないお茶わんがあります。
clay for making a bowlに近いニュアンスの例文を紹介しましょう。
I’ve joined a pottery class using clay to make a bowl from scratch.
訳)一からお茶碗を粘土で作る陶芸クラスに参加してきたの。
from scratchもぜひ覚えたい熟語です。「一から・ゼロから・何もないところから」という意味であり、ピザをピザ生地から作ったなど、何かを最初から始めたときに使える便利な表現です。
I love having coffee in my bowl that I made from clay by myself.
訳)自分で粘土から作ったボールでコーヒーを飲むのが大好きです。
イギリスの粘土Play-Doh
たぶん、イギリスのどんな子どもでも一度は遊んだことがある粘土が「Play-Doh」(プレイドゥ)でしょう。幼児が粘土遊びをするためのもので、遊びながら子どもが想像力を育み創作するところが人気です。Play-Dohで遊ぶ時間は心を落ち着かせ、手を使って転がす、潰す、成型する、壊す、平らにするなどの動作は筋肉の発達にも役立つと言われています。
Play-Dohがどんな感じかご興味のある方は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。
78Mビュー!Play-Doh desserts, Ice cream, Cakes, Donuts and Bakery SUPER Video!
まとめ
この記事では粘土を取りあげ、その英語はclayであることがわかりました。お子様が英語を学んでいるご家庭では、粘土遊びも英語でやりとりしてはいかがでしょう。
Are you making a clay flower? Why don’t we making something with clay?など、clayを使った声がけをどんどんしてみてくださいね!