洗顔の後、化粧水の前につける導入美容液をブースターと呼びます。ブースターを使うと化粧水などが肌により浸透しやすくなるということで人気です。
ところで、このブースターは英語boosterからきていることをご存知ですか?
この記事では、促進したり増強したりするときに使うboosterを解説します。boosterの意味や使い方、そして様々で使われるboosterに関連する英語表現を紹介しましょう。
boosterの意味
コスメのブースター化粧品、ポケモンのイーブイが進化したブースター、これらを見ると何やら増やしたり強くするときにboosterが使われるイメージがあります。
さっそく、boosterの意味を紹介しましょう。
boosterの意味
boosterに関連する言葉にboostがあります。boostは日本語でもブーストとして、人を後押ししたり、何かを強化するときに使用される単語です。
そして、本記事で取りあげるboosterはある物事や状況を押し上げて、向上させる・改善するような人やものを指します。
したがって、boosterの意味は背後から人を援助する「支援者・後援者・推進者」として素晴らしいことを人々に伝える人、何かを強化したり良くするための「増強するもの」「促進剤」になります。例えば、ワクチンのブースターもboosterで表現しますが、これは初回のワクチン接種の効果を強化するために打つ追加投与を指します。ブースターと呼ばれる昇圧器も電圧を上昇させるための機器です。
boosterの使い方
boosterは名詞(可算名詞)であり、発音はbúːstər、カタカナ語ではブースタァのような読み方にします。
では、boosterの使い方を例文でみていきましょう。
boosterの使い方
訳)私は立浪部屋の後援会会員として、豊昇龍を応援しています。
「支援者・後援者・推進者」として素晴らしいことを人々に伝える人がboosterでした。この例文で相撲の力士を支援している主語のように、スポーツに関する支持者によく使われるのがboosterです。
訳)彼は、ボリス・ジョンソンの政治的支援者だったが、もうそうではない。
ボサボサの髪が特徴のボリス・ジョンソンはイギリスの元首相ですね。スポーツ支援者とともに、政治的な支援者・支持者にもboosterがよく使用されます。
訳)妹が、ブースターセラムを買うようにすすめてくれたのよ。
ブースターセラムとは導入美容液です。深海微生物を発酵させ抽出した成分が含まれています。これで肌を状態をブーストさせていきます。
海外のスーパーマーケットのポイントシステムでもbooster promotionといって、対象商品を購入してより多くのポイントをゲットするサービスがあります。
ここまでの例文で、boosterは支援や後援する人、促進したり増強したりする意味で使われる名詞ということが分かりました。
booster friendの意味
ここからは、boosterを含んだ英語表現を紹介していきます。ひとつ目はbooster friend、どのような友達を指すのでしょうか?
booster friendで「後押ししてくれる友達」
boosterが持つニュアンスから、後押ししてくれるような友達を英語でbooster friendと表現します。booster friendは、気分を高めてくれたり、前向きな励ましをしてあなたを助けてくれる友達です。ともに喜び、笑い、課題を克服できるときに側にいる友人というイメージです。
訳)私のことを後押ししてくれる友達が2人いて、とってもラッキーです。
自分も誰かのbooster friendになれているのか考えさせられますね。
scent boosterの意味
2つ目のフレーズはscent boosterです。scentの意味とともに、どのような使われ方をするのかみていきます。
scent boosterで「衣類の香りづけ剤」
洗濯や身につける衣服の香りにこだわりを持つ人がscent boosterという商品を使うことがあります。scent boosterは「衣類の香りづけ剤」、いわゆる加香剤を言います。scent(セント)にはそもそも良い香り・芳香などの意味があり、scentで衣類の香りをブーストするものがscent boosterというわけです。
訳)衣類の香りづけ剤は洗濯物に香りを加えることができます。
ラベンダーなどが人気で、scent boosterは柔軟剤(softener)とは別のものになります。
booster shotの意味
続けて紹介するのはbooster shotです。boosterの持つ、何かを「増強するもの」「促進剤」といったニュアンスが使われたフレーズです。
booster shotで「ブースター接種」
ワクチンのブースター接種または追加接種を英語ではbooster shotと呼びます。shotには予防接種の意味があり、ワクチン接種を終えた人の免疫防御が時間とともに低下し始めたときに打つものがbooster shotです。
特に、コロナウイルスのブースター接種という場合はCOVID-19 booster vaccinationとすることもあります。
2021年10月12日に遡ると、Reutersに磯崎内閣官房副長官が言ったという以下の記事がありました。
訳)「専門家のアドバイスに基づき、追加接種の展開が滞りなく行なわれるようにしたい」と彼は述べた。
引用:Reuters
訳)私はコロナブースターの接種を受けませんでした。
現在は、コロナワクチンについてリスクを含め様々なニュースがありますので、日本だけでなく英語で世界のニュースや情報を得ることが重要でしょう。
booster – ビジネス
boosterはビジネスでも使用される表現です。ここまでboosterの意味を理解してきましたので、ニュアンスは想像できるのでは無いでしょうか?
ビジネスにおけるbooster
ビジネスで売り上げを伸ばすための戦略、またはキャンペーンのことをboosterと言います。booster optionにすると、商品やサービスに機能や利点を追加する戦略を指し、boosterの促進剤という意味がうまく使われています。
訳)ブースターオプションは、企業が自社の製品やサービスの認識価値を高めるためにとる戦略です。
booster – スポーツ
最後に、スポーツにおけるboosterの使い方を紹介します。スポーツチームにとって、なくてはならないのがboosterです。
スポーツにおけるbooster
上で、相撲界の豊昇龍について、背後から人を援助する「支援者・後援者・推進者」として素晴らしいことを人々に伝える人boosterの例を挙げました。このように、スポーツにおいて、特定のチームや選手の熱狂的なファンをboosterで表します。これは、boosterによってチームや選手にとって大きな後押しの力になるためです。
訳)ロサンゼルス・レイカーズには多くの後援者たちがいる。
サプリメントのbooster
各種サプリメントはビジネス市場で大きく拡大しています。サプリメントのひとつにtestosterone boosterというものがあります。
訳)テストステロンブースターは、ボディビルダーによく使用されます。
testosteroneはテストステロンという男性ホルモンで、発毛やタンパク質の合成などを促進する働きがあると言われています。
まとめ
boosterは「支援者・後援者・推進者」など背後から人を援助するとして素晴らしいことを人々に伝える人、何かを強化したり良くするための「増強するもの」「促進剤」です。自分に喝を入れる、気分を上げるために飲むコーヒーもcoffee as a boosterのように日常会話でも使えますのでboosterは面白い単語と言えるでしょう。
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