スマホやコンピュータの使いすぎで疲れ目になりがちですが、そんなときにさすと気持ちいいのが目薬です。
この目薬ですが、英語表現を知っていますか?また、目薬を差すというフレーズも気になりますね。
この記事では、英語「目薬」と関連表現を紹介しましょう。
「目薬」の英語・イギリス英語
まず、目薬の英語表現からみていきます。目薬はイギリスで「eye drops」です。通常、dropsのように複数形で使われます。実は、イギリス英語でもアメリカ英語でもeye dropsに変わりありません。
目薬は点眼するということですから、滴・一滴という意味を持つdropが「点滴薬・点滴剤」という意味を持つことを考えれば納得しますね。
eye dropsの使い方と例文
多くの人が悩む花粉症にも目薬を使います。
実際にどのように会話でeye dropsを使うのか例文でみるとさらに理解が進みます。
I bought eye drops from a supermarket.
訳)スーパーで目薬を買いました。
Eye drops are available on online shops.
訳)目薬はネットショップでも購入できます。
My mother always keeps her eye drops in the fridge.
訳)母はいつも、目薬を冷蔵庫に入れています。
「目薬」のいろいろな種類
目薬と一口に言っても、いくつかの種類がありますね。
しみるタイプの目薬、しみない目薬、ドライアイのためのものやコンタクトを装着している人のための商品などなどです。
目薬のタイプ別の英語
- しみるタイプの目薬 eye drops make eyes burn
- しみない目薬 eye drops not making eyes burn
- ドライアイのための目薬 eye drops for dry eyes
- 花粉症のための目薬 eye drops for hayfever
- コンタクトレンズのための目薬 eye drops for contact lens
I hate eye drops, they make my eyes burn!
訳)目薬嫌い、しみるから!
“燃える”でお馴染みのburnには、ヒリヒリする・ピリピリする・熱くなるという意味があります。burnの代わりにstingを使うこともできます。stingは蜂などに刺されることや、針などでチクリとなるといった意味があります。
My eyes get dry when putting contact lenses in, so I use eye drops for contact lenses everyday.
訳)コンタクトレンズをつけると目が乾燥するので、毎日コンタクトレンズ用の目薬を使っています。
「目薬をさす」の英語
目薬と言えば差すという行為で使用します。目薬を差すと言いたいときには「put in eye drops」になります。
put in eye dropsの使い方と例文
目薬を差す、目薬を差したという表現を言えるように例文をみていきます。
How do you put in eye drops?
訳)どうやって目薬を差すんですか?
Squeeze the bottle gently and then put in eye drops.
訳)ボトルを軽く押しつぶし、そして目薬をさします。
Somehow I’m scared to put in eye drops.
訳)どうも目薬を差すのって怖いな。
目薬の使用頻度などの英語
目薬は1回に数滴や1日に3回までという適切な使い方があります。基本的に、1回1滴で十分だそうです。点眼回数は多くても1日に5~6回ほど、気持ち良いからといって使いすぎは目に傷がつきやすいなどのリスクがあります。
One drop is enough to put in eye drops.
訳)目薬を差すのは一滴で十分です。
You can put in eye drops five to six times a day.
訳)1日に5~6回ほど目薬を差すことができます。
Please don’t put in eye drops too many times as there is a risk of scratching your eyes.
訳)目を傷つける恐れがあるので、何度も目薬を差さないでください。
ことわざ”2階から目薬”とは?
目薬が使われたことわざを一つ紹介しましょう。それが”2階から目薬”です。みなさん、この意味を知っていますか?
”2階から目薬”とは、2階から階下にいる人の目に目薬を差すことから、物事が思い通りにいかず、もどかしいことを例えています。また、遠回しにしすぎて効果がないことでもあります。
2階から目薬を英語にすると?
2階から目薬を、単に「put in eye drops from the second floor」と英訳してしまえば、ことわざを知らない外国人にとっては何のことか分からないですね。
そこで、以下のような説明ができれば素晴らしいでしょう。
Japanese can learn a lot from Kotowaza, Japanese proverbs, for their life and actions.
訳)日本人は人生や行動について”ことわざ”から多くのことを学ぶことができます。
One of Kotowaza is “put in eye drops from the second floor”. Can you guess what it means?
訳)ことわざの一つが”2階から目薬をさす”。それがどういう意味か分かりますか?
It’s just difficult to do, also it’s too roundabout, or far to be effective.
訳)それをするのが難しいだけでなく、あまりにも遠回ししすぎたり効果的とは程遠いんです。
まばたきをしてはダメ、目薬の正しい差し方
目薬の正しい差し方を知っていますか?
よくまばたきをパチパチして目薬を目に浸透させようとしますが、半数の人は間違った差し方をしていると言われます。
まばたきをする
まず、まばたきをするというときの英語ですが、これは「blink one’s eyes」になります。blinkはまばたきをする・目をパチパチさせるという意味の動詞です。過去形はblinkedです。
My eyes were very dry so I had to blink.
訳)目がとても乾燥していたので、まばたきをしなければなりませんでした。
目薬の正しい差し方
それでは、パチパチまばたきをしない目薬の正しい差し方を英語で紹介します。
- Wash your hands.
手を洗う。 - Pull your lower eyelid down and away from your eyeball. This makes a pocket for the drops.
下まぶたを下に引き眼球から遠ざける。これで目薬のためのポケットができる。 - Squeeze the bottle and put in eye drops.
ボトルを軽く押しつぶし、目薬を差す。 - Close your eyes and don’t blink.
目を閉じ、まばたきをしない。 - Apply gentle pressure to your tear ducts, where the eyelid meets the nose.
まぶたと鼻が接する涙管を軽く押さえる。 - Hold the tear ducts closed for a minute or two.
1~2分、涙管を閉じた状態にする。
涙管(tear ducts)は目がしら側にあり、鼻と繋がっています。ときどき苦い!と感じる時は鼻から口へ目薬が流れているからです。目薬の十分な効果を得られるようにするために目がしらをおさえましょう。
まとめ
普段使っている目薬の英語はeye drops、目薬を差すと言いたいときにはput in eye dropsで表現しましょう。
ドライアイ、花粉症やコンタクトレンズのトラブルで悩む外国人はいます。そんなとき、目薬の英語表現を知っておくと大変便利です。