「トンボ」は、日本でもよく知られている昆虫の一つです。子供の頃は、「トンボ」取りをして遊んだ記憶がある方も多いはずです。
体は細い形状をしており、4つのはねを羽ばたかせながら飛んでいる姿を、秋頃になるとよく見かけるようになりますよ。
そんな「トンボ」ですが、実際に英語でなんと言うのでしょうか。「トンボ」も一種類ではなく、種類によってそれぞれ呼ばれる英単語にも違いがあります。
本記事では、「トンボ」に関連した英語表現や、その他で「昆虫の成長」する過程を英語で表現するときなんと言うのかご紹介します。
「トンボ」って英語でなんて言うの?
「トンボ」に関連した英語で表すと以下の3つがあります。
・dragonfly トンボ
・damselfly イトトンボ
・jumbo dragonfly (Anotogaster sieboldii)オニヤンマ
それぞれの「トンボ」に関する英語表現について詳しく解説します。
dragonfly トンボ
dragonflyは、名詞でトンボといいます。
「トンボ」は、全世界に約5,000種類いると言われており、うち日本には200種類近くが生息しています。
大きな複眼は、約270°もの視界があると言われており、とても視野の広い昆虫です。さらに、長い2対のはねを持っており、これをそれぞれ動かすことで、飛んでいます。
dragonflyを用いた例文をご紹介します。
たくさんのトンボが地元で飛んでいます。
トンボは稲穂の害虫を食べます。
花子は空を飛んでるトンボを見ることが好きです。
damselfly イトトンボ
damselflyは名詞でイトトンボを意味します。
イトトンボはまるで糸のように細いからだを持っていて、日本各地でさまざまな種類のイトトンボが生息しています。
例文をみていきましょう。
子供たちは、植物に止まっているイトトンボを捕まえました。
ティムは、日本に生息しているイトトンボを集めています。
イトトンボによっては、オスとメスで体の色が違います。
jumbo dragonfly(Anotogaster sieboldii)オニヤンマ
jumbo dragonflyは名詞でオニヤンマを意味します。学名ではAnotogaster sieboldiiといいます。
オニヤンマは日本で最大の大きさのトンボです。頭部から腹の先端までは9-11 cmほどの長さがあります。
jumbo dragonflyを用いて例文を紹介します。
子供の頃、私たちは山でオニヤンマを捕まえていました。
父さんは私にオニヤンマをくれました。
オニヤンマは日本でもっとも大きなトンボです。
「昆虫の成長」にまつわる様々な英語表現
昆虫の多くが、卵→幼虫→さなぎ→成虫の順番で成長していきます。
昆虫の成長過程には「完全変態」「不完全変態」と分けることができ、卵→幼虫→さなぎ→成虫の過程は完全変態です。
卵→幼虫→成虫の順で成長する過程は不完全変態と言われており、トンボやセミはこれに分類されます。
ここでは、幼虫→さなぎ→成虫の成長過程を英語で言うと以下のようになります。
・larva 幼虫
・pupa さなぎ
・imago 成虫
これらの英語表現について詳しく解説していきます。
larva 幼虫
larva は、名詞で幼虫を意味します。
トンボの幼虫はヤゴとも呼ばれており、dragonfly larvaといいます。
例文をご紹介します。
子供は水中で生活しているヤゴを捕まえました。
ヤゴはトンボへと変わります。
太郎はセミの幼虫が脱皮するのを待っています。
pupa さなぎ
さなぎを名詞で言うとpupaといいます。
蝶や蛾以外の昆虫のさなぎのことを表すときに使います。
蝶の蛹は、Chrysalis、蛾の蛹はCocoonと使い分けることができます。
ここでは、pupaを使った例文をみていきましょう。
トムはその虫をさなぎから成虫に育てました。
その昆虫は幼虫からさなぎになります。
幼虫は約2週間でさなぎへと変わりはじめます。
imago成虫
imagoは名詞で、成虫を意味します。
例文を紹介します。
ジョンはトンボの成虫を研究していました。
彼女は蝶を卵から成虫へ育てようとしました。
彼は虫がさなぎから成虫になる様子を見ました。
まとめ
「トンボ」に関連した英語表現について紹介しました。
「トンボ」は英語で、dragonflyと言います。他にも、damselflyはイトトンボ、jumbo dragonfly(Anotogaster sieboldii)はオニヤンマを表します。
また、「トンボ」なども含めて昆虫の成長過程についての英語表現についても解説しています。幼虫は、larva ですが、トンボの幼虫についてはdamselfly larvaを使います。さらに、さなぎはpupa、成虫はimagoとなります。
日本だけではなく、世界中で何千種類の「トンボ」が生息しています。
意外と知っているようで知らない「トンボ」の英語表現や昆虫の成長過程での英単語について、ぜひ参考にしてくださいね。