皆さんこんにちは!今回はIT分野でよく出てくる「実装」の英語についてです!
現在、英語と同時にプログラミングの学習をされている方が多くいらっしゃいます。
このプログラミングにおいて、新しいアイデアや概念を現実のコードとして具体化することは、創造的で重要なステップです。この過程のことを日本語で「実装する」と表現しますが、英語ではどのように表現されるのでしょうか?
この記事では、「実装」に関連する英語表現や使い方について詳しくご紹介します。それでは見ていきましょう。
「実装」の意味とは?
「実装」の英語の前に、プログラミングにおける「実装」はどんなことを示すのか見ていきましょう。
プログラミングにおける「実装」とは、アルゴリズムやデザインをコンピュータプログラムとして具現化(実現)することを指します。
デザインはわかるけど、アルゴリズムと言われてもなかなかイメージが付かないですよね。
この”algorithm“(アルゴリズム)というのは目的のための計算方法や処理方法のことです。
この処理方法や計算方法というのは、例えば「ウェブページ上のこのボタンを押下すれば、あるページに遷移する」などのようなものです。
このような、”algorithm“(アルゴリズム)や”design“(デザイン)を具現化することを、「実装」と言います。
プログラミングで使う「実装」の英語とは?
実装の意味についてはご理解いただけたかと思います。次に実装の英語についてみていきましょう。
「実装」の英語は”implementation“と表現されます。
“implementation“は「実装」の他にも「施行」や「実施」などの意味を持ちます。
あまり聞かない単語ですので、覚えるのが少し大変かもしれませんが、”implementation“は複数の意味を持たない単純な英単語と言えます。
イメージを深めるために例文を見ていきましょう。
例文:
We need to start the implementation of the new feature.
訳)新機能の実装を始める必要があります。
続いては「実装」の動詞を見ていきましょう。
「実装する」という動作は、英語では”implement“という動詞で表現されます。
“implement“は「実装する」の意味の他にも「道具」などの名詞の意味を持ちます。
例文:
We are going to implement a new algorithm for data processing.
訳)新しいデータ処理のアルゴリズムを実装します。
It’s time to execute the plan we’ve been discussing.
訳)話し合ってきた計画を実行する時がきました。
“implement”の類義語とは?
ここからは”implement“(実装する)の類義語を見ていきましょう。
今回は類義語を以下4つご紹介します。
“execute”(実行する)
“execute“は、計画やアイデアを実際に行動に移すことを指します。何かを実行するときに使用される単語で、計画やプロジェクトを実際に実施する過程を表現します。
例文:
He is executing the plan and progressing with the development of the new product.
訳)彼は計画を実行し、新製品の開発を進めています。
“carry out”(実施する)
“carry out“も”実施する”という意味です。計画やタスクを遂行するときに使用され、具体的なアクションを取ることを指します。TOEICなどの試験に頻出のセンテンスとなります。
The project team carried out research and understood the market needs.
訳)プロジェクトチームは調査を実施し、市場のニーズを把握しました。
“apply”(適用する)
“apply“は、ある原則や方法を特定の状況に適用することを指します。アイデアや技術を特定の状況に適用して利用する際に使われます。
This new algorithm can be applied to the field of machine learning.
訳)この新しいアルゴリズムは機械学習の分野に適用することができます。
“put into practice”(実践する)
“put into practice“は、アイデアや理論を実際の現実に適用して試すことを指します。理論を実際の行動に移す過程を表現します。
She put her management theory into practice and led the company to success.
訳)彼女は自分の経営理論を実践し、会社を成功へ導きました。
“implement“の類義語は以上となります。
次に、”implement“のように、プログラミングの分野でよく出てくる単語をご紹介します。
その他よく使うプログラミング用語の英語とは?
プログラミングには多くの用語があります。以下にいくつかの代表的な用語とその英語表現を紹介します。
“variable”(変数): データを格納するための識別子です。
“function”(関数): 一連の処理を実行するための部品です。
“loop”(ループ): 特定の処理を繰り返し実行する制御構造です。
“conditional”(条件文): 条件に基づいて処理を制御するための構文です。
“statement”(文): プログラムの命令や処理の単位です。
“array”(配列): 複数の値を格納するためのデータ構造です。
“string”(文字列): 文字のシーケンスを表すデータ型です。
“class”(クラス): オブジェクト指向プログラミングにおけるテンプレートです。
“object”(オブジェクト): クラスのインスタンスであり、データとメソッドを持ちます。
“method”(メソッド): オブジェクトに対して実行される関数です。
“console” (コンソール): プログラムの情報をテキストで表示する環境です。
“mapping”(マッピング): 一つの値を別の値に関連づけるデータ構造です。
“file extension”(拡張子): ファイルの種類を示す、ファイル名の最後に付く部分です。例えば “.txt” や “.jpg”が該当します。
プログラミングの分野における頻出単語は以上となります。今回挙げた単語の他にもたくさんの単語が出てきますので、プログラミングの勉強と同時に覚えていくことをおすすめします。
まとめ
今回はプログラミングにおける「実装」の英語についてご紹介しました。
プログラミングにおいて「実装」は、アイデアを現実のコードに変換する重要なプロセスです。適切な言葉を使いこなすことで、効果的なプログラム開発やコミュニケーションが行えますし、プログラミングの学習も効率的に進められます。プログラミングと英語の学習はかなり難しいかもしれませんが、ぜひ今後とも続けてみてください。