ご飯のお供といえばふりかけ、と答える方は多いのではないでしょうか。おかずが足りない時、お弁当の彩りがさびしい時、ふりかけがあれば解決しちゃう、ってことありますよね。
さてこのふりかけ、英語ではなんて言うのでしょうか。日本で最初にふりかけが作られたのはいつなんでしょうか。海外にもふりかけってあるんでしょうか。
今回はふりかけにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介します。

「ご飯のお供」って英語でなんて言う?

「ご飯のお供」って英語でなんて言う?

ご飯と一緒に食べるとおいしくて、ついついご飯が進んじゃう、そんな「ご飯のお供」を英語で言うと「an accompaniment for rice(ご飯のお供)」とか「It goes well with rice. (ご飯が進む)」とかいった表現を使います。
ちなみにランキングサイトが調べたところによると、好きなふりかけの1位は「のりたま」で、2位はゆかりなんですって。どちらもロングセラーですし、ご飯がどんどん進むおすすめのふりかけです。

 

日本で一番高いふりかけって?

日本で一番高価なふりかけを調べてみたら、30gで5,400円のかつお節のふりかけでした。
「口どけ」という名のそのふりかけは、かつお節全体の1%という希少な日本近海の鰹を
本枯節に加工し、10ミクロンという驚きの薄さに削って秘伝のタレで味つけ、乾燥したものです。一般のかつお節の薄さが30〜60ミクロンといわれていますから、口どけがどれだけ薄く削られているかがおわかりでしょう。
もちろん、10ミクロンの薄さにかつお節を削る作業は限られた職人にしかできません。
材料も作り方もとことんこだわった最高級の本枯節ふりかけ「口どけ」、機会があればぜひ食べてみたいですね。

 

Aさん
The finest furikake, huh? I’d like to try it once.
訳)最高級ふりかけかあ、いっぺん食べてみたいよね
Bさん
How many Noritama can you buy?
訳)のりたま何個買えるんだよ
Aさん
Can’t I just dream about it?
訳)夢見る位良いじゃん

 

日本で最初のふりかけは?

日本で最初のふりかけってご存知ですか?多くの人は「のりたま」を思い浮かべるのではないでしょうか。でも実はのりたまは最初のふりかけではありません。
日本初のふりかけは熊本の株式会社フタバが大正初期に販売を開始した「御飯の友」です。
御飯の友はいりこを粉砕して味つけし、ゴマや海苔を加えたものです。
主原料はいりこだからカルシウムたっぷりで健康的。人々のカルシウム不足を改善したいという思いから作られているんですね。

 

英語で「ふりかけ」ってなんて言うの?

英語で「ふりかけ」ってなんて言うの?

「ふりかけ」を英語で表現する場合、いろいろな言い方ができます。
たとえばご飯に味つけをするものだから「rice seasoning」と言ったり、ご飯に振りかける調味料という意味で「sprinkle seasoning」という言い方も良いかも知れません。
この他、乾燥した調味料の粉を表す「dried seasoning powder」という表現でも意味は伝わるでしょう。和食に興味を持つ外国人なら「Furikake」でも通じる可能性は高いです。

ふりかけについてもっと知りたい方は、一般社団法人国際ふりかけ協議会の公式サイトもチェックしてみましょう。

参考:国際ふりかけ協議会

ゆかりのふりかけは英語でどう説明する?

ゆかりといえば、よくお弁当のご飯やおにぎりにふりかけられている赤ジソのふりかけ。
1970年に販売を開始したゆかりは、シソの酸っぱさと塩味のコンビネーションが素晴らしく、ご飯がいくらでも食べられるとして、非常に人気の高いロングセラー商品です。
ゆかりのふりかけについて英語で説明する場合、どのような表現を使えば良いでしょうか。ここでは会話形式でゆかりのふりかけの説明を確認しましょう。

Aさん
I’ve always wanted to ask you, what is the powder on the rice in your lunch box?
訳)ずっと聞きたかったんだけど、あなたのお弁当のご飯にかかってる粉は何?
Bさん
Oh, you mean this? It’s a furikake called Yukari.
訳)ああ、これ?ゆかりっていうふりかけだよ

 

Aさん
What’s Yukari?
訳)ゆかりって?
Bさん
Yukari is a kind of Japanese rice seasoning made from red shiso leaves. It goes really well with rice.
訳)ゆかりは赤ジソから作られるふりかけで、ご飯によく合うのよ

 

「塩を振りかける」って英語でなんて言う?

「塩を振りかける」って英語でなんて言う?

塩を振りかける、と英語で言いたい時は「sprinkle salt on〜」を使いましょう。
お肉やお魚を焼く時、塩を振りかけますよね。味にうるさい人に言わせると、海の物には海の塩、山の物には山の塩をかけると相性が良いそうですよ。
お肉を焼く時にはピンク色の岩塩を使うと塩とお肉の味がマッチして美味しくなります。
これはお肉の持つ鉄分の味と同じく鉄分を含む岩塩がお互いの味を引き立て合うためです。
またサーロインなどの脂身の多い部分のお肉には塩味を強く感じる塩を合わせ、脂身の少ないヒレ部分のお肉と合わせる場合は塩味がまろやかな塩を合わせるとお肉の味をしっかり味わうことができます。

Aさん
Sprinkle salt on that meat.
訳)お肉にお塩をふりかけておいて
Bさん
Wow, this salt is pink and pretty!
訳)わあ、このお塩ピンク色でカワイイね

 

Aさん
It’s Himalayan salt.
訳)ヒマラヤンソルトよ
Bさん
I’m going to sprinkle it all over.
訳)いっぱいふりかけちゃおうっと

 

Aさん
Oh, don’t put so much on it.
訳)ああっ、そんなにかけちゃダメよ

 

 

お菓子のトッピングは英語でどう説明する?

お菓子のトッピングは英語でどう説明する?

お菓子のトッピングは、英語では「topping」とか「toppings」といいます。
お菓子づくりを経験したことがある方にとっては、「topping」は馴染みのある言葉かも知れません。あるいはカフェでたっぷりトッピングを注文する人もいるでしょう。
ではその場面を会話形式で確認してみましょう。

Aさん
Would you like toppings for your drink?
訳)お飲み物にトッピングは入れますか?
Bさん
What kinds of toppings do you have?
訳)どんなトッピングがあるんですか?

 

Aさん
You can choose from whipped cream, syrup, chocolate and caramel.
訳)ホイップクリーム、シロップ、チョコレート、キャラメルからお選び頂けます

過去の記事で調味料にまつわる単語やフレーズを色々紹介しているので、ぜひそちらもあわせて読んでみてくださいね。

まとめ

今回はふりかけにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介しました。
最近では海外で日本のふりかけにハマる外国人が増えているそうです。たしかにふりかけは手軽に食べることができますし、何よりおいしいですからね。
ふりかけにも乾燥タイプだけでなくソフトタイプやのっけるタイプなどいろいろな種類がありますからぜひ色々試してご自分のベストご飯の友を探してみましょう。
外国人にご飯のお供について説明する場合には、ぜひ今回紹介した単語やフレーズを使ってみてくださいね。Enjoy your Furikake life!