「暗号」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。日常生活はもちろん、ビジネスシーンでも、よく使う言葉です。
しかし、「暗号」を英語でなんというかご存じでしょうか。
今回は「暗号って英語でなんていうの?」をテーマに、暗号を表す英語を紹介します。さらに、暗号の意味や暗号という言葉を使用する場面も併せて解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、記事の後半では、実際に使える英会話例文と日本語約も紹介するので、英語学習の役に立ててください。
「暗号」ってどういう意味?
暗号という言葉を聞いたことはあるものの、具体的にどういった意味なのかわからない方もいるでしょう。ここでは、暗号がどういう意味なのかを詳しく解説します。
暗号とは、不正アクセスから守るための手法を示す言葉です。具体的には、文章やデータを特定の方法で変換し、「暗号化」することで、外部からは解読できないようにします。
暗号は通信の秘匿性を確保するために使用されることが一般的ですが、データの保護やセキュリティ性向上のために、幅広く応用されています。
「暗号」ってどんな場面で使われる?
暗号は、情報セキュリティや通信プライバシーの確保に不可欠であり、インターネットバンキング、電子メール、ウェブブラウジング、データベース保護など、さまざまなアプリケーションで広く使用されています。
そのほか、自身が使用しているスマートフォンや、SNSなどにも暗号が活用されており、セキュリティ性が確保されているのです。
身近なところで、たくさん使われており、現代社会にとっては切っても切り離せない存在といえるでしょう。
「暗号」は英語でなんていうの?
日常生活やビジネスシーンなど、さまざまなところで使用する「暗号」ですが、英語ではなんというかご存じでしょうか。
暗号は英語で “cipher” または “code” と表すのが一般的です。
“cipher” は、暗号化や暗号解読に関連する技術や方法を指すことがあります。日本語では、カタカナで「サイファー」ということがありますが、その場合はヒップホップカルチャーのひとつである即興ラップを示すことが一般的です。
「サイファー」は、もともとアラビア語で「ゼロ」という意味があるので、円になって即興ラップを行う「サイファー」と、「暗号」という意味の”cipher”があることを覚えておきましょう。
一方、 “code” は、「情報やメッセージを特定の規則に従って変換すること」と解釈するのが一般的です。”code”のほうが、「暗号」というニュアンスが強く、さまざまなシーンで活用されるでしょう。たとえば、”passcode”は日本語の「パスコード」という意味であり、アプリケーションに加え、スマートフォンやパソコンなどのデバイスにログインするときに入力が求められます。
このように、日常生活において、身近なところで「暗号」”code”が使われているのです。
とはいえ、文脈によっては “code” が “cipher” と同義語として使用されることもあるため、それぞれの使い方をしっかりと学んでおく必要があります。
「暗号」をまつわる英語
ここでは、「暗号」にまつわる英語を見ていきましょう。
- Cryptography:暗号化技術
- Encryption:暗号化
- Decryption:復号化
- Key:鍵
- Cryptanalysis:暗号解読
- Cryptosystem:暗号システム
- Cryptanalysis:暗号解析
- Cryptographer:暗号専門家
- Cryptology:暗号学
- Public Key Cryptography:公開鍵暗号
- Private Key:秘密鍵
- Public Key:公開鍵
- Digital Signature:デジタル署名
- Cryptographic Algorithm:暗号アルゴリズム
- Hash Function:ハッシュ関数
- Secure Communication:安全な通信
- Cryptographic Protocol:暗号プロトコル
- Steganography:ステガノグラフィー、秘密埋め込み
- Cryptocurrency:仮想通貨
- Crypto Assets:暗号資産
近年、暗号資産や仮想通貨などが話題になっていますが、仮想通貨は英語で” cryptocurrency”、暗号資産は英語で”crypto assets”といいます。
「暗号」を表す英語を使った例文集
ここでは、「暗号」を表す英語を使った英会話例文を見ていきましょう。
暗号学って聞いたことある?
うん、コードや暗号を使って情報を保護する学問だよ。
暗号の歴史についての本を読んだばかりなんだ。
それは面白いね!古代文明で暗号はどんな役割を果たしていたの?
仮想通貨がどれくらい安全なのか知ってる?
仮想通貨は、決済取引とウォレット機能を保護するために、高度な暗号技術を使用しているよ。
また携帯のパスコードを忘れちゃった。リセットしないと。
セキュリティのために強力でわかりにくいパスコードを選ぶようにしてね。
オンラインバンキング(インターネットバンキング)のパスワードを忘れたままだわ。またリセットして、新しく作り直さないと。
覚えやすくて、推測されにくいパスワードを使うようにしてね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「暗号って英語でなんていうの?」をテーマに、暗号の意味や、暗号という言葉が使用される場面、さらにさまざまな英語表現を紹介しました。
記事の後半では、実際に使える英会話例文と日本語約を紹介しているので、ぜひ英語学習尾役に立ててくださいね。
「暗号」は、スマートフォンやパソコン、インターネットなど、身近なところで使用する言葉です。もちろん、ビジネスシーンでもよく使う言葉なので、ぜひ使いこなせるようになりましょう。