南ヨーロッパのスペイン。独自の文化を持ち、多くの人々が訪れたい国のひとつです。
外国人との会話では行ったことのある国が話題になることがあります。筆者の住むイギリスではスペインが大人気、英語を学習する人でもスペインについて知っておくことは無駄ではありません。
皆さん、「スペイン」や「スペインの◯◯」といった英語表現はしっかりと使い分けできますか?
記事では「スペイン」を取り上げ、その概要や英語が通じるのか?など様々な角度からスペインをみていきます。ぜひ、観光ガイドブックを読むような感じで最後までお楽しみくださいね。
「スペイン」や「スペインの」というときの英語表記を紹介
まず、スペインの英語表記です。皆さん、この辺はばっちりと英語で書けますか?
国としてのスペインの英語表記は”Spain”です。
固有名詞として、文頭はもちろん文中であっても、必ず”Spain”と、Sを大文字にする点をご確認ください。日本なら”Japan”ですね。
スペインの◯◯というときのSpanish
スペイン人、スペインの◯◯、スペイン語というときには“Spanish”とします。
例えば、”Spanish foods”(スペインの食べ物)、”Spanish people”(スペイン人)、そしてスペイン語は”Spanish”です。
スペインの概要
スペインは王室を持つスペイン王国であり、現在の国王はフェリペ6世です。イベリア半島に位置し、地中海や大西洋、北はフランスと接しています。EU主要国のひとつでもあります。
人口:約4,750万人(2023年)
面積:日本の約1.3倍
言語:スペイン語
スペインの首都はマドリード
スペインの首都をご存知ですか?首都はマドリード、スペインのほぼ中央に位置する一番大きな都市です。フットボール好きな人であれば、マドリードに本拠地を置くレアル・マドリードが一番に頭に浮かぶかもしれませんね。
マドリードの英語はMadrid
マドリードの英語は”Madrid”、発音はマドリドのように発します。
ここで、”Madrid”を使った例文を紹介しましょう。
Madrid is Spain’s central capital.
訳)マドリードはスペインの中心首都です。
Have you been to Madrid in Spain?
訳)スペインのマドリードに行ったことがありますか?
There are many sightseeing points in Madrid, such as the Museo del Prado and the Spanish Square.
訳)マドリードには、プラド美術館やスペイン広場など、観光スポットがたくさんあります。
もうひとつの魅力的な都市バルセロナ
スペインは南部アンダルシア地方にグラナダ、コルドバなど大変魅力的な都市があります。フラメンコと言えば南部ですね。
さて、スペインで忘れてはいけない都市が、カタルーニャ地方にあるバルセロナでしょう。
バルセロナの英語はBarcelona
地中海を臨むバルセロナと言えば、サグラダファミリアやカサミラの建築で有名なアントニ・ガウディでしょう。街を歩いていると曲線が面白いガウディの建築に出会ったりして楽しいです。
Barcelona is a cosmopolitan city in Spain.
訳)バルセロナはスペインの国際都市です。
La Sagrada Familia has been under construction for 140 years since 1882.
訳)サグラダファミリアは1882年以来、140年に渡って建設が続けられてきました。
スペインで英語は通じるの?
全土で見どころ満載、パエリアなどの美味しいスペイン料理がたくさんのスペイン。言語はスペイン語です。ところで、旅行などでスペイン訪れるとき、英語は通じるのでしょうか?
スペインで英語は基本通じます
簡単に言えば、スペインでは人々は英語を話します。ところが、これはマドリードやバルセロナといった大きな都市や観光地といった前置きがあります。これらの場所ではホテルやレストラン、カフェ、ショップなどで英語を使ってやりとりをすることはほぼ問題ないでしょう。レストランのメニューも英語のものが用意されていることがあります。
スペインの英語レベルですが、それほど高いということもありません。しかし、もともと持つ人懐っこい性格などから、限定的な語彙数や表現であるにも関わらず、コミュニケーション上手である印象があります。
この辺の積極性については、私たち日本人が見習う点かもしれません。
都市を離れると通じない可能性がある
EU諸国の中で最下位とも言われるスペインの英語を話す人の割合に注目しましょう(とは言え、日本と比べると高い水準です)。
このため、小さな街やローカルのレストラン、または交通機関などではスペイン語を話せないと苦労する可能性が高くなります。
どうしてもそのような場所へ行きたい場合は、少し対策が必要でしょう。最低限のスペイン語を話すようにしておくこと、インターネットなどでお店の情報を事前に掴んだりしておくことです。
最低限覚えておきたいスペイン語については、最後に紹介しましょう。
スペインってどんな国?
ここまで、スペインについて触れてきました。
スペインがどのような国なのか、さらに紹介を進めていきましょう。
スペイン人の特徴
スペインのどの地方かによって異なりますし、個人差があることを前提に、スペイン人はおしゃべりや冗談が好き、家族を大切にする、多少感情的になるといった特徴があります。
スペイン人の習慣
スペインで注目は食事の時間でしょう。さらに食べる回数も3食でなく6食とびっくりです。
朝ごはん 8時~
軽食 11時~
ランチ前 13時
ランチ 14時~
ディナー前 19時~
ディナー 21時半~
そして、もうひとつ他の国にはなかなかない習慣「シエスタ」があります。日照時間の長いスペインで生まれたお昼寝の習慣です。このため、午後2時~5時あたりを営業時間外とするお店や会社が多くあります。買い物など要注意です。
美味しいスペイン料理
タパスやパエリアといったスペイン料理はとっても美味しいですね。ちょこちょこと食べるのが楽しい小皿料理のタパス、魚介類が美味しいパエリアは日本人にも合います。日本で大人気のアヒージョもスペイン生まれです。
飲み物で言えば、赤ワインがベースでフルーツがたくさん入ったサングリアもスペインの代表的なお酒です。
スペインの国技・闘牛
闘牛の発祥の地と考えられるのがスペインです。特に、アンダルシア地方とセビリアで観ることができます。赤い布を持った闘牛士マタドールと牛の繰り広げる対峙を観戦したい人が多くいます。
スペインの芸術家たち
ピカソ、ダリ、ゴヤ、ミロ、ベラスケスなどなど、スペインには巨匠達が多くいました。これらのマスターピースをみに美術館は多くの人たちでいつも賑わっています。
サッカー好きのスペイン人
様々なスポーツが盛んなスペインでもサッカーは別格です。スペインリーグだけでなくワールドカップでもいつも注目される国のひとつですね。プレイヤーだけでなく、試合を見るファン達の持つ知識が上級レベルと言われています。
イスパニアってどこ?
イスパニアは”Espana”と書き、ローマ人が使ったイベリア半島の呼称です。イベリア半島とは、スペインが84.7%, ポルトガルが15.2%、残りを英国領のジブラルタル、ピレネー山脈のアンドラが占める半島になります。
また、イスパニアはスペインのスペイン語による呼び方になります。エスパーニャとも読みますが、日本ではイスパニアと言われます。イスパニア語もスペインで使われています。
スペイン語と英語の比較
現地の言葉で地元の人とコミュニケーションをとることは旅の醍醐味です。
そこで、スペイン語と英語を比較して最低限覚えてたいフレーズを紹介しましょう。
簡単スペイン語を英語と合わせて覚えよう
Mucho gusto/ムーチョグスト(nice to meet you)
Me Iiamo Hana/メ ジャモ ハナ(I’m Hana)
Hola/オラ(Hello/Hi)
Chao/チャオ(Bye/See you)
Adios/アディオス(good bye)
Gracias/グラシアス(Thank you)
Lo siento/ロ シエント(Sorry)
Buenos dias/ブエノス ディアス(good morning)
Buenos tardes/ブエノス タルデス(good afternoon)
Buenos noches/ブエノス ノーチェス(good night)
この機会に、英語と一緒に挨拶程度のスペイン語も話せるようにしておくことをお勧めします。
まとめ
今回はスペインについて紹介しました。イギリス人に人気のマラガという海外沿いの都市もありますが、筆者のおすすめはスペイン文化をさらに感じられるバルセロナとアンダルシア地方です。
海外には魅力の国々が多くあります。英語をさらに上達させていけば、旅の時間をより楽しめるでしょう!