オリンピックで日本人選手も活躍する話題のバドミントン競技。世代を問わずに楽しめるスポーツのひとつで、多くの人が一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか。バドミントンは1992年からオリンピックの競技として採用され、国際試合も多いです。オリンピックの試合を見る上で知っておきたい英単語やフレーズにはどのようなものがあるのでしょうか。バドミントンで使われる英語について詳しく解説します。

バドミントン競技を英語で説明

カタカナのバドミントンは、英語で「badminton」と表記します。イギリス発祥のバドミントンですが、中国やインドをはじめアジアの国々から世界トップレベルの選手を輩出しています。バドミントンは、シャトルを使って相手と打ち合うスポーツで、ラケットは「racket」シャトルは「shuttlecock」です。英語でバドミントンのことを説明すると、次のようになります。バドミントンに出てくる単語のほとんどはカタカナで、英語と同じことが多く、英語で説明を聞いていても意味がわかりやすいでしょう。

Aさん
Badminton is a game which is played with the help of shuttlecock and racket.
Aさん
I like other sports too, but my favorite sport is badminton.
訳)競技の中で一番バドミントンが好き

英語で知るバトミントンのゲームの進め方

バトミントンは1対1のシングルズ「Singles」か2対2のダブルス「Doubles」で試合をします。バドミントンでゲームに勝つ「Win a set」ためには、21ポイントを獲得し、3ゲーム中2ゲームを先に取った方が勝ちです。サーブ「Serve」は、シャトルを腰より低い位置で打つこと。サーブを打ってから対戦相手とシャトルを打ち合い、相手のシャトルがネットに引っかかったり、コートの外に出たり、打ち返せなかったら負けです。これをラリー「rally」と呼び、ラリーに勝つことで1ポイントを獲得することができます。英語でバドミントンの基本ルールを紹介する時には、下記のように説明しましょう。

Aさん
The player first reaches 21 points wins the game.

バドミントンのルールを英語で知る

ラインについて

バドミントンでは細かなルールがあり、ラインという用語をよく聞きます。「Line」や「boundaries」と言われますが、ラインはシングルとダブルでは使われるコートのラインが変わり、シングルの方が狭い幅のラインでプレイをします。特にサーブをしなければいけないエリアは、コートの半分のエリアに限定され、サーブ後は「Area of play」試合のエリアは拡大しますが、シングルの場合は内側の「Line」を取ることを覚えておきましょう。シャトルがラインの上に落ちた場合には得点になり、点数がカウント「count」されます。

シャトルの打ち方

バドミントンにおける打ち方は10種類以上あり、試合でよく出てくるシャトルの打ち方は主に5種類ほどです。フォアハンド「forehand」、バックハンド「backhand」、スライス「slice」、タッチ「touch」、スマッシュ「smash」という言葉は試合中に何度も登場します。フォアハンドは、利き手で持ったラケットを手の平側の面で打つこと。私たちがバドミントンを通常プレイする時には、フォアハンドでやることが多いです。バックハンドは逆で、手の甲側の面で打つことを言います。タッチは、シャトルを相手のネットのギリギリのところに落とす打ち方です。スマッシュ「smash」はバドミントンだけでなく、テニスなどでも使われ、高いボールを相手のコートに強く打つことを言います。バドミントンでは、頭上のシャトルを強く打つことです。ほかにも相手のコートに鋭くシャトルを打ち込む、プッシュ「push」、相手の頭上を高く飛び越えるショットのクリアー「clear」など、たくさんの技が存在します。これらの専門用語を知っておくと、よりバドミントンの競技を理解しやすくなるでしょう。

バドミントンの禁止ルール

エリア外「outside area of play」からシャトルを打つことは禁止です。また、勝つためにシャトルの2度打ち「twice in succession」はできません。もちろん、ネットに触れることやラケットが触ることも禁止されています。以下の表現は、ゲームの基本なので覚えておきましょう。

Aさん
You cannot toch the net with racket or body.
訳)体やラケットでネットを触れてはいけない

そのほかにも細かいルールが設定されていて、相手チームのコーチや監督が審判に異議を出すこともしばしば。バドミントンでは、主審に監督や選手が質問を投げかけることはできますが、判定に抗議を出すことは認められていません。ラインギリギリのところにシャトルが落ちることも多く、自分の目で確認できないことが多いですが、審判の判断を待ちましょう。

バドミントンで勝つ方法を英語で

プレッシャーで勝つ

バドミントンの試合では、シャトルがプレイに入っている時にはコーチや監督がコートの外からでもアドバイスをすることはできません。60秒間の休憩時間、インターバル「interval」に入った時には、アドバイスを受けることができます。監督やコーチが勝ち方のアドバイスをしているシーンを見ることがあるのではないでしょうか。対戦相手は英語で、「opponent」です。監督が、次のように提案をすることがあります。

Aさん
It’s better you play more aggressively smashs to give pressure to the oppornents.
訳)スマッシュをもっと積極的に打って、対戦相手にプレッシャーを与えるべき

プレッシャーと与える「give pressure」を使った勝ち方はバドミントンではよく出てきます。プッシュやスマッシュなどのスキルを使って、相手にプレッシャーを与えて焦らせる作戦です。

トリックショット

プロのバドミントンプレイヤーがラリーを普通に続けるだけでは、簡単に得点を得ることはできません。ショットを打つ時に相手にフェイントをかけることをトリックショット「trick shot」と呼び、プレーでよく使われる勝ち方のひとつです。バドミントンのラリーは時速が400キロ以上の高速で繰り返されますが、瞬時に相手の裏をかいてフェイントをかけます。日本語では、フェイントと言われることが多いですが、このトリックショットを試合に入れることで、ポイントを獲得できるほか、長いラリーになり体力が消耗されるデメリットを防ぐことが可能です。試合の中で、トリックショットを入れる選手が多いので注目してみてください。

バドミントンの試合観戦で使いたい英語

応援で使える英語表現

バドミントンの試合を応援する時に、選手同士や観客がよく使う英語表現があります。

Aさん
That was close.
訳)おしい、もうちょっと!

もう少しで勝てるという時には

Aさん
Almost there!

シンプルに応援する時には

Aさん
Go for it!
Aさん
Hang in there!

良い調子で試合を進めている時には

Aさん
Keep it up!
Aさん
Awsome!
Aさん
You are doing pretty great!

応援の時に使う友人とのコミュニケーション

選手への声がけだけでなく、自宅やお店で友人達とコミュニケーションを取りながら観戦する時に使える英語表現にはどのようなものがあるでしょうか。試合の途中から参加する時には、今どっちが勝っているのかを早く知りたくなるでしょう。そんな時には次のように聞けば、今の段階でどちらが勝っているのか聞くことができます。

 

Aさん
Who is in the lead?
訳)どっちが勝っているの?
Aさん
Any score yet?
訳)点が入ったの?

プレイ中に理解できなかった時には、以下のように驚きを表現します。バドミントンに詳しい人や状況を理解した人は、そんな質問がくれば、英語で丁寧に説明してくれるはずです。

Aさん
What was just happened?

オリンピックのバドミントンの試合でよく出てくる英語表現

オリンピックのバドミントンの試合では、たくさんの専門用語が出てきますが、カタカナを使っていることが多く、英語表現と同じことが多いです。

応援する時、よく使われる英語表現を知っていれば、試合を理解するのに役立つほか、一緒に観戦している人と盛り上がることができるでしょう。

バトミントンの打ち方や応援方法は知っておくと便利です。