オリンピックになると町は活気に満ち溢れ、注目する競技を応援するなど、それぞれのスタイルでオリンピックを盛り上げます。オリンピックは他国から沢山の外国人選手が集まります。そのため、英語を使ったコミュニケーションなどが多く見られます。オリンピックを楽しみながら、その後に活用できる英語を身に付けられると、とても便利です。ここでは、一つの競技に注目して、英語に興味を持てるような内容をお伝えしていきます。

トライアスロンは、英語でなんていうの?

日本人は普段、英語を話そうとする時に「和製英語」を使用します。そのため、正式な英語の読み方とは違うことに気づかず、英語として使い続けていることがよくあります。ですが、英語とそのまま同じ読み方をする言葉も沢山あるのです。普段の日常生活で使う英語には和製英語が紛れているので、正式な英語かを判断するのは難しいのが現状です。今回紹介するオリンピック種目であるトライアスロンは、和製英語だと思う人も少なくはありません。しかし、トライアスロンは英語でも「Triathlon」と同じ読み方をします。発音は日本人と異なるので、伝わりやすいようにするためには、ネイティブに発音する練習が必要になります。

知っておくとスムーズに使えるトライアスロン用語と例文

トライアスロンに挑戦する人は、プロの方から一般人まで多くの人が誰でも参加資格のあるメジャーなスポーツです。地元で開催される小規模な大会から海外の人が集まる大きな大会まであり、色んな国の人に愛されています。趣味で始めたトライアスロンに夢中になり、大きな大会に出場したり、オリンピックの選手として出場を目指す方もいます。オリンピックの影響を受けてこれからトライアスロンに挑戦してみたい方や、応援するにあたって知っていて便利なトライアスロン用語について紹介していきます。

まず、トライアスロンの言葉の意味を説明します。「tri」とはラテン語で「3」を表し「athlon」はギリシャ語で競技を意味します。「Triathlon」は実は英語ではなく、ラテン語とギリシャ語の合成語になるのです。

トライアスリートの意味と役に立つ例文

「トライアスリート」という言葉を知っている人は多いのではないでしょうか?トライアスリートとは、トライアスロンをする人やトライアスロンで完走を目指す人のことを表します。トライアスリートは英語でもそのまま「Triathlete」と言います。トライアスロンで完走できなくでも、参加した時点で周囲からは「Triathlete」と呼ばれるようになります。

「Triathlete」を使った例文

Aさん
I want to be a triathlete.
訳)トライアスリートになりたいです。
Aさん
I am triathlete.I will do my best.
訳)私はトライアスリートです。一生懸命頑張ります。
Aさん
Where is the reception desk for triathlete?
訳)トライアスリートの受付はどこですか?
Aさん
My dream of becoming a triathlete has come true.
訳)トライアスリートになる夢が叶いました。

次ぎに、トライアスロンで行うレース、スイム、ランで主に使う用語と使える例文を紹介します。まずはレースに使う用語です。

レース用語「OD」の意味と役に立つ例文

レース用語の「OD」とはオリンピックディスタンスの略で、トライアスロンの距離を表します。トライアスロンをするには知っておく必要がある基本的な用語になります。英語でもそのまま「Olympic Distance」と言います。

「Olympic Distance」を使った例文

Aさん
What is the Olympic distance of this tournament?
訳)この大会のオリンピックディスタンスはどのくらいですか?
Aさん
This Olympic distance is very long.
訳)今回のオリンピックディスタンスはとても長い。
Aさん
I think I can finish the race with this Olympic distance.
訳)このオリンピックディスタンスなら完走できそうだ。

レース用語「リザルト」の意味と役に立つ例文

「リザルト」 とは、レースのタイムなどの結果のことを意味し、監督やコーチとの会話などにもよく使われます。英語でもそのまま「result」と言います。

「result」を使った例文

Aさん
Please tell me the result of the race.
訳)レースのリザルトを教えて下さい。
Aさん
The result is not so good today.
訳)今日はリザルトがあまり良くない。
Aさん
I want to leave a good result in this tournament.
訳)この大会で良いリザルトを残したい。

続いては、トライアスロンのスイムで使われる用語を紹介していきます。

スイム用語「ヘッドアップクロール」の意味と役に立つ例文

「ヘッドアップクロール」とは、海などの波が安定しない場所で泳ぐ時の特殊な息継ぎをするクロールのことです。海で泳ぐことが多いトライアスリートは必ず身に付けないといけない技になります。英語でもそのまま「Head up crawl」と言います。

「Head up crawl」を使った例文

Aさん
Please tell me how to do head up crawl.
訳)ヘッドアップクロールのやり方を教えてください。
Aさん
I got the knack for head up crawl.
訳)ヘッドアップクロールのコツを掴みました。
Aさん
Head up crawl increased time.
訳)ヘッドアップクロールでタイムが上がった。

続いては、トライアスロンのバイクで使われる用語を紹介していきます。

バイク用語「輸行」の意味と役に立つ例文

「輸行」とは、電車やバス、飛行機などの公共交通機関を利用してロートバイクを運ぶことを意味します。英語では「Transport」と言います。海外でトライアスロンに参加するトライアスリートは必ず使用します。「Transport」を覚えておくと公共交通機関での会話の役に立ちます。

「Transport」を使った例文

Aさん
I want to transport this bike.
訳)このバイクを輸行したいです。
Aさん
Is the transport procedure correct here?
訳)輸行の手順はこれであっていますか?
Aさん
How much does it cost to transport?
訳)輸行するにはいくらかかりますか?
Aさん
Where can I pick my transported bike.
訳)輸行したバイクはどこで受け取れますか?

バイク用語「ドラフティング」の意味と役に立つ例文

「ドラフティング」とは、自分の前に走る選手を風除けにして、空気抵抗を少なくすることを意味します。バイクでタイムを伸ばすには身につけておきたい技です。しかし、ドラフティングは危険を伴う技になるので、万が一怪我をしてしまった時に伝えられる英分を覚えておくと安心です。英語でもそのまま「Drafting」と言います。

「Drafting」を使った例文

Aさん
What are the tips for good dratting?
訳)ドラフティングを上手くするコツはなんですか?
Aさん
Thanks to the drafting,the time went up.
訳)ドラフティングをしたおかげでタイムが上がった。
Aさん
I was injured by drafting.
訳)ドラフティングをして怪我をしました。

続いては、トライアスロンのランニングで使われる用語を紹介していきます。

ランニング用語「ランナーズニー」の意味と役に立つ例文

「ランナーズニー」とは、多くのランナーが経験する、走りすぎにより膝を痛めることを意味します。膝を痛めたことを伝えるためには必ず知っておくべき用語になります。英語でもそのまま「Runner’s knee」と言います。「Runner’s knee」を覚えておくと、急な体の変化などで膝を痛めた時、手当が必要な状態だという意思を伝えることができるので安心です。

「Runner’s knee」を使った例文

Aさん
I declined because I became a runner’s knee.
訳)ランナーズニーになってしまったので辞退します。
Aさん
I became a runner’s knee.Please take care.
訳)ランナーズニーになりました。手当をしてください。
Aさん
I’m a runner’s knee,but I can still run.
訳)ランナーズニーになりましたが、まだ走れます。

トライアスロンにはレース、スイム、バイク、ランにそれぞれ使われる専門用語が他にも沢山ありますが、今回紹介したトライアスロンの用語を英文と合わせて覚えておくだけでも、海外の人に自分の意思を伝えることができ、緊急に伝えないといけないことがある時などにも必ず役に立ちます。これからトライアスロンを目指す方やオリンピックで興味を持った方などは、ぜひ参考にしてみてください。

英語が与える影響

今回は、オリンピック種目のトライアスロンを題材に用語や英文を紹介しましたが、自分の趣味などからでも英語を学んでいくことは可能なのです。少しでも英語に触れることで会話の幅が広がり、再度言葉の意味を理解する良い機会になります。また、多くの海外の人とコミュニケーションをとることができ、言葉で深く繋がることもできます。グローバル化が進む今、英語は必要不可欠なものなのです。