英会話のレッスンで「休日は何して過ごしたの?」って聞かれたことはありませんか?
休日の過ごし方はスモールトークの定番です。
中には「家でのんびりしてただけで、特に何もしなかったんだけど…何て言えばいいの?!」とスムーズに英語が出てこなかった方も多いのでは?

そこで今回は、何も予定がなかった日のこともちゃんと言えるように「のんびり」の英語表現を確認しましょう。
これをマスターすれば、スモールトークもスムーズに進むこと間違いなし!

「のんびり」の英語表現を確認しよう!

「のんびり」の英語表現を確認しよう!

英語の「のんびり」の表現はいくつかあります。代表的なものをいくつかご紹介しますね。

relax

もはや、日本語にもなっている”relax“。「のんびり過ごす」の代表格ともいえる英語ですね。
日本語では、「リラックスする」と名詞のように使われますが、英語の”relax“は動詞
relax“一語だけで「くつろぐ」「緊張が和らぐ」という意味です。

Aさん
I want to stay home and relax today.
今日は家でのんびり過ごしたい。
Aさん
I’m not going to do anything today and just relax.
今日は何もしないでのんびり過ごすつもりです。
Aさん
Please relax and make yourself at home.
どうぞ、のんびりくつろいでください。

make oneself at home“は「くつろぐ、楽にする」という意味。誰かの家に招かれたときによく耳にするフレーズです。

relaxed“とすると「リラックスした」という形容詞になります。

Aさん
I feel relaxed when I ride a bicycle.
自転車に乗るときはリラックスする。

Aさん
He looks relaxed these days.
最近、彼はリラックスしているように見える。

rest

rest“は「休息する」という意味ですが、「何もせずにゆっくり過ごして休息をとる」というニュアンスがあります。だから「のんびり」にはぴったりの動詞です。今後に備えてエネルギーを回復させるが”rest“のイメージです。

 

Aさん

Since I’ve been very busy these days, I’m just going to rest this weekend.
最近ずっと忙しかったから、週末はのんびり過ごすつもりだ。

 

Aさん
He should rest awhile.
彼はしばらくのんびり過ごすべきだ。

rest“には名詞もあります。名詞の場合は「休息」「休憩」などの意味です。

Aさん
I’m tired. Don’t disturb my rest.
疲れてるんです。休息の邪魔をしないで。
Aさん
Let’s go to a café and take a rest.
カフェでひとやすみしよう。

kick back

kick back“も日本語の「のんびり」にぴったりのフレーズです。比較的カジュアルなシーンでよく使われます。

Aさん
I’m going to kick back and just watch a good movie.
楽しい映画を観ながらのんびりするつもりだ。
Aさん
Why don’t you sit down, kick back and relax.
どうぞ座って、くつろいでください。

キックバック」と聞いて「あれ?」と思った方もいるのでは?日本語で「キックバック」といえば「取引先からお礼としてもらうお金」という意味ですね。
英語の”kick back“にも「リベートを払う」という意味もあります。ただ、日本語の「キックバック」は基本的には違法性のあるものではないのですが、英語の”kick back“は違法行為のこと。気を付けてくださいね。

take it easy

命令文で使われることの多い”Take it easy.“。命令形の場合は「気楽に行こうよ」という意味ですが、「のんびりする」という意味でも使うことができます。

Aさん
I took it easy last weekend.
週末はのんびり過ごした。
Aさん
Let’s take it easy.
のんびりしよう。

take it easy“はいろんな意味を持つフレーズでシチュエーションによってその意味が変化します。
別れ際の「バイバイ」の代わりに使うこともあれば、日本語の「がんばってね」のように「気楽にね」と応援の意味で使うことも。無理難題を言われたときには「無茶言わないで」という意味になることもあります。
会話の途中に急に”Take it easy.“が登場すると、「なぜここで?」と思うようなときもあるので、シチュエーション別に使い方を確認しておくと安心です。

take it easy“を使ったどの表現もとてもカジュアルなのもの。ビジネスシーンでの使用は避け、友人との会話で使うようにしましょう。

chill out

少し前にSNSをにぎわせた「チル」。「チル」は「くつろぐ、まったり過ごす」という意味です。特にカフェや海辺などでゆっくり過ごすことを「チルする」といいます。
これはもともと英語の”chill out“から来たことば。英語でももちろん、「ゆっくりする」「のんびりする」という意味をです。

Aさん
I chilled out at my friend’s home last night.
昨日の夜は友達の家でのんびりした。

Aさん
I’m gonna chill out with my family this weekend.
今週末は家族とのんびり過ごすつもりです。

feel at ease

at ease“は「ゆっくり」や「気楽」という意味。そのため、”feel at ease“で「安心する」「くつろぐ」「のんびりする」という意味になります。

Aさん
Did you feel at ease with your family last night?
昨日の夜はご家族と一緒にのんびりしましたか?
Aさん

I couldn’t feel at ease in an uncomfortable situation.
居心地の悪い状況に、わたしはのんびりできなかった。

 

ちなみに”feel ill at ease“と”ill”を入れると「のんびりできない」「気が詰まる」という逆の意味になります。

Aさん
He was ill at ease during the class.
彼は授業中、落ち着きがなかった。

unwind

unwind“はもともと「まかれているものをほどく」という意味。そこから「緊張をほぐす➝くつろぐ、のんびりする」という意味もあります。

Aさん
I go for a walk to unwind.
わたしはのんびりするために散歩します。
Aさん
We need to unwind at the end of the day.
一日の終わりにはリラックスすることが必要だ。

まとめ

まとめ

今回は「のんびりする」の英語表現をご紹介しました。これで、英会話レッスンのスモールトークも怖くない!

「のんびりする」や「くつろぐ」ということばは、日常会話でもよく使うフレーズ。どんなシーンでも使える万能な表現から、友だちとのカジュアルな会話に使う表現まで、シチュエーションに合わせて使い分けてみてくださいね。

いつも全力投球は疲れてしまうもの。時には”Take it easy.“でのんびり過ごす時間も大切にしたいですね。