英語の資料や文献を見ていると、ddという言葉を見たことがある方もいるでしょう。また、パソコンで仕事をしているときにおいても、ddという言葉が出てくることがあります。

しかし、ddの具体的な意味がわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、ddとはどういう意味なのか、そしてどのような場面で使用されるのかについて解説します。

「dd」という言葉はどのような場面で使われる言葉?

英語の文権を読んでいたり、パソコンで仕事をしていたりするときなどに、ddという言葉を見たことがある方もいるでしょう。そのほか、さまざまなシーンで使用することがあります。

ここでは、ddという言葉はどのような場面で使われるのか、詳しく見ていきましょう。

【日付】
「dd」は「day」の省略形として使われ、特に日付を表す際によく使われます。たとえば、「05/15」 といった形式の日付で「dd」は日にちを表します。

【ビジネス】
「DD」は、特定の取引や契約、投資などに関連する情報収集や分析のプロセスを指す「デューデリジェンス」の略語として使われます。デューデリジェンスは、取引のリスクや機会を評価するために行われます。
※小文字のddではなく、大文字でDDとすることが一般的です。

【アイドル】
アイドルオタクの中では、「DD」は複数の推しがいるときに使用する言葉です。

「dd」の読み方は?

ここでは、ddという言葉の読み方を紹介します。

ddは、文字通り、「ディーディー」と発音することが一般的です。大文字のDDの場合でも、基本的には同じ発音となります。

そのほかのdd,DD

そのほかのdd,DD

ここでは、そのほかのdd, DDが表すものを具体的に見ていきましょう。

  • Delivery Date: 「納品日」という意味で、特定の商品やサービスが納品される予定の日付を指します。取引や契約において、商品の受け取りまたはサービスの提供が行われる予定の日付を表します。
  • Doctor of Divinity: 「神学博士」という意味で、神学博士号を持つ人物を指します。この略語は「DD」として使われます。
  • Designated Driver: 「ハンドルキーパー」という意味で、飲酒などが原因で運転できない人ではなく、その場では飲酒せずに運転する役目を担う人を指します。この場合、「DD」という略語が使われることがあります。

そもそも「dd」はどういう意味?

ddには、さまざまな意味があるので、それぞれの特徴や違いを理解しておいたほうがいいでしょう。

【dd, DDの意味】
ddやDDには、「日にち」「デューデリジェンス」「納品日」などの意味があります。元の言葉をddやDDというように略語にするケースが多く、さまざまな意味があるのです。

ただ、基本的にはddという言葉が使用されるシーンや文脈から、どのような意味かを推察できるので、意味を混同することはほとんどないでしょう。

とはいえ、実際に、どのような意味があるのかを知っておかなければ、略語だけで意味を判断するのは難しいといえます。

日にちを表すdd

英語学習を進めるなかで、dd/mm/yyyyといった表記を見たことがあるでしょう。

文脈などから、おおよその意味を理解できる方も多いのではないでしょうか。

dd/mm/yyyyのddは日にち、mmは月、yyyyは年を表しています。つまり、日本語でいうところの、年月日を意味しているのです。

たとえば、2020年10月1日であれば、1/10/2020といった表記となります。

デューデリジェンスとは?

ここでは、DDが表す言葉の中から、「デューデリジェンス」の意味について解説します。

「デューデリジェンス」(Due Diligence)は、特定の取引や契約、投資などに関連する情報収集や分析のことを意味しています。

取引のリスクや機会を評価するために慎重に調査が行うことで、より、精度の高い取引ができるのです。デューデリジェンスは、潜在的なリスクや問題点を特定し、それらに対処するための戦略や計画を策定するのに役立つといえるでしょう。

また、デューデリジェンスは、さまざまな分野で行われます。ビジネス取引や投資の場合、財務状況や法的な問題、市場動向などが調査されます。不動産取引の場合、物件の状態や法的な権利、環境への影響などが調査されます。

そのほか、M&A(合併・買収)の場合、企業の財務状況や経営戦略、競合状況などが評価されます。

デューデリジェンスは、取引の成立や投資の決定に先立って行われることが一般的であり、潜在的なリスクや問題点を把握し、十分な情報を持って意思決定を行うために欠かせないプロセスといえるでしょう。

ddを使った英語例文

ddを使った英語例文

ここでは、ddという英語を使った、英語学習に役立つ英会話例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。

Aさん
What’s the dd for the meeting next week?
来週の会議の日にちはいつですか?
Bさん
It’s on Wednesday, the 20th.
20日、水曜日です。
Aさん
Got it, thanks. I’ll mark it on my calendar.
わかりました、ありがとうございます。私のカレンダーに記入します。

※口語では、あまりddを使うことはありません。

Aさん
We need to conduct DD before finalizing the acquisition deal.
私たちは買収取引を最終決定する前に、デューデリジェンスを行う必要があります。
Bさん
I agree. Let’s start gathering all the necessary documents and data.
同意です。必要な書類やデータを集めましょう。
Aさん
I’ll assign tasks to the team members for the DD process.
デューデリジェンスを実施するためにチームメンバーにタスクをアサインします。
Bさん
The investor requested detailed DD reports before committing to the project.
投資家がプロジェクトへの参加を決定する前に、詳細なデューデリジェンスレポートを要求しました。
Aさん
Understood. I’ll ensure that all aspects are thoroughly examined and documented.
了解しました。すべての事柄が徹底的に調査され、文書で報告するようにします。
Bさん
Let’s schedule a meeting to discuss the findings of the DD process.
デューデリジェンスの調査結果を議論するための会議をスケジュールしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「ddってどういう意味?」をテーマに、dd/DDという言葉を使用する場面や、具体的な意味について解説しました。dd/DDは、日にちやデューデリジェンス、納品日などといった意味があり、英語ではしばしば使用します。

口語では使うことは珍しいですが、文章ではたびたび使用するので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。