「トランスの意味を完全にマスターしよう!」

皆さんは「トランス」の意味について、パッと答えることはできますか?

この記事では英語学習者に向けて、トランスの意味や使い方はもちろん、言い換えも紹介しています。

トランス状態の意味が分からない方や、英語の”Trance”の意味、変圧器や医療における「トランス」について気になっている方も必見です。

初心者向けに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

「トランス」の意味は?

まずは日本語の「トランス」の意味を色々な角度から学んでいきます。

トランスは「トランス○○」という別の単語と間違えられやすいので、良くある間違いを元に、色々な角度から見ていきましょう。

「トランス」は「意識の変化した状態」を意味する

一般的に「トランス」とは、通常とは異なる意識の状態を指します。

トランス【trance】 の解説

催眠状態やヒステリーの場合にみられる、意識が通常とは異なった状態。受動性・被暗示性が高まって自発的な行為が減少し、運動・知覚・思考などの異常性が誘起されやすくなる。

引用:goo辞書

トランス状態は、深い瞑想や催眠、集中している時に経験することがあり、自我が解消されたような特別な感覚を覚えることがあります。

ちなみにトランスは元々”Trance”という英単語から来ており、意味は日本語と英語でほとんど同じです。

「変圧器」のことも「トランス」という

「トランス」と聞くと、自分の専門分野によっては「変圧器」を思い浮かべる方もいるでしょう。

しかし、ここでの「トランス」は先に紹介したトランスとは異なり、「トランスフォーマー」のことを指します。

英単語にすると分かりやすく、先に紹介したのが”Trance”に対し、こちらは”Transformer”と表記するので、違いが明白です。

 医療における「トランスファー」とは?

「トランス」は他にも、医療(介護)における「トランスファー」を指す場合もあります。トランスファーの意味は以下の通りです。

介護用語としてのトランスの意味は、ベッドから車椅子などへ乗り移りさせる「移乗動作」のことを言います。

引用:京都大原記念病院グループ

この場合の「トランス」も英単語にすると全く異なり、”Transfer”と表記するので、違いが明白でしょう。

“Trance”の単語解説

Tranceの単語解説

次は、英語の”Trance”という単語について学びましょう。

初心者向けに分かりやすく単語の意味から品詞・発音、実際の使い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

“Trance”は「恍惚」を意味する

“Trance”は英語で「恍惚」と訳されることが多いです。

これは個人が通常の意識状態とは異なる、深く集中した精神状態を指します。

他にも「催眠状態」と訳されることもありますが、基本的な意味はカタカナ表記の「トランス」と同様です。

“Trance”の品詞と発音

“Trance”の品詞は「名詞」と「動詞」として使われます。

先に紹介した「恍惚」の意味では、「名詞」に分類されますが、「動詞」の場合は「~を失神させる」と訳されるのです。

発音については、カタカナ表記と近く「トランス[træns]」となります。

“Trance”の使い方

“Trance”は単体で使われることもありますが、以下のような複合名詞で使われることもあります。

  1. “Trance state” – トランス状態
  2. “Hypnotic trance” – 催眠によるトランス状態
  3. “Deep trance” – 深いトランス状態

どれも「睡眠」や「催眠」に関連する表現となるので、覚えておくと便利です。

“Trance”の例文

Aさん
She entered a deep trance during the meditation session.

訳)彼女は瞑想中に深いトランス状態に入った。

“Trance”は文章にもあるように「入る」の意味を持つ、”Enter”と相性が良いです。もう一つ例文を見ていきましょう。

Bさん
The audience was in a trance during the mesmerizing performance.

訳)魅力的なパフォーマンス中、観客はトランス状態だった。

“Trance”は名詞に分類されるので、“In a trance”で「トランス状態」と表すこともできます。

“In a trance”は汎用性の高い表現なので、覚えておくと便利です。

“Trance”の関連表現

Tranceの関連表現

ここでは”Trance”の関連表現を紹介していきます。

  • “Hypnosis” – 催眠
  • “Meditation” – 瞑想
  • “Daydream” – 白昼夢

どれも日常会話で役立つ表現なので、さっそく見ていきましょう。

“Hypnosis” – 催眠

“Hypnosis”は、「催眠」という意味を持つ英単語です。

品詞は「名詞」で、発音はカタカナで「ハイプノシス[hɪpˈnoʊsɪs]」と表記されます。

この単語は、医療やセラピーの文脈で用いられることが多く、心理療法やストレスの軽減、痛みの管理、恐怖の克服など、幅広く使える言葉です。

“Hypnosis” – 催眠の使い方

Aさん
He underwent hypnosis to overcome his fear of flying.

訳)彼は飛行機恐怖症を克服するために催眠療法(催眠術)を受けました。

“Meditation” – 瞑想

“Meditation”は「瞑想」という意味を持つ英単語です。

瞑想とはいわゆる、心を落ち着かせて無心になり、リラックスすることを指します。ヨガで取り入れられることが多く、自律神経が整ったり、疲労回復効果があったりと何かとメリットが多いです。

この単語の品詞は「名詞」で、発音はカタカナで「メディテイション[ˌmedɪˈteɪʃən]」と表記されます。

“Meditation” – 瞑想の使い方

Aさん
She practices meditation every morning to start her day with clarity.

訳)彼女は毎朝瞑想を行い、その日をクリアな心持ちでスタートさせます。

“Daydream” – 白昼夢

“Daydream”は「白昼夢」という意味を持つ英単語です。

白昼夢とは、目を覚ましている間に夢を見るようなものであり、現実のことを一時的に忘れて、楽しいことや嬉しいことを想像する時間を指します。

品詞は「名詞」で、発音はカタカナで「デイドリーム[ˈdeɪˌdriːm]」です。

“Daydream” – 白昼夢の使い方

Aさん
He often daydreams about traveling around the world.

訳)彼はよく世界を旅することについて白昼夢を見ている。

まとめ

こちらの記事では「トランス」というカタカナ表現の解説から、英単語の”Trance”について広く紹介していきました。

色々な側面からトランスについて学んできたので、最後に復習をしておきましょう。

  • 「トランス」は「意識の変化した状態」という意味。
  • 「トランス」は英単語の”Trance”に由来。
  • 「トランスフォーマー」や医療(介護)の「トランスファー」とは別物。
  • 英語の”Trance”は「恍惚」と訳される。
  • “Trance”は”Deep trance”のように複合名詞としても使われる。

記事内で紹介した「関連表現」も役立ちますので、積極的に使用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。