みなさんこんにちは!今回は”handle“についてです。
“handle“は日本語の「ハンドル」と同じ言葉ですが、みなさんは詳しくこの単語についてご存じでしょうか。
今回は”handle“についての意味や使い方を徹底解説していきます。
それでは見ていきましょう。
“handle”について
早速”handle“について解説していきます。”handle“は日本語の「ハンドル」と同じ言葉です。もちろん、カタカナ英語では外国人には通じないので、発音はしっかりと練習する必要があります。
発音の記号は”hˈændl“です。
次に、”handle“の意味について見ていきましょう。
“handle“は動詞と名詞の意味を持ち、「対処する」や「使いこなす」、「指揮する」、「取っ手」などの意味があります。
“handle“の根本の意味は「手を使ってさばいたりまとめたりする」というイメージです。
バスケットボールの世界では「ハンドリング」という言葉があり、「手でボールをコントロールする練習やスキル」を意味します。このように”handle“には必ず「手」が関係しています。
“handle“について、基本のご紹介は以上になります。
続いては”handle“の具体的な使い方について見ていきましょう。
“handle”の使い方
“handle“は複数の意味がありますので、順番に解説していきます。
「対処する」
「対処する」は”handle“の意味の中で最もよく使われます。
特に、ビジネスの場で”can handle〜”のように、「~に対処することができる」などの可能を表す表現や、”how to handle〜”で「~の対処方法」などの表現が多用されます。
例文でイメージを深めてみましょう。
(例文)
My boss taught me how to handle the work.
訳)私はその業務の対処方法を上司から教えてもらった。
Since I have previous work experience, I can handle this task appropriately.
訳)前職の経験があるので、この業務は適切に対処することができます。
例文でご覧いただいた通り、”handle“は「業務」や「仕事」を表す英単語と一緒に使うことが多いです。
“work“や”task“の他にも”business“や”affair“なども「業務」を表します。
また、”handle“はビジネスの場以外にも使われます。
I don’t know how to handle children.
訳)私は子供の扱い方がわからない。
I just got here and I don’t know how to handle this situation.
訳)今しがたここに到着したので、何をしたらいいかわからない。
“handle“の後に続く単語が目的語といい、「対処する対象」となります。省略される場合もありますが、”handle“の後には目的語がある場合が多いので、この性質を理解しておけば読解も楽になります。
「操作できる」
“handle“はモノを対象に「操作できる」という表現をすることができます。
対象は自動車や機械、ITシステムなど、幅広いです。
(例文)
This electric vehicle handles as an internal combustion engine car.
訳)この電気自動車は内燃機関車のように操作できる。
The system handles very easily for beginners.
訳)このシステムは初心者にとって操作しやすい。
この「操作できる」という表現は”be easy to use“という表現に置き換えることもできます。”be easy to use“は「扱いやすい」という意味ですが、意味はほとんど同じです。
(例文)
His smartphone is easy to use.
訳)彼の持っているスマートフォンは扱いやすい。
「使いこなす」
続いては「使いこなす」という意味です。
対象はモノだけでなく、スキルなど形のないものも対象です。
(例文)
She has lived in Germany and can handle German at work.
訳)彼女はドイツに住んでいたことがあったので、ビジネスの場でもドイツ語を使いこなすことができる。
「指揮する」
最後は「指揮する」という意味です。”handle“は対象のモノを扱うという意味だけでなく、「指揮する」という意味まで持ち合わせています。
“lead“(導く)という単語に置き換えることも可能です。
(例文)
The project leader must handle the team.
訳)プロジェクトリーダーはチームを指揮しないといけない。
“handle“の主な使い方は以上になります。
冒頭でもご紹介した通り、”handle“は「手でなにかをさばいたりまとめたりする」イメージです。意味の理解があいまいになったら、根本の意味を思い出してみましょう。
続いては、”handle“の応用的、特殊な意味、注意点をご紹介します。
“handle”の特殊な意味・使い方とは
“handle“の特殊な意味・使い方、注意点は3つありますので、順番にご紹介します。
「やり損なう」
“handle“を”not“などを使って否定形にすることもできますが、”mishandle“を使って否定の意味を表現することができます。意味は「やり損なう」や「対処しない」などです。
(例文)
I mishandled my work so I will apologize next week.
訳)仕事の進め方が悪かったので来週謝罪します。
「車のハンドル」
「車のハンドル」は実は英語圏では”handle“は使いません。”steering wheel“を使います。
“steer“は「操縦する」や「運転する」、”wheel“は「車輪」を意味するので、”steering wheel“は「運転するための輪」という意味になります。
「車のハンドル」は日本だけで通じる使い方なので、注意しましょう。
「手に負えない」
最後にご紹介するのは「手に負えない」という表現です。”can’t handle“で表すことができます。日常の英会話やビジネスでも頻出の表現なのでぜひ覚えておきましょう。
(例文)
I can’t handle it anymore.
訳)これ以上私には手に負えない。
He needs help because he can’t handle the work on his own.
訳)彼の仕事は一人では手に負えないから誰か助けが必要だ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は”handle“の意味をご紹介しました。まとめると”handle“は「手でさばいたりまとめたりする」イメージとなります。
ビジネスのみならず、日常の英会話でも頻出の表現なので、ぜひ覚えていただければと思います。