よく、英語で手紙やメールの書き方を調べると”Best wishes”という言葉が出てきます。この”Best wishes”、実際に適切に使えているか心配になりませんか?ここでは、”Best wishes”の使い方を例文を用いてご紹介していきます。また、他の言葉に言い換えた類似表現も紹介していくので、臨機応変に参考にしてみてください。

“Best wishes”はどういう意味?どのように使う?

"Best wishes"はどういう意味?どのように使う?

“Best wishes”は、手紙やメールの終わりに添えられるフレーズです。このフレーズは、友人間だけでなく仕事やフォーマルな場面でも使うことができる便利なフレーズです。

意味としては、「成功を祈る」という意味です。日本語では手紙やメールの終わりに「それでは」「では」「よろしくお願いします」などと書きますが、同様のニュアンスで使ってもよいでしょう。

I am really looking for seeing you in person next week.
Best wishes,
Mary

訳)来週直接お目にかかることができるのを楽しみにしています。
メアリー

もちろん、何か成功を祈るという意味もあるので、人生での成功、仕事での成功、健康での成功など、相手が良い状態であることを願うために”Best wishes”を使うのが前提です。

I am very excited to read a book you just published!
Best wishes,
Steve

訳)あなたが出版したばかりの本を読むのを楽しみにしているわ!
成功をお祈りします。
スティーブ

“Best wishes for”の使い方

ちなみに、「幸運を願う」に付け足してより具体的な表現にしたい場合には”Best wishes”に”for”を付けてフレーズを完成させてます。例えば、家族がいる人の幸運を願う場合には “Best wishes for you and your family.” が適切です。また、正月の時には”Best wishes for the coming year.” などと書きます。

Let me know if you need anything. I will stop by your house anytime.
Best wishes for a speedy recovery.
Hilary

訳)何か欲しいものがあったら言ってね。いつでもあなたの家に寄るから。
早く回復するのを祈っているわ。
ヒラリー

相手の健康や体調を祈るときに便利な言葉です。

仕事での成功を願う場合にも使います。

Best wishes for your success.
訳)成功を祈ります。

“Best wishes on”の使い方

何かイベントなど、この先頑張るものが分かっている事柄に対して応援する場合に”Best wishes on”を使います。例えば、結婚式や新しい職場などです。

Best wishes on your wedding!
Sara
訳)結婚式頑張ってください!
サラより

“wishes”を省略して”Best”のみでもOK

"wishes"を省略して"Best"のみでもOK

“Best wishes”の”wishes”を省略して”Best”のみでも手紙やメールで使えます。よりカジュアルなニュアンスになりますが、結びも言葉として手軽に使えます。

I hope you and your family will have an amazing trip.
Best,
Steve
訳)君や家族が素敵な旅を過ごせることを願っています。
では、スティーブより

誕生日のメッセージに使える”best wishes”

誕生日のメッセージを送る際に”Best wishes”が使えます。

通常では”Happy Birthday!”や、”Congratulations on your birthday”(誕生日おめでとう!)といったメッセージをよくにしますが、”Best wishes (to you) on your birthday!”(お誕生日おめでとう!)と言うこともできます。

I hope our friendship lasts forever.
Best wishes on your birthday!
訳)私たちの友情関係が永遠に続くことを祈ります。
お誕生日おめでとう!

ちなみに、”wish”という単語を使う意味では”Wishing you a great year!”(素晴らしい1年をおいのりしています!)という言い方もあります。”Wishing you all the best!”(幸運を祈ります!)。

“Best wishese”と”Good luck”の違い

“Best wishes”は、「幸運を願う」という意味の英語フレーズです。似たような表現異”Good luck”というフレーズがあります。“Best wishes”は、”Good luck”よりもニュアンスとしてより強く願っている気持ちが込められています。

“Best wishes”の類似表現

メールの結びは英語で”sighnoff”と呼ばれています。ここでは、手紙やメールの終わりに添える”best wishes”の類似表現を紹介していきます。

“Sincerely”

“Sincerely”はフォーマル度が強い結びの言葉です。取引先やクライアント、初めて連絡する人に対してや、謝罪をする場合、公式文書の場合などにも使えます。日本語で言うと「敬具」に近いです。”Yours sincerely” “Sincerely yours”にるすと「よりあなたの事をおもっています」という気持ちが強まります。

I am looking forward to visiting your office next week.
Sincerely,
Kenji
訳)来週オフィスに伺えることを楽しみにしています。
敬具
ケンジ

“Regards”

“Regards”は、”Sincerely”よりも丁寧かつ柔らかい印象を与えるフレーズです。何度もやり取りをしているクライアントや目上の方に使うとよいでそう。”Warm regards” “Kind regards”などとすれな、より温かみのある結びとなります。

Thank you for your patience. We will send you the new product as soon as possible we can.
Regards,
Takeshi
訳)お待ちいただきありがとうございタケシます。新しい商品を出来るだけ早くお送りいたします。
敬意をこめて。
タケシ

“See you”

“See you”は、カジュアルな結びの言葉です。家族や友人間で使えます。

Looking forward to the Thanksgiving party.
See you.
Noah
訳)サンクスギビングパーティ楽しみにしてるね。
またね。
ノア

“Best wishes”は広く使える相手を思いやる言葉

“best wishes”はメールや手紙で広く使える相手の健康や成功を祈る便利な言葉です。もちろん、具体的な相手の健康状況やビジネス状況などを把握していなくても、単に相手のことを想っているよという気持ちを伝えたいときに使えます。この他、よりフォーマルな表現やカジュアルな表現もメールや手紙には存在します。相手によって使い分けが必要な場合もあるので、注意して使っていきましょう。

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