「研究」を英語でパッと言えますか?ちょっと難しいですね。でも、思いつけば「あー、こういう言い方もあったか!」と思うのが「リサーチ」です。既に日本語になっているのでよく使いますが、これも研究という言葉として使えますよ!今回は、他にも研究を表す英語があるのでその紹介と、研究者や研究室を表す英語、また、研究によって起こる開発は何と言うのかなどをまとめていきます。
「研究」は英語で何と言えばいい?
では早速、研究を英語でどのように言うのかを確認しましょうか。名詞として使うなら一般的なものには以下の3つあります。
- study
- research
- investigation
冒頭で説明したリサーチの他、スタディも研究という意味だったのかとびっくりした人もいるのではないでしょうか。他には少し難しい単語もあるので、聞き慣れない人もいるでしょう。では、それぞれの違いについても見ていきましょう。
studyは、一般的には「勉強する」という動詞として使われますよね。だから英語初心者でも知っている単語で簡単なものというイメージがあります。ですが、これを「研究」という意味で使うと結構格式ばった言い方になるのです!人文や科学の分野で行う具体的な研究対象に関して話す場合に使われます。
名詞ですので数えられ、冠詞・定冠詞も使えます。単数形で使う場合、その研究テーマについて深く知ることを意味しますが、複数形で使われると研究課題が幅広くなるという特徴があります。
He went to the U.K. to pursue his study of architecture.
訳)彼は建築学を研究するためにイギリスに行ったんだよ。
Could you show me his reports?
訳)彼の論文を見せてもらえませんか?
一方researchは、仮設を解明するために行われる個人的な研究という意味合いが強いです。こちらはstudyと違って不可算名詞なのでご注意を。
I proposed my research questions during at the seminar.
訳)ゼミで研究課題について発表したよ。
You did it! Have some coffee?
訳)頑張ったな!じゃあコーヒー飲む?
investigationはstudyやresearchよりも幅広い場面で使うことができる単語で、事実を検証するための徹底的な研究というニュアンスで使います。ちょっと難しい単語ですが、ネイティブから使われたら理解しておきたい言葉なので特に理系の人、理系の会社に勤めている人は覚えておきましょう。
「研究する」という動詞には何がある?
今までは「研究」という名詞を見てきましたが、ここからは「研究する」という動詞をご紹介しましょう。たくさんあるので一気にどうぞ!
- study
- examine
- research
- investigate
- scrutinize
名詞と同じものも出てきましたね。ところが、「見たことすらない!」というような動詞も登場しました。やはり研究というと難しい単語も使われるのですね。
studyは、物事を観察することで何かを発見する際や、物事を理解する吟味を行う時に使いいます。examineも同じように使えるのでこの2つはセットにしておきましょう。
researchは、新たな発見をするためにに研究するというニュアンス。
investigateは、物事の真実を明らかにするために徹底的に研究するというニュアンス。
scrutinizeは綿密に調査するという意味で、examineを代わりに使うこともできます。他の動詞と似ているので、自分で使うよりは他人から聞くことの方が多い単語かもしれません。
「研究」にまつわる英単語
では、次に研究にまつわる英単語をいくつかご紹介しますね。大学の論文を書く時や、論文発表を聞く時などに知っておくと便利です。
- 「研究者」:researcher
- 「研究助手」:research assistant
- 「研究対象」:research object, subject for study
- 「研究計画」:research plan
- 「研究対象者」:a person who is being studied
- 「研究材料」:materials for study
- 「研究室」:a laboratory
- 「研究所」:a research institute
研究者をresearcherと言うのは納得ではないでしょうか。「研究」という名詞や「研究する」という動詞でresearchが使われてきたのですから、そこに人を表す「-er」を付ければ研究者の意味になります。日本語でも馴染みがあるのでここは覚えやすいですよね。
また、研究室は英語でa laboratoryと言います。略してlaboとも言いますが、これもなんとなく聞いたことはありませんか?ゲームなどでも設定上使われていたりしますし、ほぼ日本語になっている英語なのかもしれません。
名詞であっても、英語では日本語のようにまとめて言うことができない場合は一部で関係代名詞を使って修飾がされていますね。もはや単語というよりは説明になってしまっていますが、この方法が英語圏では一番誤解なく伝わります。
まとめ
ちょっと難しい「研究」にまつわる英語についてご紹介しましたが、いくつか覚えられましたか?既に知っているstudyやresearchなどはそうと一度わかればすぐに定着しますが、問題は普段日本語として使わない英単語ですよね。これらはできれば文章の中に組み込んで例文として覚えましょう。単語だけ知っていても、リスニングでは少し役立つかもしれませんが、自分から使うことができなくなります。英語圏の大学で研究室を使っていたり、これから海外の理系の職場でインターンをしたいという場合にはこれらの単語は必須と言っても良いでしょう。