今回の記事では、capture(キャプチャー)の意味や使い方、類語との違いなどを解説します。
「キャプチャ(キャプチャー)を撮る」など日本語としても使われている英単語ですが、どんな意味なのでしょうか?
しっかりと意味をおさえて、実生活で使ってみましょう!
ビジネスでも使える!capture(キャプチャー)の意味とは?
capture(キャプチャー)は、ビジネスやIT分野でよく使われる用語です。
基本的な意味や、実際にどう使うのかを見ていきましょう。
捕まえる・捕獲する
まずcaptureには「捕まえる・捕獲する」という意味があります。
野生動物を捕獲したり、逃亡者を逮捕したりする場面でよく使われます。
例文はこちらです。
The police captured the suspect after a long chase.
(警察は長い追跡の末、容疑者を捕まえた。)
占領する・奪う
また、「占領する・奪う」という意味も。
領土や資源を奪取するような状況を指します。
例文はこちらです。
The army captured the enemy’s fortress.
(軍は敵の要塞を占領した。)
捉える・表現する
「捉える・表現する」という意味もあります。
写真、絵画、文章などで「本質を切り取る」ニュアンスがあります。
例文はこちらです。
The artist captured the beauty of the sunset perfectly.
(その画家は夕日の美しさを完璧に捉えた。)
(画像やデータを)取得する・記録する
「(画像やデータを)取得する・記録する」という意味もあります。
現代ではビデオや写真撮影の文脈で頻繁に使われます。
例文はこちらです。
The camera captured the moment of the celebration.
(カメラはそのお祝いの瞬間を記録した。)
獲得する
ビジネスの場では「(顧客、契約、案件などを)獲得する」という意味でも使えます。
例文はこちらです。
We successfully captured a major deal with a new client.
(新しいクライアントとの大口契約を獲得した。)
注目を集める・魅了する
最後に、「注目を集める・魅了する」という意味もあります。
比喩的に「心をつかむ」という意味で使われます。
例文はこちらです。
A strong brand story helps capture customer interest.
(強いブランドストーリーは、顧客の心をつかむのに役立つ。)
captureの類語
capture(キャプチャー)は「捕まえる」「記録する」といった意味を持ち、ビジネスやIT、マーケティングなど幅広い分野で使われます。
しかし、英語にはcaptureと似た意味を持つ単語がいくつもあります。
ここでは主な類語を5つ紹介するので、文脈に応じて使ってくださいね。
acquire:努力して獲得する
acquire(アクワイア)は「努力や時間をかけて何かを手に入れる」という意味を持ちます。
captureが「瞬間的に捕らえる」イメージなのに対し、acquireは「積み重ねによって得る」というニュアンスがあります。
例文はこちらです。
She acquired a lot of knowledge through her studies.
(彼女は勉強を通じて多くの知識を獲得した。)
seize:力強くつかむ・奪う
seize(シーズ)は「力強くつかむ」「急いで何かを手に入れる」「機会を逃さず利用する」という意味を持ちます。
特に、積極的に何かを奪うような強いニュアンスが特徴です。
例文はこちらです。
The police seized illegal goods.
(警察は違法品を押収した。)
obtain:公式に・努力して手に入れる
obtain(オブテイン)は「正式な手続きを経て手に入れる」「努力の結果として得る」といった意味です。
ビジネスや法律の文脈でよく使われます。
例文はこちらです。
The company obtained permission to build a new factory.
(その会社は新工場の建設許可を得た。)
grasp:理解する・しっかり握る
grasp(グラスプ)は「しっかりと握る」「物事を理解する」という意味があります。
物理的に何かをつかむだけでなく、抽象的な概念を理解するときにも使われます。
例文はこちらです。
He quickly grasped the concept of AI technology.
(彼はAI技術の概念を素早く理解した。)
secure:確保する・守る
secure(セキュア)は「確保する」「安全を確保する」といった意味です。
特に、リスクを回避しながら何かを確実に得るニュアンスがあります。
例文はこちらです。
He secured a safe place for the meeting.
(彼は会議のために安全な場所を確保した。)
スクショとキャプチャーの違いは?
「スクショ(スクリーンショット)」と「キャプチャー(capture)」は、どちらも画面の情報を取得する際に使われる言葉ですが、意味や使われ方に違いがあります。
この項で、それぞれの定義や違いを詳しく解説します。
スクショとは
「スクショ」は 「スクリーンショット(screenshot)」の略で、「画面の画像をそのまま保存すること」を指します。
主にPCやスマートフォンで、現在表示されている画面を静止画として保存する際に使います。
キャプチャーとは
「キャプチャー(capture)」は 「データを取得すること」の総称であり、画像だけでなく、音声や動画の記録も含みます。
ITやビジネスの分野では、「データの保存・取得」という広い意味で使われます。
どちらを使えばいい?
スクショとキャプチャー、どちらを使えばいいか迷った場合、以下をチェックしてください。
- 画面の一部を静止画として保存したい場合:スクショ
- 画像だけでなく、動画やデータを記録・取得したい場合:キャプチャー
例えば、SNSの投稿を保存するなら「スクショ」、オンライン会議を録画するなら「キャプチャー」を使います。
captureとrecordの違いは?
capture(キャプチャー)とrecord(レコード)はどちらも「記録する」「保存する」といった意味で使われますが、ニュアンスや使われる場面に違いがあります。
この項では、それぞれの定義や違いを詳しく解説するので、正しく使い分けてみてください。
capture:一瞬をとらえる・取得する
captureは、「何かをとらえる」「瞬間を切り取る」という意味で使われます。
単なる記録だけでなく、「重要なものをつかみ取る」「データを取得する」というニュアンスがあります。
record:継続的に記録する
recordは、「音声・映像・データなどを継続的に記録する」という意味で使われます。
captureが「とらえる・取得する」のに対し、recordは「保存する」「記録を残す」ことに重点があります。
例文はこちらです。
The device records temperature changes over time.
(その装置は時間の経過とともに温度変化を記録する。)
どちらを使えばいい?
captureとrecord、どちらを使えばいいか迷った場合、以下をチェックしてください。
- 画像やデータを取得・保存したい場合:capture
- 音声・映像・データを継続的に記録したい場合:record
例えば、「ユーザーの行動データを取得する」ならcapture、「ユーザーの行動を時系列で記録する」ならrecordを使います。
まとめ
今回は、capture(キャプチャー)の意味や使い方、類語を紹介しました。
意味などをおさらいして終わりましょう。
- captureの意味は「捕まえる」「占領する」「記録する」など
- 類語はaquire、seizeなど文脈によってさまざま
- スクショは画像の保存、キャプチャーは動画などの記録・保存にも使える
- captureは「取得する」ことに、recordは「継続的に記録する」ことに重点がある
知らない意味もあったのではないでしょうか?
ぜひ今日から使ってみてくださいね。