「キャロットケーキ」は、家庭でも簡単に作れるヘルシー志向な方からお子様がいる方まで人気のスイーツです。そんなキャロットケーキは、アメリカの家庭では頻繁に食べられるケーキの一つです。ここでは、そんなアメリカでのキャロットケーキの食べられ方から、そのレシピまで紹介していきます。

「キャロットケーキ」はどんなケーキ?

アメリカではニンジンは子供のおやつ?!

キャロットケーキは、ニンジンを使った甘いケーキで、特にアメリカやイギリスで人気があります。特徴は、ニンジンを細かくすりおろしてケーキの生地に混ぜ込んでいること。食感としては、しっとりしていて、アクセントにナッツ(通常はくるみやピーカンナッツ)やシナモン、バニラの風味を加えることが多いです。

仕上げには、クリームチーズを使った甘くて滑らかなフロスティングを塗るのが一般的で、このフロスティングがケーキにリッチでまろやかな味わいを加えます。オレンジ色の見た目も可愛らしく、カットしたときに中身のニンジンが見えるのが特徴です。

甘さ控えめでヘルシーなイメージもあり、ヘルシー志向の人にも人気があります。また、野菜を食べてほしい親が子供に作るスイーツとしても人気です。

アメリカのニンジンは日本と異なる?

アメリカのニンジンは日本と異なる?

アメリカで使われているキャロット(ニンジン)と日本のキャロットにはいくつか違いがあります。

形状と大きさ

アメリカのキャロットは、日本のものと比べて一般的に長くて太い傾向があります。また、先端が細くなる形状が多いです。日本のニンジンは、比較的短くて太く、先端が丸みを帯びているものが多いです。

味の違い

日本のニンジンは比較的甘みが強いとされることが多いですが、アメリカのキャロットは少し甘さが控えめです。ほのかな土の香りが感じられることがあります。ただし、これは品種や栽培環境によっても異なります。

品種の違い

アメリカでは「ダッチ・キャロット」や「ナンバー・ワン・キャロット」など、色々な品種が栽培されています。中でも、オレンジ色が一般的で、紫や赤、黄色、白のキャロットも見かけます。日本では主にオレンジ色のキャロットが主流ですが、最近はカラフルなニンジンも出てきています。

キャロットケーキに使用されるキャロットは、どちらの国でも生のニンジンを使って作られますが、アメリカの方が少し大きなニンジンを使用することが多いことから、ケーキのボリュームが増すことがあります。それに対して、日本のニンジンはより甘くて、ケーキが少し軽やかな仕上がりになることもあります。

アメリカではニンジンは子供のおやつ?!

アメリカではにんじんは子供のおやつとして人気です。特に、ベビーカーット(baby carrots)と呼ばれる、小さくカットされたにんじんが人気で、スーパーでは袋入りで売られています。ランチボックスに入れる定番のヘルシースナックとして親に好まれてるのに加え、パーティではディップ(ランチドレッシングなど)と一緒に出すことも多いです。

学校の給食や、お弁当、おやつタイムにもよく登場するこのベビーキャロットは、甘みがあって食べやすく、手が汚れにくいので、ちょっと小腹が空いたときにもピッタリです。

ちなみに、アメリカでは「健康的なスナック」として野菜スティック全般がけっこう見直されています。にんじんの他にもセロリとかキュウリなんかもよく食べられています。

キャロットケーキを作ろう!

キャロットケーキを作ろう!

【材料】(18cm丸型1台分)

<ケーキ生地>

  • にんじん(すりおろし)…200g(中2本くらい)
  • 薄力粉…150g
  • ベーキングパウダー…小さじ1
  • 重曹…小さじ1/2
  • シナモンパウダー…小さじ1
  • ナツメグ(お好みで)…少々
  • 卵…2個
  • 砂糖(きび砂糖かブラウンシュガーがおすすめ)…100g
  • サラダ油(またはグレープシードオイルなど癖のない油)…100ml
  • クルミ(ローストして刻む)…50g
  • レーズン(お好みで)…30g

<クリームチーズフロスティング>

  • クリームチーズ…100g(常温に戻しておく)
  • 無塩バター…30g(常温に戻しておく)
  • 粉砂糖…50g
  • レモン汁…小さじ1

【作り方】

下準備
  • オーブンを180℃に予熱。
  • 型にクッキングシートを敷くか、油を塗っておく。
  • 粉類(薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、スパイス)は一緒にふるっておく。
生地作り
  1. ボウルに卵と砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ、そこに油を少しずつ加えながらさらに混ぜる。
  2. にんじん、刻んだクルミ、レーズンを加えてざっくり混ぜる。
  3. 粉類を加えて、さっくり混ぜ合わせる(練らないように注意)。
  4. 型に流し入れ、トントンと軽く落として空気を抜き、180℃で約40〜45分焼く。竹串を刺して何もついてこなければOKです。
  5. 焼きあがったら型から出して冷ます。
フロスティング
  • クリームチーズとバターを滑らかになるまで混ぜ、粉砂糖とレモン汁を加えてさらに混ぜる。
  • 冷めたケーキの上に塗って、あればクルミやにんじんの飾りをのせてもよいでしょう。

“carrot cake”を使った英会話例文を紹介

"carrot cake"を使った英会話例文を紹介

ここでは、”carrot cake”を使った英会話例文を紹介していきます。

Aさん
I can’t believe how good this carrot cake tastes—it’s so moist and sweet!
訳)このキャロットケーキがおいしすぎて信じられない!しっとりしていて甘いよ!

Bさん
Thank you. I make this every week for my kids.
訳)ありがとう。子どもたちのために毎週これを作っているの。

※ケーキやスイーツが「しっとりしている」と表現するときは”moist”を使います。

Aさん
What is your favorite sweet?
訳)あなたの好きなスイーツは何?
Bさん
Carrot cake! My grandma makes the best carrot cake in the world.
訳)キャロットケーキだよ!わたしの祖母は世界で一番おいしいキャロットケーキをつくるんだ!

※”carrot cake”を「作る」と言いたい場合は”make”または”bake”(焼く)を使います。

Aさん
What did you eat at Sarah’s birthday party yesterday?
訳)昨日はサラの誕生日パーティで何を食べたの?
Bさん
We had carrot cake for dessert.
訳)デザートでキャロットケーキを食べたよ。

キャロットケーキの英語紹介文

Aさん
What is a carrot cake?
訳)キャロットケーキって何?
Bさん
Carrot cake is a popular dessert made with grated carrots, spices, and often topped with cream cheese frosting. Although it’s called carrot cake, it doesn’t really taste like vegetables—it’s actually quite sweet and rich.
訳)キャロットケーキはすりおろしたニンジンで作った人気のデザートで、通常はクリームチーズフロスティングが乗っています。キャロットケーキとは呼ばれているものの、野菜の味があまりせず、実際にはとても甘く濃厚です。

“carrot cake”はキッズにも人気なケーキ

“carrot cake”は、アメリカでは定番中の定番の家庭で作られるケーキの一つです。特に、小さなお子様がいる家では、野菜を食べてほしいという気持ちから親が作ることも多いです。家庭にある材料で簡単に作ることができるので、ぜひ気軽にチャレンジしてご家族で楽しんでみてください。

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