「熟語がなかなか覚えられない」
「似ている熟語を間違いやすい」
「どうやって暗記すればいい?」
お子さんの英検5級受験を前に、熟語の学習にお困りではありませんか?
英検5級は中学初級レベルで、英語を学び始めた方の最初の目標となる級です。
合格に求められる語数は約600語とされており、どれも英語の基礎となるものが中心となっています。
とはいえ、文法と単語を完全にマスターするのは、簡単なことではありませんよね。
今回は、英検5級を受験予定のお子さんをお持ちの保護者の方へ向けて、基本熟語の覚え方と効果的な学習法、おすすめの教材を紹介していきます。
英検5級で出題される熟語
英検5級は中学初級レベルで、中学1年生で習う文法と単語が中心に出題されます。
求められる語数は約600語と多く感じますが、どれも基本的なものばかりで、難しい語はありません。
出される英語のほとんどは、日常会話でもよく使われる挨拶や会話の表現なので、基礎をしっかりおさえておくことで確実に合格への道が開けます。
時を表す熟語
朝や夜、週末など、「いつ〜する」の「いつ」を表す場合には、以下のような熟語があります。
とても基本的な熟語なのでしっかり覚えておきましょう。
in the morning | 朝に、午前中に |
in the afternoon | 午後に |
in the evening | 夕方に |
at night | 夜に |
on weekends | 週末に |
after school | 放課後に |
場所・手段を表す熟語
家や公園など、「どこで〜する」の「どこ」を表す際に用いられる熟語も、5級ではよく出題されます。
場所の単語の意味と合わせて覚えておくと、正しい解答をパッと選択できるようになりますよ。
over there | あそこで |
at home | 家で |
in the park | 公園で |
from A to B | AからBまで |
on TV | テレビで |
by car | 車で |
by train | 電車で |
動作・状態を表す熟語
「起きる」「寝る」「宿題をする」などの動作や、「たくさんの」「少しの」といった状態を表す熟語も5級合格に必須の英語表現です。
以下の熟語以外にもまだまだたくさんありますが、繰り返し復習しながらしっかり覚えていきましょう。
get up / wake up | 起きる |
go to bed | 寝る |
live in〜 | 〜に住んでいる |
listen to〜 | 〜を聞く |
look at〜 | 〜を見る |
help with〜 | 〜を助ける |
do one’s homework | 宿題をする |
It’s time for〜 | ~する時間だ |
be interested in〜 | 〜に興味がある |
go shopping | 買い物に行く |
a lot of | たくさんの |
a little | 少しの |
応答・感情を表す熟語
「ありがとう」や「すみません」など、応答やそのときの感情を表す熟語は、会話文の問題において頻出の表現です。
リスニングでもよく出てくるので、スペルだけでなく音声でも正しく聞き取りができるようになっておきましょう。
Thank you for〜. | 〜してくれてありがとう。 |
You’re welcome. | どういたしまして。 |
Here you are. / Here it is. | はい、どうぞ。 |
All right. | いいですよ。 |
Of course. | もちろん。 |
I’d like to〜. | 〜したいです。 |
挨拶で用いられる熟語
「おはよう」から「おやすみ」までの挨拶のほか、別れ際の声かけや歓迎のフレーズなど、挨拶の熟語は、絶対におさえておきたい基本の表現です。
英語を初めて習うお子さんでも、日本語のカタカナでなじみのあるものが多いので覚えやすいですよ。
Good morning. | おはようございます。 |
Good afternoon. | こんにちは。 |
Good eveing. | こんばんは。 |
Good night. | おやすみなさい。 |
Nic to meet you. | はじめまして。 |
How are you? | ご機嫌いかがですか? |
Have a nice / good 〜. | よい〜をお過ごしください。 |
Welcome to〜. | ようこそ〜へ。 |
疑問・質問を表す熟語
「いつ?」「どこで?」「何を?」など、何かを問いかける際の疑問詞を使った表現も、5級では非常に重要です。
疑問詞の意味と、一緒に使われることが多い単語をパターン化して覚えておくことをおすすめします。
What is your name? | 何というお名前ですか? |
How old are you? | 何歳ですか? |
Where are you from? | 出身はどちらですか? |
Where do you live? | どこに住んでいますか? |
What do you like? | 何が好きですか? |
以下のサイトでは、5級で出題される熟語が一覧でチェックできるようにまとめてあります。
どんな表現があるのか、熟語の暗記と学習の前に参考にしてみてくださいね。
熟語の覚え方
英検5級の熟語を覚えるには、例文とともに声に出して読み上げることがとても重要です。
絵やイラストなど、視覚を刺激するイメージとともに覚えていくのも効果的です。
どんな熟語も、1回で覚えるのは難しいので、忘れていたり間違えたりしたものは何度も繰り返し復習しましょう。
目で見て、声に出して、耳で聞き、同時にイメージを思い浮かべるのがポイントですよ。
例文と一緒に覚える
熟語は、動詞と副詞、または動詞と前置詞など、複数の単語が組み合わさって、1つの意味を形成します。
単語が単独で使われるときと、複数連なって使われるときとでは、意味に違いがあるものも多いです。
例文に目を通すことによって、熟語の正しい使い方と意味を理解でき、決まった形や文の流れも掴みやすくなりますよ。
イメージを思い浮かべる
参考書や教本などには、イラストが載っているものも多く、熟語の抽象的な意味がわかりやすいよう工夫されています。
特にまだ本格的な授業が始まっていない小学生にとっては、絵やイラストから熟語の意味をイメージできるので格段に覚えやすくなるでしょう。
声に出して読む
しっかりと使える熟語を習得するには、声に出して読むことがとても大切です。
CDやダウンロード音声を聞ける場合は、正しい発音も意識して何度も復唱しましょう。
目と耳と口を使うことで、熟語の暗記と同時にリスニング対策にも有効なので、必ず声に出して練習してくださいね。
熟語の効果的な学習法
熟語は、市販の単語帳や教材を活用しながら、継続的に繰り返し学習することによって身につきます。
一度習っただけ、見ただけ、読んだだけでは、まず覚えられないと思っておきましょう。
無理のない学習計画を立てる
熟語の習得には、無理のない学習計画が欠かせません。
「大変」「しんどい」「疲れる」ような学習では、毎日続けるのはほぼ不可能でしょう。
1日あたりに覚える熟語の数、学習時間、お子さんの年齢や集中力も考慮しながら、無理のない計画を立てることが大切です。
自分に合った教材を選ぶ
熟語を覚えるには、お子さんに合った教材選びも重要なポイントです。
市販の単語帳にはさまざまな特徴を持った種類のものがたくさんあります。
カードやドリル、アプリ、動画など、直感的で興味を引く、飽きさせない工夫が詰まった教材も多いので、どれが合っているか、楽しく続けられるかを見極めてあげましょう。
【おすすめの市販教材】
熟語学習の基本といえば単語帳、という方には、以下のような教材がおすすめです。
音声やミニクイズ、チェックテストなども収録されていますよ。
【おすすめの学習動画】
紙の教材だと集中力が切れてしまうというお子さんには、動画を使った学習もおすすめです。
聞き流すだけでインプット効果が期待できたり、決まった時間クイズに答えるだけで学習できたり、工夫を凝らした動画で楽しく熟語が覚えられます。
まとめ
英検5級を受験予定のお子さんをお持ちの保護者の方へ向けて、熟語の覚え方と効果的な学習法、そしておすすめの教材を紹介しました。
5級は、英検の最初のステップであり、基礎固めに最適な級です。
中学初級レベルの熟語を覚えるには、例文とセットで必ず声に出して読むことを徹底しましょう。
英語の習得は、反復と継続が何より大切ですので、お子さんが無理なく楽しく続けられる学習スタイルを見つけていけるようにサポートしていきましょう。