皆さんは「イグアノドン」についてどのくらい知っていますか?
今回は、約1億2,600万~1億1,300万年前に発見された最初期の恐竜の一つ、イグアノドンについて詳しく解説します。
全長約10メートル、体重約4トンの草食恐竜の生態や英語での説明方法を学んで、古代生物の知識と英語スキルを同時に身につけましょう。
イグアノドンとは?

恐竜好きなら一度は聞いたことがあるイグアノドン。「最初に発見された恐竜の一つ」として知られていますが、実際のところどんな恐竜だったのでしょうか。
基本情報
イグアノドン(Iguanodon)は、約1億2,600万年前の白亜紀前期に、現在のヨーロッパを中心に生息していた草食恐竜です。
名前の意味は「イグアナの歯」。イギリスの地質学者ギデオン・マンテルによって発見され、メガロサウルスに次いで2番目に命名された恐竜という、まさに恐竜研究の草分け的存在となります。
イグアノドン(学名 Iguanodon)は、イグアノドン類に属する恐竜の一属。和名は禽竜 (きんりゅう)。
メガロサウルスと並んで恐竜研究史の最初期に発見された鳥脚類で世界で2番目に名前がつけられた。
ウィキペディアより引用
分類的には鳥盤目・鳥脚亜目・イグアノドン科に属する恐竜です。
どこに住んでいたの?
イグアノドンの化石は、イギリス・ベルギーなどヨーロッパ各地で発見されています。
中でもベルギーのベルニサール炭鉱では30体以上の全身骨格が一度に発掘されて、研究が一気に進みました。
これだけまとまって見つかるなんて、当時は相当驚かれたでしょうね。
体の大きさはどのくらい?
全長約10メートル、体重約4トンと推定されており、当時の草食恐竜の中ではかなり大型の部類に入ります。
また、前足よりも後足が長く、二足歩行と四足歩行を併用していたと考えられています。
なんで有名になったの?
やはり「最初期に発見された恐竜の一つ」というインパクトは大きいでしょう。恐竜という概念そのものがまだ新しかった時代に発見されたので、恐竜学の歴史そのものと言っても過言ではありません。
特徴的な親指のスパイクや、復元の変遷なども博物学的に注目されており、多くの図鑑や博物館で取り上げられているのも納得です。
イグアノドンの特徴を英語で説明しよう
恐竜の歴史について英語で話せると、海外の博物館でもより楽しめそうです。
イグアノドンの説明パターンを見てみましょう。
英語での基本紹介文
訳)イグアノドンは、19世紀初頭に発見・命名された最初期の恐竜の一つでした。
サイズについて
訳)イグアノドンは全長約10メートル、体重は約4トンでした。
生息地について
訳)イグアノドンは白亜紀前期、現在のヨーロッパに生息していました。
生活の様子
訳)草食動物だったイグアノドンは、親指のスパイクを防御や採食に使っていた可能性があります。
絶滅について
訳)イグアノドンは白亜紀前期の約1億2,000万年前に絶滅しました。
イグアノドンに関する英単語・フレーズ集

イグアノドンについて英語で話すときに使える単語をまとめました。ぜひこの機会に一つでも多く覚えておきましょう!
覚えておきたい基本単語10選
- dinosaur :【名詞】 恐竜
- herbivore :【名詞】 草食動物
- thumb spike :【名詞】 親指のスパイク
- extinct :【形容詞】 絶滅した
- Cretaceous :【名詞】 白亜紀
- fossil :【名詞】 化石
- vertebra :【名詞】 脊椎骨
- Europe :【名詞】 ヨーロッパ
- defense :【名詞】 防御
- prehistoric :【形容詞】 先史時代の
中でも「化石」を意味する、”fossil”は覚えておくと汎用性が高いです。
イグアノドンを説明する便利な表現
- one of the first dinosaurs discovered :最初に発見された恐竜の一つ
- lived during the Early Cretaceous period :白亜紀前期に生息していた
- used its thumb spike for defense :親指のスパイクを防御に使っていた
- fossils discovered in Europe :ヨーロッパで発見された化石
- walked on both two and four legs :二足歩行と四足歩行の両方で歩いていた
他の恐竜と比較してみよう
最後に、イグアノドンと関連のある恐竜たちを見てみましょう。
マンテリサウルスとの比較
マンテリサウルス(Mantellisaurus)は、イグアノドンの近縁種で、体長約7メートル、体重約0.75トンと推定されています。
マンテリサウルス(学名 Mantellisaurus)はかつてイグアノドン・アテルフィエルデンシス(Iguanodon atherfieldensis)の名で知られた鳥脚類恐竜の属である。
ウィキペディアより引用
イグアノドンと近しい存在であるのもあり、再現時の見た目はぱっと見違いが分かりにくいでしょう。そのくらい姿から似ていたということです。
英語で説明:
訳)マンテリサウルスは、白亜紀前期のヨーロッパに生息していた、イグアノドンよりも小型で軽量な近縁種でした。
カムイサウルスとの比較
カムイサウルス(Kamuysaurus)は白亜紀後期、日本の北海道に生息していたハドロサウルス科の恐竜で、体長約8メートル、体重約4トンと推定されています。
カムイサウルス(学名:Kamuysaurus)は、日本の北海道むかわ町穂別地区の後期白亜紀のかつては海だった地層で発見されたハドロサウルス科ハドロサウルス亜科エドモントサウルス族の恐竜の属である。
ウィキペディアより引用
カムイサウルスもぱっと見姿がかなり再現時に似ていることが多いですが、何より日本に生息していたということが印象的な恐竜なのです。
英語で説明:
訳)カムイサウルスは、白亜紀後期に現在の日本の北海道に生息していたハドロサウルス科の恐竜でした。
まとめ
この記事では、イグアノドン(Iguanodon)の特徴、生態、英語での表現方法、そして他の恐竜との比較について解説しました。
イグアノドンはまさに、恐竜研究の黎明期において重要な存在であり、今でも人気の高い恐竜の一つです。
親指のスパイクという特徴的な武器を持ち、二足歩行と四足歩行を使い分けていたなんて、本当に興味深いですよね。
恐竜について英語で話すときの基本パターンも、ぜひ他の恐竜にも応用してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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