空がどんどん暗くなってきて雷がゴロゴロ鳴り始めれば、洗濯物を取り込まないと!と焦ることがありますね。しかし、ゴロゴロという言葉は休日をゆったり過ごすときにも使われます。皆さん、それぞれの「ゴロゴロ」を表す英語をご存知ですか?

この記事では、オノマトペ「ゴロゴロ」をどのように英語で伝えるのかについて解説をします。シーンにあった「ゴロゴロ」Rumbling (thunder) / Lazyを使い分けて表現できるようにしていきましょう。

オノマトペ「ゴロゴロ」の意味とは?

「猫ちゃんがゴロゴロ喉を鳴らしている」という表現があります。それ以外にも使用されるオノマトペ「ゴロゴロ」を確認していきます。

「ゴロゴロ」の意味

「ゴロゴロ」はおもに、以下2つとしての使われ方があります。

1. 雷のゴロゴロ音
2. くつろぐ様子

他にも、先ほどの猫の喉を鳴らす音、そして大きなものが転がる様子を表すのもオノマトペ「ゴロゴロ」です。
しかし、本記事では特に上記1および2を表現する英語を紹介します。

ちなみに、くつろぐ様子をなぜ「ゴロゴロ」というのかという点ですが、雷や岩が転がる音が一定の心地よい安定感がのんびりとしたリズムを持っている説、または、猫がリラックスしているときに喉を鳴らすことから特に何をすることなくゆったりと時間を過ごす様子を表す、などの説があります。

オノマトペ「ゴロゴロ」の英語Rumbling of the thunder

オノマトペ「ゴロゴロ」の英語Rumbling of the thunder

さて、ここからは「1. 雷のゴロゴロ音」の英語表現を紹介します。それがRumbling of the thunderというフレーズです。

「ゴロゴロ」の英語Rumbling

まず、”rumbling”という単語について解説します。

Aさん
“a continuous low sound”
訳)連続した低い音のこと。

低い音というところが”rumbling”のポイントになります。
したがって、使われるのは雷のゴロゴロだけではありません。「雷のゴロゴロ音」については、次のフレーズが明確にそれを伝えることになります。

参考:Cambridge Dictionary ”rumbling”

ちなみに”rumbling”はスラングになると「暴力団同士の喧嘩」の意味で使用されます。

「雷のゴロゴロ音」の英語Rumbling of the thunder

”rumbling”の後に雷の英語thunder(雷)を付け加えた”rumbling of the thunder”こそ、「雷のゴロゴロ音」になります。かみなりの低い音=ゴロゴロ、ですね。

「ゴロゴロ」の英語Rumblingの例文

「雷のゴロゴロ音」を英語にすると”rumbling of the thunder”でしたね。ここでは、使い方を例文でみていきましょう。

rumbling of the thunderの使い方

Aさん
I just heard the rumbling of the thunder. It might start raining.
訳)ゴロゴロって聞こえたよ。雨が降り始めるかもしれないね。

この例文は、The thunder was rumbling.(雷がゴロゴロ鳴っていた)という英文にすることもできます。

Aさん
The rumbling of the thunder woke me up from my sleep.
訳)雷のゴロゴロっていう音で、私は眠りから目覚めました。
Aさん
She is scared of a rumbling of the thunder.
訳)彼女は、雷のゴロゴロが怖いんです。

これらの例文のように「1. 雷のゴロゴロ音」を使ってみてくださいね。

オノマトペ「ゴロゴロ」の英語Lazy

オノマトペ「ゴロゴロ」の英語Lazy

それでは「2. くつろぐ様子」に当たるゴロゴロの紹介です。記事では“Lazy”を使ってこの「ゴロゴロ」を解説します。

“Lazy”の意味

そもそも”lazy”にはネガティブなイメージがあるかもしれません。そこで、辞書で”lazy”を調べてみましょう。

Aさん
“not willing to work or use any effort”
訳)働く意志も努力する意志もないこと。

これが、一般的に”lazy”を使うときのニュアンスではないでしょうか?日本語の「だらしない様子」や「ぐうたらな」ですね。

さらに見ていくと以下があり、これこそが「ゴロゴロ」を表す”lazy”になります。

Aさん
“slow and relaxed”
訳)ゆったりとリラックスしていること。

フレーズ“slow and relaxed”を使った例文も紹介しましょう。

Aさん
“We spent a lazy day on the beach sunbathing.”
訳)私たちはビーチで日光浴をしながら、のんびりとした1日を過ごしました。

a lazy day=のんびりとした1日、ビーチでゴロゴロしたという言い方は少し違和感がありますが、自宅でa lazy dayを過ごしたとなれば、家でゴロゴロして過ごしたという表現にピッタリ当てはまります。

参考:Cambridge Dictionary ”lazy”

「ゴロゴロ」の英語Lazyの例文

さらに”lazy”を使ったゴロゴロ「2. くつろぐ様子」の例文をみていきます。

lazyの使い方

Aさん
I was just lazy lounging around the whole day today.
訳)今日は1日中、ただただゴロゴロしてたよ。

lounging(lounge)はいわゆるラウンジであり、くつろぐスペースを意味します。“lazy lounging around”というフレーズにすることで、リラックスして何もせずに時間を過ごすことを意味します。時にすべきことがあってもせず、だらだらゴロゴロしている様子を表現します。

Aさん
After a very busy week at work, I don’t want to be lazy lounging around, yet want to go out for lunch.
訳)仕事でとっても忙しい1週間の後でも、ゴロゴロ過ごしたくなくランチに出かけたいわ。
Aさん
My dream is to go to a beautiful beach somewhere in Europe, so I can be lazy there.
訳)私の夢はヨーロッパのどこかの美しいビーチに行って、そこでのんびりゴロゴロ過ごすことです。

皆さんは出かけたい派ですか?それともゴロゴロゆったり派ですか?!

lazyに置き換わる「ゴロゴロ」の英語フレーズ

最後に”lazy”に置き換えて「ゴロゴロ」を表現する英語をもう一つ紹介しましょう。

bum aboutの使い方

そもそもbumには「怠け者・無駄に過ごす」の」意味があります。“bum about”はイギリス英語であり、特定の目的または目的地を定めず、リラックスしてゆったりした時間を過ごすというニュアンスを持ちます。イギリス英語を学んでいる方はカジュアルなフレーズとして“bum about”を覚えましょう。

Aさん
My son was bumming about the house all day, not doing anything.
訳)息子は今日は何もせず、1日中家のなかでゴロゴロしていたわよ。

ゆったりゴロゴロするメリットは気分転換、心身のリフレッシュとストレス解消、集中力や洞察力の向上などがあると言われています。

まとめ

本記事では、「ゴロゴロ」に当たる2つの英語表現”Rumbling (thunder)”と”Lazy”の意味や使い方を例文とともに解説しましたが、いかがでしたか?自分の英語にするため、ゴロゴロの例文を作って口に出してどんどんアウトプットしてみることをおすすめします。