ニラは健康に良いといわれる野菜のひとつです。
たしかに餃子やレバニラなど、ニラを使った料理は元気になれそうなものが多いですよね。
次の日の口臭の心配がなければ、毎日でも食べたい食材のひとつといえるでしょう。
さて、ニラって英語でなんていうのでしょうか。今回の記事では、ニラにまつわる単語やフレーズを色々紹介します。
レバニラやニラ饅頭を英語で説明する方法についてもくわしく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ニラって英語でなんていう?

ニラは、英語で「Chinese chives(チャイニーズチャイブ)」といいます。「garlic chives(ガーリックチャイブ)」ともいわれますが、これはニラの香りがニンニクに似ていることから名づけられたものです。
「chive」だけでは別の植物を指すことになるため、ニラを正確に伝えるには「Chinese chives」や「garlic chives」を使いましょう。
ニラと似たスイセンに注意しましょう
ニラと似た植物にスイセンがあります。スイセンはご存じのとおり良い香りの花を咲かせる植物で、花が咲いていればニラと間違える可能性は低く、危険性は極めて低いと思われますが、実際にはここ10年で70件以上の事故が起こっており、1名の方がなくなっています。
スイセンは、花、茎、球根すべてが有毒で、間違って食べると30分以内の潜伏期間の後に、悪心、嘔吐、下痢、発汗、頭痛、昏睡などの症状が表れる危険な植物ですから十分注意しましょう。
ニラとスイセンの見分け方は「香り」です。ニラは、鼻を近づけてみるとにんにくのような独特な香りをかじることができるでしょう。
訳)何作ってるの?
訳)ニラと豚肉で餃子を作ってるんだ。
訳)私にも手伝わせて!
厚生労働省の公式サイトでもニラとスイセンを間違えることで起こる事故に注意を呼び掛けています。
ニラとスイセン以外の注意点も紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
参考:厚生労働省 公式サイト「身近な危険 食中毒」
ニラとネギの違いを英語でなんていう?
ニラとネギは同じユリ科ネギ属の植物で、見た目も少し似ています。またどちらも独特の香りがしますよね。
では英語で表現する場合も似た単語が使われるのでは、と思うかもしれませんが、実際にはそうではありません。
ニラは「Chinese chives」で、ネギは「green onion」や「scallion」という単語になります。
ニラとネギの違いを英語で説明したいときには、それぞれの味や形、使い方を伝えるといいでしょう。
訳)ニラとネギの違いって何かな?
訳)ニラを食べると口臭が気になる!
訳)ニラほどじゃないけど、ネギも匂うでしょ。
訳)うーん。ニラの葉は平らで、ネギの葉は筒状になってる!
訳)たしかにね。
Leekとchiveの違い

Leek(リーク)は西洋ネギで、日本の長ネギより茎がずっと太く白いのが特徴です。スープにすると自然な甘みを楽しむことができます。
一方chive(チャイブ)は、見た目はものすごく細いネギのようで、スープやサラダなどのトッピングに使われることが多いです。
どちらもニラとは見た目も味わいも異なります。そのため、英語で説明する場合には、見た目や味、使われ方の違いを伝えてあげるといいでしょう。
訳)リークのポタージュ、大好き。甘くておいしいよね。
訳)そうね。青ネギもポタージュにしたらおいしいかな。
Green onion potage… If you’re going to make it, do it the day before a day off.
訳)青ネギのポタージュ…作るなら休みの前の日にしなよ。
ニラを食べると口臭が気になりますよね。過去の記事で「臭い」にまつわる単語やフレーズを色々紹介していますので、ぜひそちらも併せて読んでみてください。
過去記事:「くさい」も色々ある! 英語で表現してみよう!」
Green onionとleekの違い
「green onion(青ネギ)」と「leek(リーク)」もニラと混同されやすい野菜です。
それぞれの違いを説明するなら、見た目や味わい、使われ方、風味などを伝えるといいでしょう。
例えば、green onionは葉が柔らかく軽い味わい、生でも加熱しても使いやすく、薬味などに欠かせない食材です。
一方のleekは、香りが優しくて甘味があり、煮込み料理に向いています。
レバニラって英語でなんていう?
貧血予防や疲労回復効果が高いとされるレバニラ炒め。英語では「stir-fried liver and garlic chives」と表現します。
「レバニラ」は和製略語で、そのままでは通じませんから注意しましょう。
「liver」は肝臓、「stir-fried」は炒め物を意味します。料理の内容をそのまま説明するのが、最も自然で伝わりやすいでしょう。
ちなみにレバニラ炒めは中華料理として一部の人々に知られているため「Chinese-style stir-fry with liver and garlic chives」と紹介されることもあります。
訳)最近疲れがたまってる気がする。元気が出るもの食べたいな。
訳)それならレバニラ一択でしょ。
ニラ饅頭って英語でなんていう?
「ニラ饅頭」を英語にするなら「garlic chive dumplings」または「pan-fried garlic chive dumplings」といいます。
「饅頭」という名前であっても、日本の甘い饅頭とは違い、点心のような料理なので「dumplings」で通じます。
観光地のメニューなどでは「garlic chive and pork dumpling」などと表記されることもあるので、具材を含めた表現にするとどんなものなのかよりイメージしやすくなるでしょう。
まとめ
「ニラ」は日本ではなじみ深い食材ですが、英語圏の人に対してどんなものか伝えるには「garlic chives」や「Chinese chives」という表現を使う必要があるでしょう。
「chive」や「leek」「green onion」などの特徴を知っておくと、説明する方も説明される方も分かりやすいです。
またレバニラ炒めやニラ饅頭のような料理を英語で紹介するときには、素材や調理法を合わせて説明してあげると味や内容がイメージしやすくなりますよ。英語で日本の食文化を語ることができれば、海外旅行や留学、外国人との会話でも話題が広がるでしょう。
これからも楽しい話題をどんどん紹介していきますので、英語力アップにぜひ役立ててくださいね。See you next time!
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