インフルエンザにかかったことがある人は多いはず。特に冬の時期になると、インフルエンザの話題になることも多いですし、英語でもインフルエンザの話ができるようになっていると良いですよね。
ですが「インフルエンザ」を英語で何と言うか、知らないという人もいるでしょう。

そこで今回は、インフルエンザを英語でどう表現するか、そしてインフルエンザの話をする時に役立つフレーズをご紹介します。これを参考にすれば、インフルエンザになった時などにスラスラ会話ができるようになるでしょう。

「インフルエンザ」は英語で?

「インフルエンザ」は英語で?

まず、「インフルエンザ」を英語で何と言うかですが、これはとても簡単。なぜなら、「インフルエンザ」は英語でも「influenza」だからです。
ただ、発音は違う部分もあるので気をつけましょう。特に、母音をあまり大きく発音しないことが重要です。

ただし、このinfluenzaという単語は、どちらかというと医療英語であり、あまり日常会話では使われません。では、日常会話ではインフルエンザのことを何と言うかというと、「the flu」と言います。

Influenzaというよりも短くて、発音しやすく、覚えやすいですね。日常会話の範囲でインフルエンザの話をする時には、the fluと表現すればOKです。むしろ、influenzaと言う方が耳慣れないので、the fluで統一して良いでしょう。
ですが、「the」という冠詞を入れるのをお忘れなく!

インフルエンザでも仕事や学校にくる人は多い

日本だと、インフルエンザだと診断されたら、学校を休んだり仕事を休んだりすることが多いですよね。インフルエンザは感染症ですから、人に感染させないために、なるべく人に会わないようにするはずです。

では、英語圏ではどうなのかというと、症状が軽い場合は意外と普通の生活をしていたりします。
たとえば、学校などで咳をしている人に「風邪ひいたの?」と聞くと、「インフルエンザになっちゃって」なんて普通に返ってくる感じです。

日本人の感覚だとびっくりしてしまうかもしれませんが、インフルエンザになったら治るまでは自宅で療養……という考えはあまりなく、動けるなら普通の生活をする人が多い傾向にあるのです。
もちろん個人差はありますが、インフルエンザをうつされたくない人はちょっと注意した方が良いかもしれませんね。

ただ、そのかわり英語圏では、風邪やインフルエンザで咳をしていても、「うつるから近寄らないで」と言われることはあまりなく、「大丈夫?」と心配してくれる人が多い印象です。(経験からくる個人の見解です)

インフルエンザにまつわる英会話フレーズ

インフルエンザにまつわる英会話フレーズ

では、ここからはインフルエンザについての話をするときに使える英会話フレーズをご紹介します。そのまま使えるフレーズもありますから、インフルエンザの話をするときの参考にしてくださいね。

インフルエンザにかかった

まずは「インフルエンザにかかっちゃった」と言うときの会話をみてみましょう。

Aさん
Are you OK? You are coughing a lot!
大丈夫?かなり咳してるけど。

Bさん
Yeah, I got the flu, actually.
ああ、実はインフルエンザにかかっちゃって。

Aさん
What? You have influenza?
え?インフルエンザなの?

Bさん
Yes. That’s correct.
うん。そうだよ。

Aさん
Oh my gosh! You should go home and take a rest!
大変!家に帰って休んだ方がいいよ!

「インフルエンザにかかった」は、「風邪をひいた(I got a cold.)」と同じようい「I got the flu.」という言い方をします。例文中のAさんのように「have」を使って表すときには、「インフルエンザなんだ。」というニュアンスになります。

インフルエンザがうつった

インフルエンザは感染症ですから、「かかった」ではなく、「うつった」「うつされた」という言い方をしたい時もあるでしょう。そんな時の表現をご紹介します。

Aさん
Please don’t get close to me! I don’t want to catch the flu!
お願いだから近づかないで!インフルエンザにかかりたくないから!

Bさん
Hmm…you are probably right. The flu is infectious. I think my mother gave it to me.
うーん、それがいいかもね。インフルエンザは感染症だし。僕もお母さんからうつされたと思うんだ。

Aさん
Yes. So, please go home and don’t spread your flu around.
うん。だから、インフルエンザを撒き散らさないように、家に帰ってね。

「うつった」「うつされた」と明確に言いたい時は、「someone give it to me」のように、「誰かが自分にくれた」と言えば伝わります。文中では、お母さんからうつされたと言っていますね。

また、「catch the flu」とすると、インフルエンザにかかったというニュアンスに、少し「かかっちゃった」「うつされちゃった」のようなニュアンスが加わります。

インフルエンザが流行している

次は、インフルエンザが流行している時に使えるフレーズをご紹介します。

Aさん
The flu is going around like crazy! Everyone has the flu now!
インフルエンザがかなり流行ってるね。今、みんなインフルエンザだよ!
Bさん
Yep. I had it a few weeks ago. It’s epidemic.
うん。僕も数週間前にかかったよ。流行ってるよね。

インフルエンザのような感染症が流行しているときは「going around」で伝えることができます。ちなみに、現在流行中の新型コロナウイルスについても「The COVID is going around.」と言うことができます。
また、「epidemic」という言葉を使っても「流行している」と伝えることができますよ。

インフルエンザの予防接種を受けた

インフルエンザが流行する時期が近づくと、予防接種を受けておく人も多いでしょう。予防接種についての会話もできるように、例文をご紹介します。

Aさん
I got a flu shot yesterday.
昨日、インフルエンザの予防接種を受けたよ。
Bさん
Did you? I’m going to get one tomorrow. I hope it works well.
そうなの?僕は明日受ける予定です。効いてくれるといいんだけど。

インフルエンザの予防接種は「a flu shot」と表します。インフルエンザの予防接種を受けるは「get a flu shot」と、とてもシンプルですね。
ちなみに、予防接種の種類が何であっても、文中のfluの部分を置き換えることで「〇〇の予防接種を受けた」と言うことができます。

海外でもインフルエンザは身近な話題!

冬になると、日本でもインフルエンザの話をすることが多いですが、海外でもインフルエンザは身近な話題です。
インフルエンザが流行っている、インフルエンザにかかった……なんて英語で言いたいときには、ぜひ今回ご紹介したフレーズを参考にしてくださいね。