フランス・セーヌ=エ=マルヌ県にある小さな都市「プロヴァン(Provins)」。中世にはヨーロッパの商人が集まる「シャンパーニュ大市」の開催都市として栄えました。その歴史的景観が評価され、2001年ユネスコの世界遺産に登録されています。
現在のプロヴァンは、中世の城壁や塔、教会、バラに彩られた美しい街並みが残る観光地です。
今回は、プロヴァンを英語で楽しみながら学べる記事としてお届けします。歴史や見どころを知りつつ、旅先で使える英語フレーズも一緒に身につけましょう!
中世市場都市プロヴァンとは?

英語ではProvins, Town of Medieval Fairsと言います。プロヴァンの歴史や見どころを見ていきましょう。
プロヴァンってどんな町?
この町の住民のことは「プロヴィノワ(Provinois)」と呼ばれています。
名前が似ている「プロヴァンス(Provence)」とは全く別の場所なので要注意。立地はパリの東側、鉄道で約1時間半。パリ東駅からプロヴァン駅まで直通列車があります。
プロヴァンの歴史は?
この地には旧石器時代から人が住んでいた痕跡が残っており、古代ローマ時代にも軍事拠点として活用されました。
中世に入るとシャンパーニュ伯の庇護のもと、11~13世紀に「シャンパーニュ大市」が開かれ、交易都市として繁栄。羊毛産業で重要な役割を果たしました。
また、街は堅牢な城壁で囲まれ、塔や教会などの都市計画が現在もよく残されています。
プロヴァンのバラ
プロヴァンは、古くから「バラの町」としても知られています。バラを使ったジャムやキャンディーは今でも名物。
十字軍遠征に参加したシャンパーニュ伯・チボー4世が東方から持ち帰ったバラが、この地に広まったと伝えられています。
現在でもバラ園が街を彩り、バラの花びらのジャムや、バラをはちみつやシロップに漬けたものは観光客に人気。お土産にも最適です。
世界遺産としての価値
中世市場都市プロヴァンは、2001年ユネスコの世界遺産に登録されました。
登録された理由は?
プロヴァンは次のような点が評価され、ユネスコ世界遺産に登録されました。
- 北方ヨーロッパと地中海世界から人々が集まるシャンパーニュ大市をが開かれる場所であった。
- 中世の市場都市の都市計画と建築が非常に良好な形で保存されている。
UNESCO World Heritage Convention:Provins, Town of Medieval Fairs
覚えておきたい英語

この記事に出てくる英語をまとめました。すぐに使える英語ばかりなので、ぜひ使ってみてください。
fair(市・見本市)
The medieval fair in Provins attracted merchants from all over Europe.
(プロヴァンの中世市はヨーロッパ中から商人を引きつけました)
rose(バラ)
I bought rose jam as a souvenir from Provins.
(プロヴァンでお土産にバラのジャムを買いました)
tower(塔)
The César Tower offers a panoramic view of the town.
(セザールの塔からは街を一望できます)
heritage(遺産)
Provins is a UNESCO World Heritage Site.
(プロヴァンはユネスコの世界遺産です)
market town(市場都市)
Provins is a well-preserved medieval market town.
(プロヴァンは保存状態の良い中世市場都市です)
旅先で使える英会話フレーズ
旅先で、周りの人たちと英語で感動を共有できると楽しいですね。各地で使えるフレーズを紹介します。ぜひ使ってみてください。
訳)わあ、この町はまるで中世そのものね!
訳)そうだね。プロヴァンは中世の大市で有名なんだよ。
訳)見て、バラがあちこちに咲いている!
訳)プロヴァンは「バラの町」として知られているんだって。
訳)セザールの塔に登ってみない?
訳)いいね!頂上から街全体が見渡せるよ。
訳)この地下倉庫、すごいわね。
訳)昔は商人たちがここに商品を保管していたんだよ。
訳)お土産にバラのジャムを買いたいな。
訳)いいね!それはプロヴァンの名物だよ。
おすすめ見どころ

プロヴァンには塔や教会、地下倉庫など、中世の雰囲気を感じられる見どころが点在しています。歩きながら歴史を楽しめる街です。
セザールの塔 (Tour César)
12世紀に建てられた城塞の中心塔。堅牢な石造りで、上からは街を一望できます。鐘の音も中世さながらの雰囲気を演出してくれます。
サン=テイウル教会 (Église Saint-Ayoul)
11世紀建立。聖エイウルの墓が発見された場所に建てられた教会で、初期のシャンパーニュ大市はこの教会前の広場で開催されました。
サント=クロワ教会 (Église Sainte-Croix)
シャンパーニュ伯チボー4世がエルサレムから持ち帰った「聖十字架の欠片」に由来する教会。
サン・キリアス教会
12世紀建設。ジャンヌ・ダルクがここでミサに参列したと伝わります。歴史の大舞台に思いを馳せながら訪れたい場所。
中世の城壁
プロヴァンをぐるりと囲む城壁は全長約1,200m。中世の防衛都市の姿を伝えています。頂上から見ると、のどかな景色が広がっています。
地下倉庫
交易都市の機能を支えた地下倉庫群。商人たちはここにワインや布地などの貴重品を保管しました。今でも見学可能で、ひんやりした空気の中に歴史の重みを感じられます。
プロヴァン市民博物館
プロヴァンの歴史や文化をより深く知るなら、市民博物館がおすすめです、プロヴァンで最も古い建物の一つでロマネスク様式。時代ごとの美術品や工芸品が収蔵されています。模型や資料を見ながら街の歴史を体系的に学べます。子どもから大人まで楽しめるスポットです。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!
プロヴァンは中世の面影が色濃く残る美しい街です。塔や教会、バラの景色を楽しみながら、英語で気持ちを表現すれば旅がもっと豊かになります。小さな一言から始めて、歴史と英語の両方を味わってみましょう。
