フランスのガロンヌ川沿いに、古い街並みが残る美しいボルドーがあります。ご存知のとおり、ボルドーはワインの産地として有名ですが、ファッションにも使われる言葉ということをご存知ですか?
この記事では、フランス南西部の都市「ボルドー」を特集します。ワインのこと、街のこと、ボルドーの意味などを英語表現とともに紹介しましょう。
Bordeaux – 英語の意味

ワインでお馴染みのボルドー、英語表現”Bordeaux”にも親しみがあるかもしれません。
まずは、Bordeauxという言葉についてみていきましょう。
Bordeauxで「ボルドー」
ボルドーワインについては次で解説しますが、ここではBordeauxという単語の意味を紹介します。
Bordeauxには、お酒としての「ボルドーワイン」だけでなく、フランス・ジロンド県にある地名の「ボルドー」、「ボルドーさん」という人名の意味があります。
語源ですが、古代の地名Burdigalaに遡ると言われています。これがラテン語化され、Bordeauxに変化し、現在の名称になりました。なお、日本語ではボルドーと言いますが、英語ではボードウのように発音します。
「ボルドーワイン」の英語表現
続けて紹介するのは、お待ちかね「ボルドーワイン」です。どのようなワインなのか、英語表現や例文とともにみていきましょう。
ボルドーワインとは
ボルドーは世界最高峰のワイン産地の一つであり、世界でももっとも複雑で体系化されていると言われています。ボルドーワインは主に、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのブドウから作られます。ボルドーといえば赤ワインのイメージがあり、約90%以上は赤ですが、辛口の白ワインも生産されています。
現地ではWine Tourism企画があり、ワイン好きには魅力です。
ボルドー地域をさらに細かく見ると、左岸では力強い赤ワインであるメドック、右岸ではメルロー主体でまろやかで柔らかい味わいのサンテミリオン、内陸では辛口の白ワインが有名です。
フランスのブルゴーニュというワインの産地も有名ですが、ブルゴーニュはエレガントで繊細なのに比べ、ボルドーは力強く重厚な味わいが特徴です。ブルゴーニュは肩のない丸みのある形、一方ボルドーは肩が張った形というように、ボトルの違いもあるので、今後お店で比較してみてください。
過去に記録された最高価格ボルドーワイン
ワインの価格には大きな幅があります。筆者の住むイギリスのスーパーマーケットでは、£3.50(750ml)という価格帯のものも見つかります。
ボルドーにはお手頃ワインから、世界的なコレクター向けの超高級ワインが揃っています。Château Lafite Rothschildの1869年ものボトルは、2010年売却時にオークションで約US$233,973という値で取引されたという記録があります。
wine-searcherというウェブサイトで、このChâteau Lafite Rothschild1869年ものの情報を見ることができます。
ボルドーワインの英語表現
ここでは、ボルドーワインを英語で表現してみましょう。Bordeaux wine(ボルドーワイン)や、a Bordeaux(1本のボルドーワイン)で表すことができます。なお、辞書で”Bordeaux”を調べてみると、特にワインについて書かれていることが分かります。
(a type of) red or white wine from the Bordeaux region of France.
訳)フランスのボルドー地方産の赤ワインまたは白ワイン(の一種)。例文
They have several nice Bordeaux in stock.
訳)素晴らしいボルドーワインが数本、在庫にあります。
ボルドーワイン関連で、他の例文も挙げてみましょう。
訳)ボルドーワインは力強く、豊かでまさに王道です。
訳)ボルドーワインはチーズとよく合います。特にブリーやカマンベールです。
訳)ボルドーワインおつまみを頼む?
訳)オッケー、プロシュート(生ハム)なんてどうかな?
訳)いいね!
「フランスの地名」の英語

ここで、フランスの他の地名、ボルドー以外で特にワインの産地について紹介しましょう。英語表現もお届けします。
フランスのワイン産地
ブルゴーニュ Burgundy
シャンパーニュ Champagne
ローヌ渓谷 Rhône Valley
ロワール渓谷 Loire Valley
アルザス Alsace
プロヴァンス Provence
シャンパーニュ(Champagne)といえば、シャンパンの生産地として世界的に有名です。ドン・ペリニヨン、モエ・ド・シャンドン、ヴーヴ・クリコなどなど多くのブランドがあります。シャンパンと名乗れるのは、この地方で作られるスパークリングワインのみ、という国際的ルールもあります。筆者もランス(Reims)というエリアに行き、家族経営の小さなシャンパンハウスを訪れたことがあります。その場で何種類もの美味しいシャンパンのテイスティングをさせていただいた上で、数本ボトルを購入した思い出があります。
訳)シャンパーニュ地方の中心部に位置するメゾンは、伝統的な瓶内2次発酵を用いて、エレガントで個性豊かなシャンパンをつくりだしています。
「ワイン産地」の英語表現
ボルドーワイン、シャンパンと、フランスが誇る文化を紹介してきました。ここでは続けて「ワイン産地」を英語でどう表現するのかを紹介します。
「ワイン産地」の英語
ワイン好きな人は、どこどこの産地のものが好みといった会話をすることもあるでしょう。
「ワイン産地」の英語には、以下のフレーズがあります。
wine region(もっとも一般的な「ワイン産地」英語)
wine-producing region(ワイン生産地域)
winemaking region(ワイン醸造地域)
wine-growing area(ワイン用ぶどう栽培地域)
vineyard region(葡萄畑の多い地域)
ヨーロッパの「ワイン産地」
フランス以外にも、ヨーロッパには数々のワイン産地を有する国があります。以下、一部紹介します。
イタリア(トスカーナ、ピエモンテ、シチリアなど)
スペイン(リオハ、リベラ・デル・ドゥエロなど)
ポルトガル(ポート、ヴィーニョ・ヴェルデなど)
ドイツ(モーゼル、ラインガウ、ファルツなど)
オーストリア(ヴァッハウ、ブルゲンラントなど)
ボルドーとは
ボルドーは、ワインの産地である都市名である他、ファッションやデザイン分野でもよく登場する言葉です。最後に、その点を紹介しましょう。
深いえんじ色のボルドーカラー
濃いワインレッド、深い赤紫、赤みの強い深いえんじ色、この色のトーンを「ボルドーカラー/Bordeaux」と呼びます。落ち着いた高級感のある赤であり、ロングドレスやネクタイなどに使用される色になっています。
ボルドーカラーはバーガンディ色に近い赤色です。このバーガンディの英語は”Burgundy”です。”Burgundy”はフランスのワイン産地であるブルゴーニュのフランス語”Bourgogne”の英語表現です。
ワイン繋がりで、深い赤色のボルドーカラー、バーガンディがあることが分かりました。2つの色合いには微妙な違いがあります。Bordeauxは赤みと紫みが混ざった深みのある赤、Burgundyは赤み、紫みに茶が混ざった深い赤という違いです。
訳)ピアノ演奏会用に、ボルドーカラーのロングドレスを買いたいです。
まとめ
本記事では、フランス南西部の都市、世界的に有名なワイン、そして深みのある色を表現する「ボルドー/Bordeaux」について紹介しました。フランスに旅行したくなってきましたね!

