高いコストパフォーマンスで、質の高い英会話サービスを受けられることで人気なオンライン英会話ですが、英語圏(特にアメリカ)の大学・大学院留学や海外移住の要件となるTOEFLに特化した対策コースも豊富にあることをご存知でしょうか?
TOEFL上手に賢く行うことでTOEFLスコアをグッと跳ね上げることが期待できます。
特にTOEFLは、日本で有力な英語試験TOEIC(Listening & Reading)にはない、スピーキングとライティングのテストがあることから「何からどう手をつけたら良いのかわからない!」という方も多いでしょう。
この記事では、オンライン英会話を使って効果的にTOEFLの対策をして、スコアを伸ばすための方法をお伝えします。
TOEFL対策でのオンライン英会話の活用方法とは?
オンライン英会話を上手に活用してTOEFLの対策をすれば、効果的にスコアを伸ばすことが可能です。
本項ではTOEFL対策におけるオンライン英会話の上手な活用方法をお伝えします。
オンライン英会話のTOEFL対策コースを活用する
オンライン英会話にはTOEFLに特化したTOEFL対策専門のコースを設けているスクールも多いです。
TOEFL対策専門のコースでレッスンを受講することで、TOEFLで頻出の表現や試験形式の傾向対策を同時に行うことができます。
また、一般的な英会話では使わない、TOEFLでよく用いられる「オフィシャルな英語表現」や、「アカデミック(学術的)な英語表現」を身につけるのにも有効です。
スピーキング対策に活用する
オンライン英会話をTOEFLのスピーキング対策に用いると非常に効果的だといえます。
大学入試やTOEIC(Listening & Reading)の試験とは違いTOEFLではスピーキング力を測る試験も実施されます。
特に日本人は座学での英単語、英文法、長文読解からリスニングの勉強や対策は得意ですが、スピーキングとなると途端に対策しづらくなります。
スピーキングとはつまり英会話であり、英会話には相手が必要になるからです。
TOEFLのスピーキング対策にオンライン英会話を活用すれば、スピーキング対策をする機会を持てるだけでなく、表現や文法のミスを添削してもらえたり、より自然な表現を教えてもらえるので非常に効果的だといえます。
TOEFLの頻出表現を英会話のテーマにする
オンライン英会話でIELTSの頻出表現をテーマにして話すのも効果的です。
受験英語には受験英語の、TOEICにはTOEICの、英検には英検の頻出表現があるように、TOEFLにはTOEFLの頻出表現があります。
オンライン英会話のレッスンでTOEFLの頻出英語表現をトピックにして話せば、TOEFLの頻出表現を効果的に覚えることもできますし、頻出表現の英語を深堀りして話すことで、頻出表現に関わる「話題」にも詳しくなりTOEFLの試験全体の傾向対策にもつながります。
こうした「頻出表現を使って英会話をする」ことによるメリットも、オンライン英会話を活用した効果的なTOEFL対策だといえるでしょう。
TOEFL対策でオンライン英会話をおすすめする理由
TOEFL対策でオンライン英会話をおすすめする理由についてみていきましょう。
単語・熟語の暗記を効率的にできる
オンライン英会話のTOEFL対策専門のコースであれば、TOEFL対策教材を使っており、TOEFLに出る英単語・英熟語がまとめられていることが多いです。
また、TOEFL頻出の単語・熟語がインプットされやすいような工夫をしているスクールもあるため、定着しやすい場合もあります。
その他、TOEFLに頻出する単語や熟語で自分が苦手なものをリストアップして、オンライン英会話のレッスンで意識的に使うという訓練も、効率的に単語・熟語を暗記することにつながります。
どこでも受講ができる
TOEFL対策に限りませんが、オンライン英会話を利用するメリットのひとつとして、どこでも受講ができるということがあります。
オンライン英会話であれば、スクールに通う必要がありません。そのため、時間や場所の自由度が高くなるのでレッスンの選択肢が増えます。
もちろん、学校や仕事のあとに自宅でレッスンを受けることができます。また、オフィスやコワーキングスペースなどでも受講が可能です。出張先や外出先からでも学習することができ、隙間時間を活用して学習を進められます。
地方在住で近くにスクールがないという方でも、オンライン英会話なら自宅で受講することができます。そのようなメリットを生かして、TOEFL対策にオンライン英会話を活用することができます。
TOEFL対策でのオンライン英会話の選び方
TOEFL対策のためにオンライン英会話を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意して選ぶとよいでしょう。
講師の質
やはり講師選びは大事です。TOEFL対策に対応している講師がいるか、何人の講師が在籍しているのかを確認しましょう。
オンライン英会話レッスンの講師の質の高さには定評があっても、TOEFL対策に詳しくない講師が在籍している場合もあります。
質の高い講師は予約が取りにくいので、授業を受けたい講師の数が多くないと、なかなか予約を取れず授業を受けられない…ということもあるので、講師の人数も確認しておく必要があります。
教え方に満足できそうかどうか、無料体験レッスンを受けるなどして講師の指導力を確認することをおすすめします。
レッスン形式
TOEFL対策のオンライン英会話では、マンツーマン指導かグループレッスンとなります。
マンツーマン指導は、じっくりと苦手分野に対応してくれますが、その分料金が高くなります。
一方、グループレッスンはコスパが良くTOEFL対策のパート別の解き方などは学べますが、スピーキング対策を鍛えたい場合は向いていないかもしれません。
それぞれのメリットとデメリットを考慮し、今の自分に適したレッスン形式を選びましょう。
無理のない価格
オンライン英会話レッスンを受けて効果が出るまでには、最低3カ月かかるといわれています。
TOEFL対策の効果を感じるまでにも、ある程度の期間継続することが必要です。
オンライン英会話の価格はさまざまですが、自分の目的に向けてレッスンの質と料金のバランスを考慮し、無理のないオンライン英会話を選んでください。
システムが使いやすい
オンライン英会話を受講するにあたり、パソコンのみかスマートフォンも使えるのか、レッスン中の通信が不安定でないかなど、確認しましょう。
また、予約とキャンセルのシステムが使いやすいかなども確認しましょう。予約システムが複雑だと不満に感じ、意欲が下がってしまう可能性があります。
予約の取りやすさ
TOEFL対策のためのオンライン英会話の選び方として、予約の取りやすさも大事です。
勉強や仕事で忙しい中、合間をぬってTOEFL対策のオンライン英会話を受ける場合、せっかくレッスンを受けようと思っても、すでにレッスン枠が埋まっていて予約できないとなると、モチベーションが下がってしまいます。
なかなか予約が取れないと、けっきょく受験日までにほとんどレッスンを受けらず間に合わない可能性も出てきます。
24時間365日レッスンの受講が可能なオンライン英会話もあります。また、TOEFL対策に対応している講師が十分そろっていれば、予約もしやすくなります。
スピーキング・リスニング以外の対策も可能
オンライン英会話は、英語4技能のうち「スピーキング」「リスニング」のスキルを伸ばすことが中心となっています。
しかし、TOEFLでは「ライティング」「リーディング」のスキルも問われるため、英会話だけでは対策不足になってしまいます。
ライティング、リーディングもしっかり対策したい方は、それらの対策もしてくれるコースがあれば、4技能をトータルで力をつけることができます。
TOEFLの試験対策は何をすれば良い?
IELTSの試験には以下の対策をしておくと良いでしょう。
TOEFLの英語に慣れる
TOEFLに挑む際には、TOEFLでよく出題される英語に慣れていくと効果的です。
TOEFLにはTOEFLの頻出英語パターンがあることは前項でも少し触れましたね。
TOEFLでよく使われる英語に慣れておけば、試験で英語を読むとき、聞くとき、話すとき、スムーズに英語を理解しやすくなるわけです。
TOEFLの英語に慣れるには、前述した「英会話でTOEFLの頻出表現をテーマに話す」ことが効果的ですし、またTOEFLに特化した英単語帳を使うのも効果的です。
TOEFLの試験形式に慣れる
TOEFLの試験形式に慣れることも、効果的にTOEFLのスコアを伸ばすのに有効な対策だと言えます。
TOEFLの試験形式に慣れておくことで、「どんな問題が、どのタイミングで、どれだけ出題されるか」を把握でき、その結果試験で最適な動きができてスコアに直結するというわけですね。
TOEFLの試験形式に慣れるには、過去問演習をしてTOEFL試験の全体像を解像度高くつかむこと、また前述した「TOEFLの対策に特化したコース」を受講するのが効果的です。
TOEFLの効果的な勉強方法は?
TOEFLに向けて効果的な勉強方法は以下のとおりです。
TOEFLの英単語対策
TOEFL対策にはTOEFLに特化した英単語対策を行うとよいでしょう。
特に日本でTOEICの勉強に慣れていると、TOEFLの試験に出てくる単語が大きく違って驚くことでしょう。
TOEFLに特化した英単語帳を使う
IELTSの単語帳を見てみると、大学受験英語で用いられた英単語が多く収録されていることがわかります。
それに加えて病気の症状名を表す英単語など、他の試験ではあまり見かけない英単語も登場するので、しっかりとTOEFLの英単語を見知った状態にしておく必要があるでしょう。
特にTOEFLは、アメリカの大学や大学院の入学、留学要項としても用いられますから、専門的な英単語も登場します。
以上のことから、TOEFLの英単語対策はTOEFLに特化した英単語帳を使うのがおすすめです。
TOEFL頻出表現をトピックにして英会話をする
TOEFLの頻出表現をトピックにして英会話をするのも、TOEFLの頻出英単語を覚える勉強方法として非常に効果的です。
(前項「TOEFL対策でのオンライン英会話の活用方法とは?」でお伝えしたとおりですね。)
TOEFLの頻出表現について話を広げたり、深堀りして話すことで、TOEFL頻出の英単語を効果的に覚えられますし、それだけでなく長文読解や英作文、スピーキング試験での頻出トピックについても前提知識をより効果的に身につけることもできます。
以上のことから、「TOEFL頻出表現をトピックにして英会話をする」ことがとても効果的なTOEFL対策だと言えるでしょう。
TOEFLのスピーキング対策
TOEFLではスピーキング能力もテストされます。
英文法や長文読解の対策は自力で高いレベルで行えますが、スピーキングは相手がいて初めてできる練習です。
自分の英語が不自然でなかったか、しっかり理解できる人が適任でしょう。
そういった意味でも、TOEFL対策に特化した講師による、TOEFL対策のコースを受講するのが非常に効果的でしょう。
自分の英語が自然な表現だったかがわかり、かつTOEFLの試験に精通した練習相手としての適任者は、気軽に見つけられるものではありませんからね。
自分から積極的に話す
TOEFLでのスコアを上げるためには、オンライン英会話のレッスンでは自分から積極的に話すことを心がけましょう。
間違ったら恥ずかしい…などと思う必要はありません。間違ってもかまわないので積極的に声を出すことで、少しずつ会話に慣れていくと同時に、自分の間違いに気づくきっかけにもなります。
TOEFLとTOEICの違いは?
TOEFL iBTとTOEICは、いずれも英語力を測る資格試験です。しかし、出題される内容が全く違っています。TOEIC(L&R)はリスニングとリーディングのスコアが測定されますが、TOEFL iBTは4技能すべてを測定します。
TOEIC(L&R)は、ビジネスや日常会話でのコミュニケーション理解度を測る試験です。就職試験で企業がスコアチェックすることがあります。
一方、TOEFL iBTは大学の講義や学術的な話に関するテーマが多く、国内外の難関大学への入学や留学を目的として受験する学生が多くいます。
難易度は狙うスコアにより異なりますが、全体的にはTOEFL iBTの方が難易度が高いでしょう。
まとめ
この記事では、オンライン英会話を上手に使ってTOEFLの対策をする方法を以下の点から紹介しました。
- 過去問演習、オンライン英会話のTOEFL対策コースで、TOEFLの試験傾向や試験形式を身につける
- オンライン英会話のTOEFL対策コースを使って、自然でTOEFLに相応しい表現を身につける
- TOEFL頻出表現をテーマにして、知識の幅を広げたり、深堀りをすることでTOEFLの英語に強くなる
ここまでお読みのあなたは、オンライン英会話を使ってより効果的にTOEFLの対策をする方法を理解し、実践できる十分な知識を持っていることでしょう。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。