世界には美しい大聖堂が多くあり、人々が訪れる場所になっています。バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に行ったことがある、ロンドンのセント・ポール大聖堂は圧巻だったと、皆さんのなかにも実際に訪れたことがある人がいるかもしれませんね。
大聖堂は教会であり、教会は街のシンボルとしても中心的存在で、キリスト教信者が集まる場所です。

日本にも、実は7,000を超える教会があります。
さて皆さんは教会に行って英語を話せること、教会によっては英会話のクラスがあることを知っていますか?

この記事では、教会の英会話クラスがどのような内容になっているのか紹介します。無料・有料なのか、協会員になる必要の有無、気になる英会話上達への疑問などみていきましょう。

教会の英会話レッスン

カトリック、プロテスタントなど世界中にある教会は人々にとって心の拠り所です。日本の教会によっては、礼拝だけでなくフラワーアレンジメントクラスやアートクラスなどのアクティビティを開催しています。そして、外国人による英会話レッスンが行なわれている教会もあります。これらの活動は地域社会に根ざすことを目的にしています。

教会の英会話レッスンを知りたい

信徒であれば毎週日曜に教会へ行き、礼拝をし聖書を読みます。礼拝の讃美歌は神様やその子イエスに感謝を表す歌です。ゴスペルは教会で歌われるものの、讃美歌とは少し異なるジャンルのようです。

信徒でなければ結婚式に出席する以外、教会に行くことは滅多にないでしょう。
ここで、ある教会の英会話レッスンを紹介します。

例1)有料の場合

レッスンは大人と子どもに分かれ、さらに初級~中級、中級~上級というように英語のレベルによってクラスが決まっています。講師はオーストラリアやアメリカのネイティブであり、最大6名のグループ制で行なわれます。レッスン時間は45分間~50分間です。

レッスン内容は英語で日常会話をしたい人、子供の頃からネイティブの英語に触れさせたい、海外旅行などに使える実践的な英語を楽しく習いたい人などが対象となっています。加えて、教会だけに世界で最も読まれる聖書についても触れるようです。
この教会は1レッスンが1,000円プラスの月謝制をとっています。専用のテキストを有料で購入する場合もあります。

例2)無料の場合

一方、こちらは気軽な集まりになります。コーヒーや紅茶を手にスナック菓子を食べながら、教会の人、地元に住む外国人や日本人で英会話のひと時を一緒に過ごします。ゲームやクイズを行なう形式は参加型なので自然と日常会話が弾みます。

教会が身近な存在であるとともに、いろいろなアクティビティが用意され、そのなかには英語関連のものがあることが分かりました。

英会話レッスンを受けるのに教会員になる必要はあるか

英会話レッスンを受けるのに教会員になる必要はあるか

ここで「教会で英会話を習うのは教会員だけが対象では?」という疑問が浮かんできます。
教会の礼拝は信仰を持たない人でも気軽に行けます。誰にでも開かれているのが教会ですので、基本的に教会員にならなくても英会話レッスンを受けることができます。しかし教会によって異なる場合があるかもしれないので、事前の連絡を入れることをおすすめします。

なお、信徒さんたちにとって布教活動は活動の一つであり、勧誘されることがある場合があります。この場合、入信するつもりがなければ英会話だけにきている旨をはっきりと伝えてください。

子供も参加できるか?年齢制限は?

再度述べますが、教会はすべての人に開かれています。従って、年齢制限はなく、大人だけでなく子どもでも年齢に合ったレッスンがあれば参加することに問題ないでしょう。子供の年齢によっては、保護者の付き添いが条件になる場合がありますので、こちらも事前に確認するようにしてください。

教会の英会話で上達するの?

教会の英会話で上達するの?

7,000を超える教会があるものの、どの教会でも英会話のアクティビティがあるわけではありません。お近くに教会があり、かつ英会話レッスンを行なっている場合、気軽に足を運んでみるのがよいでしょう。

気軽な集まりであると同時に、教会でする英会話で上達するのかという点についてみていきます。

教会での英会話がおすすめな点

英会話ができる環境が近所の教会であるなら、これはぜひ利用すべきでしょう。理由として、外国人を相手に実践的な英語が使えるという大きなメリットがあるためです。初めて足を運ぶときには緊張感を持たれるかもしれませんが、一度参加するとアットホームな雰囲気を感じる可能性が高くあります。

教会での英会話がおすすめでない点

英会話レッスンを提供する教会はどこにでもあるわけではありません。その点、ローカルな教会で英語を使う機会があることは大きなメリットになります。ここで、講師について目を向けると、教会に関係する外国人がボランティア精神でやっていることがあります。このことから、必ずしもプロの英語講師ではないという点が挙げられます。

しかし、自分が必要とする勉強内容でなくてもそれに近ければ、英語をインプットそしてアウトプットする機会と捉えるようにするのが良いでしょう。例えば、オンライン英会話で英語を学んでいる人が近所の教会で喋る機会を増やすということであれば積極的に利用すべきです。

教会の英会話レッスンに行くときの英会話フレーズ

教会の英会話レッスンに行くときの英会話フレーズ

教会に連絡をして、初めてレッスンまたはコーヒーモーニングのような集まりに参加する日。朝からちょっとドキドキしてしまいますね。
まずは、当日の流れと挨拶などで使えるフレーズを紹介します。事前準備をして教会での時間を最大限活かせるようにしたいところです。ちなみに、信者かどうかについては特に言わなくて良いでしょう。

教会で使える英会話フレーズ

教会に入ったときに来た理由を伝えます。

Aさん
Hello, I’m Taro. I came here to join the English conversation class.
訳)太郎です。英会話教室に参加するために来ました。

相手が名乗るようであればさらに挨拶をします。

Aさん
Hi XX, nice to meet you.
訳)XXさん、初めまして。

英会話レッスンをする場所に連れて行ってもらい、そこでその日のメンバーに会うことになるでしょう。ここでは挨拶を繰り返します。

Aさん
Hello, I’m Taro. Nice to meet you.
訳)太郎です。初めまして。

席をすすめられ、座ってクラスが始まるのを待ちますがそういった時間にも一言言えるようにしたいところです。

Aさん
This is my first time to join here and I’m nervous.
訳)ここに参加するのは初めてで、緊張してるんです。
Aさん
My English level is a beginner.
訳)私の英語レベルは初級です。
Aさん
I’ve been studying English for one year.
訳)英語を勉強して1年です。
Aさん
Do you often come here?
訳)よくいらっしゃるんですか?

クラスの後もコミュニケーションが取れると次の参加に繋がりますね。

Aさん
Thank you, It was a great lesson.
訳)ありがとうございます。良いレッスンでした。
Aさん
It was nice to meet you.
訳)お会いでき嬉しかったです。
Aさん
I would like to join again.
訳)また参加したいです。
Aさん
See you again! Take care.
訳)また会いましょう!お元気で。

これらの例文は、初めての場で応用して使うことができるフレーズばかりです。短いフレーズでまったく問題ありません。英語を口に出して実際に言うところが大きなポイントです。

まとめ

もし、ご近所に英会話ができる教会があれば、一度足を運んでみてはいかがでしょう。
外国人を相手に英語を使う良い機会になるからです。教会での時間だけを頼って英会話力を上達させるにはかなりの時間を要しますので、プロの講師が在籍するオンライン英会話などと同時にやっていく方法がおすすめです。