「ここの席、空いていますか?」
「明日の午後、空いてる?」
このように、何かの都合を聞くために「空いている」という言葉を日常的に使っています。英語でも自由自在に「空いている」を使えるようになると便利ではないでしょうか?
この記事では、英語で「空いている」や「空き時間」などについてみていきます。
この機会に、都合を聞く英語を表現できるようにしていきましょう。
空いている部屋がありますか?
英語を学習している皆さんにとって、個人でする海外旅行が楽しみだったり、今は勇気がなくても将来できるようになりたいと考えている方がいるのではないでしょうか?
そんなとき、団体旅行と違ってどこに泊まるかについて自分で探さなければいけません。
ロケーション、予算、雰囲気などがマッチした滞在先が見つかったとき、次にすべきことが部屋が空いているか確認するという作業です。
そこで、使えると便利なフレーズが「空いている部屋ありますか?」です。
キーになる単語はavailable
部屋が空いているか知りたいとき、必須の単語がavailableです。
まず、形容詞available(アベイラブル)について以下、意味や使い方を紹介します。
- (モノが)利用できる・使用できる・入手できる
- (商品などが)市販されている・在庫としてある
- (ホテルの部屋などが)空いている
- (マンションなどが)空いている・入居できる
- (人が)応対できる・会うことができる・話す時間がある
- (人の)手が空いている
availableはこのように使用可能だったり、状態として空いていたり、都合が良かったりする場合に使われる単語なんですね。覚えるととても便利な単語ですし、本記事でもたくさん出てきますのでご期待ください。
ここで、5.(人が)話す時間がある、を取り上げて例文を紹介しましょう。
Are you available today?
訳)今日、空いていますか?
I’m available anytime after 5pm.
訳)午後5時以降ならいつでも空いてますよ。
人が会ったり話したりできる都合をavailableを使い、確認し合う英会話になっています。
空いている部屋ありますか?
それでは、availableを使い、部屋が空いているか聞くフレーズをみていきます。
形容詞はbe動詞の後ろに置いたり、名詞にくっつけて使います。availableも形容詞であり、上で紹介した2つの例文は前者の使い方でした。
「空いている部屋ありますか?」と言う場合、ホテルやB&Bなどに空きを聞きますが、とりあえずどの部屋でもOKなときのフレーズをみていきます。
(1) Do you have any rooms available?
(2) Do you have any available rooms?
(3) Do you have an available room?
どの英文も訳は「空いている部屋はありますか?」になります。
3つの例文にはいくつか違いがあります。一つ目がanyかanという点です。これはany(何か)として選択肢の幅を持たせるか、an(ひとつの)とするかですので分かりやすいでしょう。
次はavailableの入る位置です。
(1)は名詞roomの後、(2)と(3)は名詞の前に置かれています。
room availableのように名詞の後ろにくることの多いavailableですが、この場合は”一時的に空いている状態”というニュアンスになります。一方、名詞の前にavailableが来るパターンでは持続性のある状態となります。
このことから、ホテルなど一時的な空きを聞く場合には、(1) Do you have any rooms available?が自然かつ最適な使い方と言えるのです。
もう一つ進みます。ホテルを予約する際、シングルルーム、ツインルーム、ダブルルームといった指定をする必要があります。
「シングルルームで空いている部屋ありますか?」と聞きたいときにどういうのか、ここで少し考えてみてくださいね。
Do you have a single room available?
訳)シングルルームの空きはありますか?
これに対し、ホテル受付の答えは以下のどれかになるでしょう。
Yes, we have a single room available. Would you like to book?
訳)はい、シングルルームの空きがあります。ご予約されますか?
Sorry, but no single rooms are available.
訳)申し訳ございません。シングルルームは空いておりません。
Unfortunately we have no single rooms available.
訳)残念ですが、シングルルームの空きはございません。
availableを使わず、We don’t have the single roomということもできます。
この席あいていますか?
さて、ガラリと話題を変えていきましょう。
ここでは席が空いているかと聞くときのフレーズ紹介です。
この席、空いていますか?
場所はロンドンのカフェ。人気のカフェだけに激混みです。しかし、空いている席を見つけます。それはカウンターの席だったり、テーブル席の空いている椅子だったりするでしょう。
そんなときに空いているからといって無言でいきなり座るよりも、隣の人へ一声かけコミュニケーションをとったほうが気持ちいいですね。
例文では省略しますが、話しかけるときはExcuse meから始めましょう。
Is this seat available?
「この席、空いていますか?」と聞いています。
部屋の空きについてたっぷり出てきたavailableを使ったフレーズです。椅子・座席(seat)が分かれば、使いやすい表現ではないでしょうか?
Is this seat free?に置き換えることができます。
Do you mind if I sit here?
「ここに座ってもいいですか?」と席が空いているかを確かめるフレーズ。Do you mind ifは”~してもいいですか?”、人に物事を聞く典型的なフレーズです。
Do you mind if I take this chair?にすることもできます。
Is this seat taken?
誰かによってこの席が座られるのかというニュアンスから「この席、空いていますか?」の意味になります。
ここで紹介した英文は、カフェだけでなく映画館、電車やバスなど使える場面が多くあります。
予定が空いていますか?
プライベートで恋人や友達の予定を聞くとき、ビジネスのシーンで先方の都合を聞くとき、こんなときの表現をみていきましょう。
予定が空いていますか?
予定が空いている=都合がいいという意味です。
スケジュール調整をする上で、相手の都合を知りたいときにどのような英語で聞き出すか知っていますか?
プライベート編
Are you free this Saturday? I want to go to cinema together.
「今度の土曜、空いてる?一緒に映画に行きたんだ。」
フリータイムでお馴染みのfreeには「空いている」という意味があります。
ビジネス編
We would like to set up a meeting. Are you available next Monday?
「会議を設定したいと思います。来週月曜は空いていらっしゃいますか?」
またまたavailableが出てきました。availableを覚えるとビジネスを含め、さまざまなシーンで使えることが分かります。
月曜の都合が悪いと言われたら、When are you available?(いつご都合がよいですか?)と聞いてみましょう。
空き時間に~する
空き時間とは、予定と予定の間に生じる短い時間のことを指します。スキマ時間とも呼ばれ、英語学習者がオンライン英会話のために有効活用することもよくあります。
空き時間にはfree timeというフレーズが頭に浮かぶかもしれませんが、これは週末などにあるフリーな時間です。空き時間にはspare timeという表現が適しており”in one’s spare time”のパターンで使います。
空き時間に~する
空き時間に英語の勉強をする(すばらしいです!)、空き時間に自転車の修理をした、このように言うときの英文を紹介します。
I usually study English in my spare time.
訳)私は普段、空き時間に英語を勉強します。
My dad fixed his bicycle in his spare time.
訳)父は、空き時間に自転車を修理しました。
就職活動の空きは求人
海外の企業やアルバイトを探しているときに、仕事または職種に空きがあるかどうかをチェックするのに知っておきたい単語が求人の意味を持つvacancyです。
vacancyで就活!
vacancy(ヴェィカンスィ)とはイギリス英語であり、人を雇う側が新しい人材を募集するときに使う言葉です。job vacancyとも言われます。
I found a vacancy for the company, I will apply.
訳)その会社の求人を見つけたので応募します。
The vacancy in the office has been filled.
訳)オフィスの欠員が埋まりました。
まとめ
availableを中心に、空き時間spare timeなど、さまざまな英語「空いている」を紹介しました。
オンライン英会話の講師が空いているか、といったときにもぜひ応用して使ってみてくださいね。