内に対して「外」という表現があります。外部であったり外的という言い方があり、これらは英会話でも様々な場面で使われています。皆さんは「外」に関する英語表現を使っていますか?
この記事では、英語externalの意味と使い方を知り、英会話に活かせるようにします。ビジネスにおける「社外」や外付けといった表現も学びましょう。
エクスターナル/externalの意味
エクスターナルを英語にするとexternalになります。externalはカタカナ語の発音でイクスターノルのような読み方をします。
さっそく、externalの持つ様々な意味を紹介しましょう。
externalは基本「外」と「外部」
externalはメインで「外」や「外部」の意味で使われる単語です。それ以外にも外側の・社外の・外付け・外観・外面などという意味もあります。いずれにしても「外」に関する言葉であることが明白です。これは、externalに「~から外へ・外に」のニュアンスを持つ接頭辞ex-がついていることも関係しています。そもそもexternalの語源は「外部の・外側の」という意味を持つラテン語のexternusです。
externalを使ったフレーズの一つには、external behaviourというものがあります。不注意、規則違反から薬物使用など、外部環境または他者に向けられらた行動を指します。
このように、物理的な外側だけでなく心理的なものまで表現するのがexternalという単語なのです。
external – ビジネス
次に、ビジネスの場面で使われるexternalをみていきましょう。externalは社内に対しての「社外」を表します。
externalで「社外」や「外部」
ビジネスでは社内で業務に関わる社員がいる一方、ベンダーや戦略的提携など外部との関係も存在します。そのようなときに使う表現がexternalです。
訳)外部会議とは、会議の作成者と同じ組織に属さない人々との会議のことである。
訳)来月には外部監査があります。
訳)会社には新しい外部サプライヤーが必要です。
「社外秘」の英語
ビジネスでは、社外秘・親展・部外秘という言葉を使うことがあります。企業が内部のみで共有し、外部に公開しない情報や技術であることを言います。この「社外秘」もexternalを使って表現するのでしょうか?
その企業にとって重要な情報であり、外部への公開を避けるべきものである社外秘、英語ではInternal use onlyと表示します。Internalについては、externalの反対語のところでさらに解説をしましょう。
一方、限定された関係者のみが読むことのできる重要な情報は、英語ではconfidentialと表示します。
英語を使う環境で仕事をしている人、将来したい人は特に、この2つの表現をしっかり使い分けしましょう。
external – パソコン
パソコン関連でもexternalがよく使われます。パソコン周辺機器というイメージで捉えましょう。
パソコンのexternal関連
パソコン内部に組み込まれておらず、外付けとして使うものがキーボード、モニター、マウス、プリンター、スキャナーなどの周辺機器です。これらを英語でexternal hardware devicesと表現します。
訳)すべての外部周辺機器をデスク上にセットアップした。
その他にも、external hard drive(外付けハードドライブ)やexternal ssd(外付けSSD)などもあります。そう考えると、コンピュータには様々なexternalアイテムがあるということになります。
Externalの反対語
外に対して内、外部に対して内部など、externalと一緒に覚えたいのが反対語であるinternalです。
externalの反対語internal
internalは「内部・内側・体内の・内面的な・本質的な・内臓」の意味を持つことから、externalの反対語になります。
以下、2つの単語を比較してみましょう。
external wall(外壁)- internal wall(内壁)
external audit(外部監査)- internal audit(社内監査)
external meeting(外部会議)- internal meeting(社内会議)
Externalメールの意味
external emailという英語フレーズがあります。いわゆる外部の組織や人とやり取りをする電子メールです。
external emailで「外部とのメール」
電子メールは仕事には欠かせないツールとして使われています。メールはメールアドレスとインターネットがあれば誰にでも送信したり受信することができますが、ビジネスにおいては社内と社外宛という2つに分けられます。そのうち、外部とのやり取りをするメールを英語ではexternal emailと表現します。
訳)外部メールアドレスとは、組織に属していないメルアドのことである。
訳)今朝、顧客へ見積もりについての外部メールを送信しました。
なお、組織外・企業外のメルアドを持つユーザーである外部の送信者のことを英語ではexternal senderと呼びます。
Externalの例文
externalの意味を理解したところで、どのように使うのか他の例文もみていきましょう。
externalの例文紹介
訳)我が家の外壁はグレーに塗られています。
訳)会議には、外部からの講演者がいらっしゃいました。
訳)同社は、外部の弁護士との契約を結びました。
訳)外付けハードドライブをオンラインで注文しました。
訳)外部レビューによって、問題点を発見しました。
訳)委員会は10人のメンバーで構成されており、社内・社外メンバー両方が参加しています。
External factorsの意味
externalを使う表現でよく使われるのがexternal factorsというフレーズです。最後に、その意味と使い方を紹介します。
external factorsで「外部要因」
external factorsで「外部要因」を意味します。外部要因とは内部要因の対義語で、外側からもたらされた影響を指します。例えば、政治、経済、社会や国際関係の動向など、自分ではコントロールすることが難しい影響です。
訳)外部要因は、経済に影響を及ぼします。
訳)悪天候という外部要因によって、この大きなイベントの中止を決断させました。
まとめ
externalは基本「外」と「外部」を表す単語です。さらに、社外、外付けや外的要因のように様々な場面で使われますので、対義語internalと合わせ、ぜひ覚えて使っていくことをおすすめします。
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