「お先にどうぞ」と言いたいとき、英語でどう表現すればよいか迷ったことはありませんか?

例えば、エレベーターの前やドアを開けたとき、レジの列など、日常のちょっとした場面で使えるフレーズです。

英語にはこのような丁寧な言い回しがいくつかあります。

英会話に自信がなくても、シンプルなフレーズを覚えておけば、ちょっとした気づかいやマナーを表現できますよ。

この記事では、「お先にどうぞ」の英語表現をシチュエーション別に紹介し、英語初心者でも使えるように例文つきでわかりやすく解説します。

「お先にどうぞ」を英語で何て言う?(エレベーター)

「お先にどうぞ」を英語で何て言う?(エレベーター)

エレベーターの前で他の人に譲るとき、日本語では自然に「お先にどうぞ」と言いますよね。

英語でも、似たように相手に譲るための丁寧なフレーズがあります。

after you

エレベーターなどで「お先にどうぞ」と言いたいとき、一番よく使われるのが “After you.” という表現です。

このフレーズはとてもシンプルで、英語初心者でも覚えやすいです。

意味は「あなたのあとに行きます=お先にどうぞ」です。

カジュアルな場面でも使えますが、礼儀正しい印象を与えます。

Aさん

After you.

(お先にどうぞ。)

please go ahead

この表現は丁寧で、フォーマルな場面からカジュアルな場面まで幅広く使えます。

「どうぞ、先に進んで」という意味で、順番を譲るだけでなく、会話の中で「先に話してください」や「先にどうぞ」という意味でも使えます。

ビジネスシーンや公共の場で自然に聞こえます。

Aさん

Please go ahead, I’ll wait.

(お先にどうぞ。私は待ちます。)

ただし少し長く感じられるため、エレベーターのような素早いやり取りでは “After you” がより一般的です。

you first

このフレーズはカジュアルで、親しい間柄やインフォーマルな場面でよく使われます。

「あなたが先」とストレートに伝える表現で、軽い雰囲気で使われることが多いです。

ただし、フォーマルな場面ではやや軽すぎる印象を与える可能性があるため、親しい友人や同僚との会話に向いています。

Aさん

You first, I’m in no rush.

(あなたが先、私急いでないから。)

言葉に出すのが恥ずかしいときは、軽く手でジェスチャーしても通じますよ。

「お先にどうぞ」を英語で何て言う?(その他のシチュエーション)

「お先にどうぞ」はエレベーター以外にもたくさん使える場面があります。

以下では、シチュエーションごとに使える英語表現を紹介します。

レジや列に並んでいるとき

買い物のレジや行列などで、「お先にどうぞ」と順番を譲るときには、次のような英語表現が便利です。

Aさん

You can go ahead.

(お先にどうぞ。)

Aさん

Please, go ahead of me.

(どうぞ、私より先に行ってください。)

先ほどもエレベーターの例で出てきた”go ahead”は「先に進む」という意味なので、「どうぞ先に」というニュアンスになります。

ドアを開けたとき

ドアの前で相手に道をゆずるときも”After you.”は使えますが、少しフォーマルに言いたいときは次の英語表現もOKです。

Aさん

Please, go first.

(どうぞ、先に行ってください。)

Aさん

Would you like to go first?

(先に行かれますか?)

丁寧に尋ねたい場合は “Would you like to~?” を使うと、やさしい印象になります。

車の運転中に道を譲るとき

車の運転中でも、譲る場面があります。

そんなときに使える英語フレーズも覚えておくと便利です。

Aさん

Go ahead.

(お先にどうぞ。)

Aさん

You can go first.

(あなたが先に行っていいですよ。)

特にドライブ旅行などで、現地の人とすれ違うときに使うとスマートですね!

「どうぞ」を英語で何て言う?

「どうぞ」を英語で何て言う?

今度は「お先にどうぞ」の中でも、「どうぞ」という部分に注目してみましょう。

please

一番よく使われるのは”please”です。

英語で何かを勧めたり、お願いしたりするときには欠かせない単語です。

例文はこちらです。

Aさん

Please, have a seat.

(どうぞ、おかけください。)

Aさん

Please, help yourself.

(どうぞ、ご自由に召し上がってください。)

“Please” は語尾に添えるだけで丁寧な表現になるので、とても便利です。

here you are / here you go

次の表現は”here you are / here you go”です。

これは「どうぞ」の中でも、ものを渡すときの「どうぞ」の表現です。

例文はこちらです。

まずはお店でよく聞く表現。

Aさん

Here you are, your change and receipt.
(お釣りとレシートです、どうぞ。)

また「〜を取って」と頼まれて、ものを渡すときにも使えます。

Aさん

Can you hand me the book?

(その本取ってくれる?)

Bさん

Here you go.

(はい、どうぞ。)

どちらも、カジュアルに使えるので覚えておきましょう。

「お先に」を英語で何て言う?

「お先に」は単体で使うとき、「先に帰ります」や「先に行きます」のような文になりますよね。

これも英語で表現できますので見ていきましょう。

I’ll go first.

自分が先に行くことを伝えるときは、この”I’ll go first”というフレーズが便利です。

例えば、グループで遊んでいて、誰が最初にゲームをプレイするか、といった場面で使えます。

例文はこちらです。

Aさん

I’ll go first.

(私が先に行きます。)

Aさん

Do you mind if I go first?

(私が先に行ってもいいですか?)

“Do you mind if~?” は丁寧に許可を求める表現です。

礼儀正しく話したい場合は活用しましょう。

I’m leaving ahead of you.

「先に帰ります」と言いたいときは、この表現を使います。

例文はこちらです。

Aさん

I’m leaving ahead of you.

(あなたより先に帰ります。)

もう少し丁寧に言うならこちらの表現も使えます。

Aさん

Excuse me, I’ll be leaving first.

(お先に失礼します。)

また、以下のようにカジュアルに言うこともできます。

Aさん

I’m heading out.

(先に出ますね。)

職場や友人同士のカジュアルな会話で使えます。

状況よっては”See you tomorrow!”(また明日!)や”See you later.”(またね。)などを付け加えるとよりフレンドリーになります。

まとめ

「お先にどうぞ」を英語で言いたいときは、いくつかの便利なフレーズがあります。

  • エレベーターやドアの前では:After youやPlease, go ahead
  • レジや行列では: You can go aheadやGo ahead of me
  • 車や日常のやり取りでは:Go aheadやYou can go first

また、「どうぞ」だけならplease、「お先に」だけなら状況に応じてI’ll go first(最初に行くとき)やI’m leaving ahead of you(帰宅時)なども便利です。

どの表現も難しい単語はなく、英語初心者でもすぐに使えます。

まずは1つ、自分の言いやすいフレーズを覚えて、日常の中で少しずつ英語を使ってみましょう。

ちょっとしたひとことで、海外の人ともスムーズなコミュニケーションがとれるようになりますよ。

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