ベッコウバチというハチ目・ベッコウバチ科の昆虫がいます。世界中に分布していて、日本にも多数の種類が生息しています。そのなかで、オオベッコウバチは大型で目立つ種類です。

この記事では、節足動物「オオベッコウバチ」を紹介するとともに、英語で説明しましょう。英語学習をしていて虫好きな方にぴったりの内容となりますので、ぜひ最後までお楽しみくださいね。

節足動物「オオベッコウバチ」の基本情報

節足動物「オオベッコウバチ」の基本情報

オオベッコウバチという名前を初めて聞いた方もいるかもしれません。そこで、オオベッコウバチがどのような昆虫なのか、まずは基本情報をお届けします。

オオベッコウバチは節足動物のなかの昆虫

体や脚が節(関節)で区切られている動物を「節足動物」と呼びます。昆虫、蜘蛛、カニなどが節足動物として挙がりますが、オオベッコウバチは節足動物のなかの昆虫の仲間です。

ベッコウバチ科のオオベッコウバチ

オオベッコウバチはベッコウバチ科に所属し、メスは3~4cm、翅(はね)を広げれば約5~6cmに達します。オスはメスよりもやや小型になります。体色は、黒から金属的な光沢を帯びた黒色、翅は橙色~褐色で鼈甲(べっこう)のように透けて見えることからこの名前がつきました。

オオベッコウバチは日本にも生息する大型の蜂

オオベッコウバチの原産地は日本、韓国、中国、台湾など東アジアです。そのなかでも、日本産オオベッコウバチは日本のハチ類では最大級の大きさで有名です。

節足動物・オオベッコウバチの英語”Giant spider wasp”

ここまで、オオベッコウバチがベッコウバチ科の大型蜂ということが分かってきました。次にオオベッコウバチの英語表現について紹介しましょう。

オオベッコウバチの英語

オオベッコウバチの英語表記は以下になります。
【学 名】Scolia decorata ventralis
【一般名】Giant spider wasp

とはいうものの、オオベッコウバチは日本固有の呼び名であることから定着している一般名はありません。ちなみに、ベッコウバチのグループ名は”spider wasp”と呼ばれます。オオベッコウバチが大型であることからGiant(巨大な)を使用して直訳的に”Giant spider wasp”としています。

日本で”Giant spider wasp”と言えば、ほぼオオベッコウバチを指し、世界的には大型の蜘蛛バチ全般を含む呼び方と捉えられます。

Aさん
The Giant spider wasp is a large wasp species native to Japan.
訳)オオベッコウバチは、日本原産の大型の蜂の一種です。

節足動物・昆虫などの英語も紹介

ここでは、オオベッコウバチに関連する英語表現も簡単に紹介します。

節足動物 arthropoda
昆虫 insecta
メス female wasp
オス male wasp

waspとbeeの違い

waspとbeeの違い

ところで、蜂と言えば”bee”という単語が真っ先に頭に浮かびます。しかし、上で紹介した英語フレーズには”wasp”が使われています。その違いを説明しましょう。

waspとbee

”bee”はミツバチ、一方”wasp”はスズメバチやベッコウバチという、おもに肉食性であることなどが異なります。さらに、蜂蜜を作るか作らないかという違いもあります。

bee
“a yellow and black flying insect that makes honey and can sting you”
訳)蜂蜜を作り、人を刺すこともある黄色と黒の飛ぶ昆虫のこと。

参考:Cambridge dictionary “bee”

wasp
“a flying insect, often black and yellow, that can sting”
訳)多くの場合、黒と黄色で刺すことができる飛ぶ昆虫のこと。

参考:Cambridge dictionary “wasp”

筆者の住むイギリスでは庭などでwaspを見ることがあります。その際、waspを見つけた人は少しパニック気味になり「うわっ、ウォスプだ!気をつけて!」といった反応します。ちなみに、waspには気難しい人・すぐに怒るイライラしがちな人という意味もあります。

オオベッコウバチに毒はある?

蜂の毒、ピーナッツなどの食べ物に対して急激なアレルギー反応を起こすと、アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)になることがあります。
ここでは、オオベッコウバチに毒があるのかをみていきましょう。

オオベッコウバチが持つ毒

オオベッコウバチは強力な神経毒を持っており、これはおもにクモを麻痺させるために使われます。人への影響はスズメバチほどではないものの非常に強い痛み、腫れや赤みが出ることがあります。しかし、蜂アレルギーのない人のアナフィラキシーは極めて稀と言われています。

Giant spider wasp’s venom

毒の英語には”poison”が思い浮かぶかもしれません。しかし、ハチやサソリなどが噛む、刺す、針で注入する場合の毒(毒液)には”venom”という単語が適切です。

Aさん
The effects of the venom of the Giant spider wasp on humans is intense pain. As with any insect sting, some individuals may have a dangerous allergic reaction.
訳)オオベッコウバチの毒は、人間に激しい痛みを与えます。他の昆虫の刺傷と同様に、人によっては危険なアレルギー反応を起こす可能性があります。

節足動物・オオベッコウバチを英語で紹介

それでは、最後にオオベッコウバチに関するその他の英文をいろいろ紹介します。

オオベッコウバチについて英語で話そう

Aさん
Females of the giant spider wasp can reach 3-4cm in length, and males are slightly smaller.
訳)オオベッコウバチのメスは体調3~4cmに達し、オスはそれよりわずかに小さいです。
Aさん
Giant spider wasps are not aggressive toward humans.
訳)オオベッコウバチは人間に対して、攻撃的ではありません。
Aさん
Giant spider wasps prefer sunny grasslands and open fields.
訳)オオベッコウバチは、日当たりの良い草原や開けた野原を好みます。
Aさん
Adult Giant spider wasps feed mainly on nectar from flowers, while the larvae are carnivorous and feed on paralyzed grasshoppers that are hunted by the female.
訳)成虫のオオベッコウバチはおもに花の蜜を食べますが、幼虫は肉食で、メスが狩った麻痺したバッタを食べます。

Adult Giant spider waspのAdult=成虫、larvae(larvaの複数形)=幼虫の意味です。

まとめ

本記事では、日本に生息する節足動物の昆虫「オオベッコウバチ/Giant spider wasp」(学名はScolia decorata ventralis)について英語表現を含めて解説しました。この機会にwaspとbeeの違いや、ハチやサソリなどの毒にはpoisonではなく”venom”という単語が使用されることもあわせて覚えましょう。