日本人の食卓に欠かせないものの代表といえば「米」ですよね。
普段、私たちは何気なく「ご飯」と言ったり「白米」「雑穀米」「無洗米」などと呼び分けていますが、これを英語で表現するとなると迷ってしまいませんか?
全て「rice」でいいのか?「ご飯」と「米」は違うのか?「稲」はどう言うのか?改めて考えると混乱しがちですよね。
この記事では「米」にまつわる単語やフレーズを色々紹介します。「生米」「稲」「雑穀米」などの表現も分かりやすく解説しますので、この記事を読み終わる頃にはスムーズに使い分けができるようになっているはずです。
またすぐに使える英会話例も紹介しますので、英語で日本の食文化を紹介するときにぜひ役立ててくださいね。

「米」は英語でなんていう?「rice」でOK?

「米」は英語でなんていう?「rice」でOK?

「米」は英語で「rice(ライス)」といいます。この場合の「rice」は基本的に「炊いた米(ご飯)」も「生の米」もどちらにも使えます。
文章や会話の中でどちら(ご飯なのか生米なのか)を指すのかが変わりますから、必要に応じて「cooked rice(炊いた米)」や「uncooked rice(調理していない米)」のように使い分けると相手に伝わりやすいでしょう。
また「rice」の発音記号は「ráɪs」で最初の音は「r」です。「l」の音で発音すると「lice(シラミ)」と聞こえますので、注意が必要です。ポイントは口を「う」の形にし、舌先を口内のどこにもつけずに、舌を喉の奥の方に引いた状態で発音します。

「ご飯」を表す英語は?「生米」も同じ単語?「meal」との違いは?

「ご飯(炊いた米)」は、英語で「rice」になります。「生米」の場合も「生」であることを強調するとき以外は「rice」でOKです。
ただ「ご飯食べに行こう!」と言いたい場合、つまり食事を意味する「ご飯」の場合には「rice」は使わず「meal」を使います。
ランチタイムであれば「lunch」になります。
このように同じ「ご飯」でも「炊いた米」なのか「食事」なのかによって、表現方法を変える必要があるため、注意が必要です。
ここでは友人をご飯に誘いたい場合の表現方法を会話形式で確認しましょう。

Aさん
Are you free tonight? Let’s grab dinner together.

訳)今夜空いてる?一緒にご飯食べに行こうよ

Bさん
Sounds great! I know a nice place that serves Japanese rice bowls.

訳)良いね!美味しい丼屋さん知ってるよ

「稲」って英語でなんていう?「rice plant」や「paddy」との違い

「稲」は英語で「rice plant」といいます。「rice plant」は植物としての稲を表す単語であるため、稲穂が実る前の段階や、稲穂が実った状態、つまり稲の成長過程全体を表すことができる単語です。
また「稲が育つ田んぼ」は英語では「rice field」とか「rice paddy」または「paddy field」と呼ばれます。
ちなみに山の斜面などに作られる階段状の「水田(棚田)」の英語表演は「terraced paddy field」とか「Terraced rice fields」「rice terrace」です。

Aさん
Look at that beautiful rice field!

訳)あの美しい田んぼを見て

Bさん
Yeah, I can’t wait for the new rice season.

訳)うん、新米の季節が待ちきれないよ

Aさん
Your mind is always on food, huh? I weirdly respect that.

訳)本当に食べることばっかり考えてるんだね。ある意味感心するわ。

「ライス」は英語で?

「ライス」は英語で?

日本で「ライス」というと主食となる「ご飯そのもの」を指すことが多いです。
一方、英語になると「rice」は米全般のことを指し、白米を「white rice」と表現することもあります。
また英語の場合、高品質で価格の高い米を「premium rice」と表現することがありますので、覚えておくといいでしょう。
日本の「premium rice」とは、具体的にいうと新潟県魚沼産特別栽培コシヒカリの「雪椿」や某ライス会社が栽培する金芽米「世界最高米」などがそれにあたります。

Aさん
Hey, did you know there’s a type of rice that was certified by Guinness World Records as the most expensive rice in the world? Don’t you want to try it and see what it tastes like?

訳)ねえねえ、ギネス記録に世界で一番高額なお米と認定されたお米があるんだって。どんな味か食べてみたくない?

Bさん
Nah, I’ll pass. What are you even supposed to eat such luxury rice with?

訳)いやー、私はパス。そんな高級なお米、何といっしょに食べたらいいのよ?

Aさん
If you really want to enjoy the pure flavor of rice, a simple salted rice ball is the way to go, right?

訳)やっぱお米の味を楽しむなら塩むすびじゃない?

Bさん
I see! In that case, we’d need to buy some premium seaweed and fancy salt.

訳)なるほど!それなら高級海苔と高級なお塩を買ってこないとね

Aさん
Just so you know, I’m not lending you any money.

訳)お金は貸さないからね

雑穀米とは?英語でなんていう?

「雑穀米」は英語で「mixed grain rice」や「multigrain rice」「rice cereals」「whole grain rice」などといいます。
「grain」は「穀物」という意味があり、雑穀米には白米にキビやアワ、ソバ、ハトムギ、黒米、赤米、押し麦、アマランサスなどさまざまな穀物が混ざっているため食感や風味が豊かで、白米で補えない栄養素を手軽に摂れるのがメリットです。
さらにいうと、
日本食を英語で説明するときには、「nutritious rice with various grains(さまざまな穀物が入った栄養価の高い米)」のように説明を加えると伝わりやすいです。

厚生労働省の公式ホームページでは、食事の際の白米を栄養価の高い金芽米や雑穀米に置き換えることを推奨している企業の取組事項を公開しています。興味のある方はチェックしてみてくださいね。
参考記事:厚生労働省「ひやみかち健康経営宣言」

白米の英語は「white rice」、では「玄米」は?

精米された米(白米)は「white rice」ですが「玄米」は英語で「brown rice」といいます。
日本ではほとんどの人が白米を食べており、玄米を食べる人の割合はまだまだ多くありません。
玄米があまり食べられていない理由として「ごわごわしていて食べにくい」とか「白米の方がおいしい」ということが挙げられます。
また玄米はビタミンや食物繊維が豊富である一方、胃腸の機能が低下している人の場合、負担がかかるのでおすすめできません。
しっかり噛んで食べることで健康や美容効果が期待できます。

「無洗米」って英語でなんていう?

「無洗米」は英語で「pre-washed rice」または「no-rinse rice」といいます。
どちらも「洗わずに炊ける米」という意味で、海外で無洗米を扱うアジア食材店に行った際にも通じる表現です。
「pre-washed」とは「事前に洗われた」という意味で、「no-rinse」は「すすぐ必要がない」という意味があります。
無洗米を英語で説明するときには 「You don’t need to wash this rice before cooking.(炊く前に洗う必要がない)」と補足するとより親切で相手に伝わりやすいです。

「米麹」って英語でなんていう?

「米麹」は英語で「rice malt」とか「rice koji」と呼ばれます。
米麹は、最近の発酵食品ブームの影響で海外からも注目されつつある食品であるため「rice koji」で伝わることも多いでしょう。
醤油や味噌、甘酒などを説明する際にも「made with rice koji」という表現が使われていることもその理由のひとつです。
「発酵させた米」は英語にすると「fermented rice」なのですが「麹菌を使った米」というニュアンスで伝える場合には「rice koji」を使う方がより自然です。

同じ発酵食品である「醤油」をテーマにした過去記事がありますので、ぜひあわせて読んでみてください。

まとめ

今回は米にまつわる単語やフレーズを色々紹介しました。
毎日のように食べている米も、英語にするとなると「これはriceで良いのか?」と迷ってしまいがちですが、この記事を読み終わって違いが分かってスッキリしたのではないでしょうか。
せっかく色々な表現を学んだのですから、ぜひ機会を見つけて会話で使ってみてください。
実際に口に出すことで学んだことが知識としてしっかり定着し、英語力アップにつながりますよ。
今後も楽しく役立つ記事をどんどん更新していきますので、楽しみにしていてくださいね。See you next time!