イギリス西部に位置するウェールズ。イギリスを構成する4つのなかでもっとも小さい国でありながら、独自の言語、豊かな自然や文化を大切にしています。皆さんはウェールズのことをご存知ですか?

この記事ではイギリスの「ウェールズ」を特集し、ウェールズ語の英語、人気の観光スポットなどウェールズの特徴や魅力をお届けしましょう。

Wales – 英語の意味

Wales - 英語の意味

さっそく、ウェールズの紹介を始めます。まずはウェールズの英語表現”Wales”の意味からみていきます。

”Wales”はイギリスを構成するcountry

私たちが普段使うイギリスという言葉には、ウェールズ(またはウエールズ)、そしてイングランド・スコットランド・北アイルランドによって構成された連合王国countryという意味があります。したがってウェールズは独立国家ではないものの、ウェールズ議会があり、独自の法律と政策を作る権限を有しています。

”Wales”でウェールズ

このウェールズの英語が”Wales”となります。ここで、”Wales”の使い方を例文でみてみましょう。

Aさん
Wales is a country in the west of the United Kingdom.
訳)ウェールズは、イギリス西部に位置する国です。
Aさん
Wales is one of the four countries of the United Kingdom.
訳)ウェールズは、イギリスを構成する4つの国のうちのひとつです。
Aさん
The population of Wales is approximately 3.19 million as of 2024.
訳)ウェールズの人口は、2024年時点でおよそ319万人です。

Welsh – 英語の意味

次にみていきたいのは、Walesに大きく関連する”Welsh”という単語になります。

Welshで「ウェールズ人」

ウェールズの国民(=ウェールズ人)を英語では”Welsh”または”Welsh people”と表現します。さらに「ウェールズ地方の・ウェールズ文化の」という際にもWelsh cultureなどとしてよく使われます。

Aさん
The Welsh are proud of their heritage.
訳)ウェールズ人は自分たちの伝統を誇りに思っています。
Aさん
I’m interested in Welsh culture.
訳)私はウェールズの文化に興味があります。

ウェールズの代表的な食べ物には、ラムやビーフ、ネギやじゃがいもなどを使った伝統的なシチューであるCawlや、小さくて丸いケーキのWelsh cakesなどがあります。

ウェールズ語の英語

筆者もウェールズを訪れたことがありますが、道路の標識など公式の標識や公共機関ではさまざまなものが2つの言語によって併記されています。ひとつは英語、もう一つがウェールズ語です。

Welshで「ウェールズ語」

Welshで「ウェールズ語」を表します。Welshはウェールズで話されているケルト系の言語になり、英語とともにウェールズの公用語です。素晴らしいのは、ウェールズの人口の約20~30%が日常的にウェールズ語を使っている点です。ちなみに、ウェールズ人は特にウェールズ語を話す自分たちのことをCymry(カムリ)と呼んでいます。

Wales is a country with two languages: Welsh and English. Welsh is spoken by around 20% of the population.
訳)ウェールズはウェールズ語と英語の2つの言語を持つ国です。ウェールズ語は人口の約20%の人々によって話されています。

参考:BBC “Welsh culture”

ウェールズ語と英語の違い

両言語ではかなり異なる単語が使用されます。以下、いくつか例を挙げてその部分をみていきましょう。

まず、首都のカーディフです。英語ではCardiffであるところ、ウェールズ語ではCaerdyddとなりますし、ありがとうであるThank youはDiolch、さようならになるとGoodbyeがHwyl fawrとかなり異なることが分かります。これは、ウェールズ語には英語にないdd/rh/ffなどの音や文字があるためです。
このウェールズ語を人口20%の人々が暮らしで使っていることからみても、独自の文化を大切にする国だと言えるでしょう。

イギリスの地名を英語で表現

ここで、話をイギリスに戻し、4つの国別に主要な地名を英語でどう表現するのか紹介します。

Englandの地名

London ロンドン
Birmingham バーミンガム
Oxford オックスフォード
Cambridge ケンブリッジ
Manchester マンチェスター
Bristol ブリストル

Scotlandの地名

Glasgow グラスゴー
Edinburgh エディンバラ
Aberdeen アバディーン

Northern Irelandの地名

Belfast ベルファスト
Derry デリー

Walesの地名

Cardiff カーディフ
Swansea スウォンジー
Conwy コンウィ

これらの地名はほんの一部ではありますが、挙げたほとんどのエリアには優秀な大学があったりしますので、人が集まる地域となります。

ウェールズ観光を英語で表現

ウェールズ観光を英語で表現

さらに、ウェールズで訪れたいスポット、そしてそれらを英語で紹介する英文を紹介します。

ウェールズのおすすめスポット

ウェールズには素晴らしい景観であったり文化遺産が存在し、訪問者を魅了します。ウェールズを訪れる人の多くが行く必須スポットが「カーディフ城」です。カーディフ城は西暦元年にローマ人が砦を築いたのが起源であり、その後ノルマン人によって城塞が築かれたという歴史的な城です。お城や庭を見てまわることに加え、騎士の戦いを再現するショーなどさまざまなイベントが開催されます。ウェールズにはその他にもいくつかの城があり、プリンスオブウェールズと呼ばれるイギリス皇太子の叙任式が行なわれるカーナーヴォン城も魅力です。

ウェールズには、ユネスコの世界遺産に登録された北西のスレート景観、エドワード1世の城と市壁、ポントカサルテの水道橋と運河、ブレナヴォンの産業景観があります。
大きな国ではないものの、ウェールズは訪れるべき場所が多くあるのです。

ウェールズ観光を英語で説明

Aさん
Cardiff Castle is one of Wales’ leading heritage attractions and a site of international significance, walk through our gates and you will discover a story 2,000 years in the making.
訳)カーディフ城はウェールズを代表する歴史的名所のひとつであり、国際的にも重要な場所です。その門をくぐれば、2,000年にわたって紡がれてきた物語に出会うことができます。

参考:Cardiff Castle

Aさん
Abereiddi’s Blue Lagoon in Pembrokeshire is surrounded by rugged rocks and some remaining ruins still hint at the area’s industrial past.
訳)ペンブルックシャーにあるアベレイディのブルーラグーンは険しい岩に囲まれており、残存する廃墟が今もかつてのこの地域の産業の歴史を物語ります。

参考:National Trust “Explore the Blue Lagoon at Abereiddi”

イギリスの4つの国はなぜ統合された?

イギリスとはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国のことであり、正式な名称は“United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland”です。最後に、GBがなぜ4つの国で構成されているのか歴史を紹介しましょう。

4つの国で構成されるイギリス

イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドはもともと別々の国でした。
しかし、ウェールズは1282年にイングランドに征服され、16世紀のウェールズ法で正式にイングランドの一部となりました。その後、1707年にイングランドとスコットランドが統合され、グレートブリテン王国が誕生します。その後に、アイルランドの大部分が1921年に独立し、北部6州だけがイギリスに残り、現在の北アイルランドとなりました。

オリンピックなどでは、イギリスの選手たちはGBチームとして出場します。一方、超人気のラグビー6ネイションズでは、イングランド・スコットランド・ウェールズはそれぞれのチームで参加します。また北アイルランドは全島の代表としてアイルランドとして出場、その他にフランスとイタリアの6ケ国で熱戦が繰り広げられます。

まとめ

本記事では「ウェールズ/Wales」を特集し、言語から文化までウェールズがもつさまざまな顔を紹介しました。
今後、皆さんにとって旅行先、留学先の候補になるかもしれないウェールズですが、訪れる機会があればウェールズ語を含め、大切な文化を体験できる機会になること間違いないでしょう。