「小学生の英語って、どれくらいやればいいの?」
「どのくらいの学習時間が正解なの?」
これは、私自身が保護者としてずっと悩んできたことです。
そして正直に言うと、今もまだ答えを探し続けています。
やらせすぎれば英語が嫌いになりそう。
でも、ほとんど何もしなければ中学で困るのではないか。
そんな不安の中で、行ったり来たりしてきました。
この記事では、「小学生の英語学習は1日何分が目安なのか?」という疑問について、学年別の目安時間とあわせて、無理なく続けるための考え方を実体験ベースでまとめています。
なぜ小学生の英語は「時間」で悩んでしまうのか

英語学習が難しく感じる理由のひとつは、成果がとても見えにくいことです。
算数や国語のようにテストで判断しづらく、「このままで大丈夫?」という不安が生まれやすい。
だからこそ、つい「時間を増やせば身につくはず」と考えてしまいます。
でも実際には、時間を増やしたことで疲れてしまい、続かなくなることも少なくありません。
英語は知識ではなく言語です。
大切なのは勉強量よりも、どれだけ日常的に触れているか。
短時間でも続く形を作ることが、結果的にいちばんの近道だと感じています。
小学生の英語学習時間の目安

一般的な目安は次の通りです。
- 1〜2年生:1日10〜20分
- 3〜4年生:1日20〜30分
- 5〜6年生:1日30分〜1時間
よく言われる「学年×10分」「学年×15分」も参考になりますが、これはあくまで上限の目安。
大切なのは、その子が無理なく集中できる時間かどうかです。
我が家でも、たくさんやればいいと時間を増やそうとして失敗しました。
「もう、本当に英語嫌いになる。というか、もう嫌い。やりたくない。」
当時小学4年生だった長女に、はっきりそう言われたことがあります。
そこで私がとった行動は、教材を探し直すことでも、勉強法を調べ尽くすことでもありませんでした。
今どんな気持ちなのか。何がしんどいのか。なぜ英語が嫌になったのか。私自身がなぜ英語を大事だと思っているのか。どのくらいの時間ならできそうなのか。宿題や習い事、学校の疲れ具合、週末の予定、暇な時間にやりたいこと—とにかくたくさん話を聞き、子どもの本音を教えてもらいました。
結果的に効果があったのは、最低ラインを決めること。
無理のない時間を決め、「今日はここまででOK」と区切れるようにしたことで、続けやすくなりました。
英語学習は、この先も続く、長い長いマラソンのようなものです。
途中で止まって給水したり、少し歩く区間があっても、まったく問題ありません。
全力疾走の時間の長さよりも、「今日もできた」という小さな積み重ねを大切にすること。
そのほうが、結果的に大きな差につながっていくと、今は感じています。
1〜2年生|10〜15分で「英語を負担にしない」を最優先に

小学校に入ったばかりの子どもの集中力は、大人が思っている以上に短いものです。
「学年×10分」とよく言われますが、10分でも少しつらい子は珍しくありません。
私も、「10分なんて短すぎるのでは?」と最初は不安でした。
でも、我が家の次女(現在小学1年生)の様子を見て、その考えはすぐに変わりました。
オンライン英会話を例にすると、レッスン開始直後から落ち着きがないこともしばしば。
お腹が空いていれば途端に不機嫌になりますし、疲れている日は、そのまま寝てしまうこともあります。
今振り返ると、「できない」のではなく、単純にエネルギー切れなのだと思います。
この時期の「1日10分」は、あくまで目安程度に捉えておくのがおすすめです。
- 英語絵本を1冊読むだけ
- 英語の歌を流して、一緒に聞くだけ
- オンラインレッスンなら、対象年齢が低めの教材を選ぶ
といった軽い触れ方で十分です。
まだまだ英語学習のスタート段階だからこそ、「ちゃんとやる」よりも「英語を負担にしない」ことが最優先。
結果的に、そのほうが自然と英語が生活の中に入り込み、気づけば習慣になっていったように感じています。
3〜4年生|20〜30分で「わかる」体験を増やす
3〜4年生になると、学校でも外国語活動が始まり、英語に触れる機会が一気に増えてきます。
英語に対して「学習するもの」という意識が芽生え、気持ちの切り替えがしやすくなる時期です。
同時に、「できる・できない」を子ども自身が意識し始めます。
親の側も、「そろそろ本格的にやったほうがいいのでは」と、学習量や内容を増やしたくなるタイミングでしょう。
…まさに、我が家がそうでした。
私のほうが熱くなりすぎて、英検を視野に入れ、一気に試験対策モードへ切り替えたところ、案の定、猛反発。
今振り返ると、完全にやりすぎでした。
そこで気づいたのは、内容が難しすぎたわけではなく、「わからないことが多すぎて、成功体験がなかった」ということ。
娘のレベルに合った教材と進め方に切り替え、「できる」「わかる」を実感できる場面を意識的に増やしたことで、少しずつ前向きに取り組めるようになりました。
この時期の学習時間は、1日20〜30分程度が目安です。
大切なのは時間の長さではなく、「わかる」「できる」の積み重ね。
20〜30分の中で、聞く・話す・読む・書くをその日の調子に合わせて組み合わせるだけでも十分です。
- リスニング音声を聞く
- 簡単なフレーズを声に出してみる
- 短い英文を読んでみる/書いてみる
- タブレットやアプリで発音や音読の練習をする
まとまった時間が取れそうであれば、レベルチェックをしたうえでオンライン英会話に挑戦するのもおすすめです。
「言っていることがなんとなくわかる」「自分が話した単語が通じた」—そんな体験は、その後の英語学習へのモチベーションに大きく影響します。
この時期は、結果を急がず、小さな成功体験を丁寧に積み重ねることが何より大切だと実感しています。
5〜6年生|30分〜1時間を「自分で組み立てる」学習へ

5〜6年生になると、「中学英語」「定期テスト」といった言葉が、急に現実味を帯びてきます。
長女は現在小学5年生。正直に言うと、今まさにこの時期、私自身かなり焦っています。
ただ、これまでの経験から、時間を増やせばいいわけではないことも、身をもって感じています。
30分以上まとめてやろうとすると集中力が続かず、かえって逆効果になることも少なくありません。
我が家では、1日30分〜1時間程度を目安にしつつ、学習の組み立てを少しずつ子ども本人に任せるようにしています。
これまで1〜4年生で親がコントロールしてきた部分を、段階的に渡していくイメージです。
学習内容や順番、今日はどこまでやるか—すべてを決めきらず、「選ぶ余地」を残すことを意識しました。
裁量権を多めに委ねる、という感覚に近いかもしれません。
トータルの時間としては、学校や塾の授業1コマ分、45分できれば十分。
ただし、その中身を親が決めすぎないことがポイントです。
- 聞く・話す(10〜15分)
- 語彙や表現の確認(10分前後)
- 余裕がある日に読む・書く
できそうな日は1時間以上取り組んでもOK。
逆に、難しい日は短くても問題ありません。
1日単位ではなく、週〜1か月単位で見て帳尻が合えばOKという考え方に落ち着きました。
また、最低限の目安を決めておくと安心です。
- テキストなら「ページ数」
- 単語学習なら「単語数」
- 時間なら「最低30分」
- オンライン英会話なら「1回受講」
疲れている日は、高学年ならではのやり方に切り替えます。
リビングで英語音声を流す、動画やゲームを英語設定にするなど、「英語に触れる機会をゼロにしない」ことが、長く続ける最大のコツでした。
こうして日常的に触れておくことで、中学英語で文法やテストが始まっても、英語そのものへの抵抗感はかなり小さくなると実感しています。
まとめ|迷ったときは『少なめでも続くほう』を選んで
英語は、短期間で結果が出る学習ではありません。
だからこそ、英語力を伸ばすうえでいちばん大切なのは、特別なことをするよりも「続いている状態」を保つことだと感じています。
実際、我が家の英語学習を振り返ってみても、いちばんの成果はテストの点数や資格ではなく、「英語に触れ続けていることそのもの」でした。
一度触れなくなると、再開するまでの心理的ハードルは想像以上に高くなります。
習慣化のカギは、完璧を目指さないことです。
迷ったときは、ぜひ「多くやるほう」ではなく、「少なめでも続くほう」を選んでみてください。
私自身の遠回りや失敗も含めて、この記事が、同じように悩む保護者の方の気持ちを少しでも軽くできたらうれしいです。
