株式投資やオミクロン株など、「株」がつく言葉にはさまざまな種類があります。
日本語では同じ「株」を使いますが、英語では意味によって使い分けが必要です。
そこで、今回は「株って英語でなんていうの?」をテーマに解説していきたいと思います。
ぜひ、本記事を参考に英語学習に役立ててくださいね。
株って英語でなんていうの?
株は英語でなんていうかご存じでしょうか。
おそらくほとんどの方が「stock」や「share」を思い浮かべるでしょう。
stock、shareには株という意味があり、英語圏でもよく使われます。
ただ、stockやshare以外にも株を表す英語があるので、併せて覚えていきましょう。
では、それぞれの意味や特徴、使い分けについて説明していきますね。
stock
stockには株や株式、資本などの意味のほか、在庫品や備蓄、国債などの意味があります。
※国債は英国系で使用されることが多いです。
非常にたくさんの意味があるので、わかりにくいかもしれませんが、日本語の「株」を表す英語としては一番メジャーだといえるでしょう。
share
shareも株という意味がありますが、分け前や割り当て、負担などの意味もあります。
stockと同様に非常によく使われる英語の一つです。
ただ、stockとshareには使い方に違いがあります。
それぞれの使い分けや違いについては後から詳しく説明しますね。
variant
variant自体には「株」という言葉はありません。
Variantは「異なる」「相違している」という意味です。
では、なぜここで紹介しているかというと、「オミクロン株」を英訳すると”the omicron variant”と表します。
Omicronはギリシャ文字の13番目であり、variantは異なるという意味です。
この2つが組み合わさることで「オミクロン株」と訳されています。
Variantは「異なる」「相違している」という意味から、「変異株」と訳されています。
ちなみに、デルタ株は”the delta variant”、ラムダ株は”the lambda variant”と表すことが可能です。
Variantは本来の株という意味から少し離れますが、コロナウイルスが世界中に広がっていることから、覚えておいたほうが良いでしょう。
stockとshareの違い
先ほど、stockとshareの意味を説明しました。
ただ、stockとshareには違いがあります。
イメージしやすいように例を挙げて説明していきますね。
たとえば、”I have stocks”と”I have shares”とした場合、日本語ではどちらも「複数の株を所有している」という意味になります。
しかし、それぞれニュアンスが異なるのです。
I have stocks.の場合、複数の銘柄の株を所有しているというニュアンスが強くなります。
一方、I have sharesの場合は一つの銘柄を複数口数所有しているというニュアンスになります。
shareというのは分け前や取り分、割り当てという意味があるので、一つの会社が発行している株の一部をという意味が強くなるのです。
【イメージ】
stocks:複数の銘柄
shares:一つの銘柄のうち、複数の株
株の前後につく言葉は?
株の前後につく言葉を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
- Speculative stock 投機株
- Investment stock 投資株
- Capital stock 資本金
- Stock market 株式市場
- Share certificate 株券
- Shareholder 株主 ※stockholderでもOK
- Share capital 株式資本
- Omicron variant オミクロン株
- Delta variant デルタ株
「株」を含む例文を紹介!
株を含む使える例文を紹介していきますね。
投資株に興味がありますか。
興味はありますが、全く知識がありません。
自動車産業の株を買い占めようかと思っています。どう思いますか。
良いとは思いますが、リスク分散するべきです。
携帯電話でどうやって株の取引ができるのですか。
まず、アプリをインストールしてからアカウントにログインしてください。そうすれば、株の取引ができるようになります。
どのくらい株式投資で儲けましたか。
実をいうと、今のところ損しています。
若いうちに株取引を行うことで、経済や投資に関する知識を学べます。
米国企業による最大規模の株式公開はニューヨーク証券取引所ではなく、東京証券取引所で行われました。
2020年の設立以来、その会社の株はうなぎのぼりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「株って英語でなんていうの?」をテーマに解説してきました。
株や投資など、少し難しい内容ですが、stockやshareなど意外と聞き馴染みのある英語で表すことが可能です。
ただ、最近話題となっているオミクロン株やデルタ株、変異株などの「株」はstockやshareではなくvariantを使います。
日本語では同じ「株」でも英語では違う単語を使うので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。