ヨーグルトといえば、健康的な食事に欠かせないイメージがありますね。特に朝食にヨーグルトを食べると、一日調子が良い気がします。
ヨーグルトと一口に言っても、プレーンなものからフルーツが入ったもの、ギリシャヨーグルトにカスピ海ヨーグルト、飲むヨーグルトとたくさんの種類があります。
では、ヨーグルトを英語ではなんて言うのでしょうか?今回はヨーグルトにまつわる単語やフレーズをいろいろ紹介します。
ヨーグルトは英語で「yogurt」?それとも「yoghurt」?
ヨーグルトは、英語で「yogurt」でしょうか?それとも「yoghurt」が正解でしょうか?
実はどちらも正解です。違いは「yogurt=アメリカ英語」で「yoghurt=イギリス英語」ということです。(辞書では「yoghourt」という単語も紹介されています)
このヨーグルトのように、アメリカ英語とイギリス英語で単語のスペルや、単語そのものが異なるケースはよく見られます。両方覚えておくと、旅行に行った時などに役立ちますよ!
アメリカ英語とイギリス英語でスペルが異なるものって他にもある?
アメリカ英語とイギリス英語でスペルが異なるものは、ヨーグルト以外にどんな単語があるのでしょうか?
これを覚えておくと、旅行に行ってスペルの異なる英語の単語を目にしても「あれ?英語の単語を覚え間違っていたのかな?」と思わずに済みますよ。
英語のスペルの違いにはパターンがありますから、それを含めて、主なものを表にまとめます。
アメリカ英語 | イギリス英語 | |
or(アメリカ英語)
our(イギリス英語) アメリカ英語で、単語の最後が「or」で終わっているものは、イギリス英語では「our」になっていることが多いです。 |
neighbor
(隣人) |
neighbour
(隣人) |
humor
(ユーモア) |
humour
(ユーモア) |
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color
(色) |
colour
(色) |
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er(アメリカ英語)
re(イギリス英語) アメリカ英語で、単語の最後が「er」で終わるものは、イギリス英語では「re」になっていることが多いです。 |
center
(センター) |
centre
(センター) |
theater
(劇場) |
theatre
(劇場) |
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meter
(メートル) |
metre
(メートル) |
|
ize(アメリカ英語)
ise(イギリス英語) アメリカ英語で、単語の最後が「ize」になっているものは、イギリス英語では「ise」になっていることが多いです。 |
apologize
(謝る) |
apologise
(謝る) |
realize
(気づく) |
realize
(気づく) |
|
finalize
(終わらせる) |
finalise
(終わらせる) |
ヨーグルトの英語のスペルっぽくない?
ヨーグルトの「yogurt」や「yoghurt」のスペルは、何となく英語っぽくない気がしますよね。
調べてみると、元は英語ではなくトルコ語でした。トルコは酪農大国で、ヨーグルトやチーズ、バターなどの乳製品はトルコ料理に欠かせないものなんだそうです。
日本人としては「ブルガリアヨーグルト」の方が馴染みが深いですが、トルコはブルガリアの隣国ですから食生活も似ているんですね。
トルコアイスも美味しいですから、ヨーグルトもすごく美味しいんじゃないでしょうか。ぜひ機会があれば食べてみたいですね。
ヨーグルトの発音って?
「yogurt」の英語の発音記号は「jóʊgɚːt」で、カタカナにすると「ヨゥガートゥ」という感じでしょうか。英語では、アクセントは前の「ヨゥ」の部分にきますから「ヨゥガートゥ」になりますね。
ヨーグルトの英語の発音は、難しく感じるかもしれませんが、英語の発音の上達のコツは、とにかく「真似ること」です。
英語の発音がきれいだな、と思う人の英語を聞いて、とにかく真似してみましょう。完コピできたら、自然に英語の発音がきれいになっているはずです。ぜひ試してみてくださいね。
「飲むヨーグルト」って英語でなんて言う?
「飲むヨーグルト」は、英語では「yogurt drink」とか「drinkable yogurt」といいます。
海外にも、昔からヨーグルトを作っている国を含め、飲むヨーグルトはたくさんあります。
例えば、ヨーグルトの飲み物としてよく知られているのが、インド料理に欠かせないラッシーです。ラッシーは牛乳とヨーグルトで作られますが、日本でよく飲まれているもの以外にも、ドロッとしたものからサラッとしたものまで、色々あります。
また、塩味のラッシーやチャースと呼ばれる、ラッシーに似た塩味の飲み物もありますよ。
ヨーグルトの発祥といわれるトルコにも飲むヨーグルトがあるようなので次に紹介します。
海外の飲むヨーグルトは塩味が多い?トルコの「Ayran」ってどんな飲み物?
昔からヨーグルトを飲む習慣のある国では、塩味の飲むヨーグルトが多いんです。
例えばヨーグルトの発祥地とされているトルコでは、ヨーグルトに塩と水を混ぜて作る「Ayran」(アイランまたはアイリャン)というヨーグルトドリンクがあります。
トルコでは定番のヨーグルトの飲み物で、食事のたびに飲むほどポピュラーなものですが、好みで青唐辛子や黒コショウ、ニンニクを入れて飲んだりもするそうですよ。
同じようなヨーグルトの飲み物にギリシャのアリアニ、イランのドゥーグ、イラクのシニーナなどがあります。
I’d love to try Ayran. I wonder what it tastes like? Do you know how to make it?
訳)アイラン、飲んでみたいわ。どんな味なんだろう?作り方知ってる?
Yeah, I know. You need yogurt, water, and salt. You’ll just need a blender and pop in all the ingredients. Blend until frothy (around 20 seconds) and you’re ready.
訳)うん、知ってるよ。ヨーグルトと水と塩を用意して。ミキサーに全ての材料を入れるだけ。泡立つまで(20秒くらい)ミキサーにかけたら出来上がりだよ。
It’s so easy! Let’s make it right away.
訳)めっちゃ簡単じゃん。早速作ってみようよ
ヨーグルト発祥の国、トルコのヨーグルトドリンク「Ayran(アイラン)」の説明や作り方は日本・トルコ協会のホームページにも紹介されています。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考:日本・トルコ協会「トルコ料理レシピ」
「カスピ海ヨーグルト」って英語でなんて言う?
カスピ海ヨーグルトは、英語で「Caspian sea yogurt」といいます。
カスピ海ヨーグルトは長寿の研究で知られる日本の医学博士、家森幸男氏によって日本に広められたもので、一般のプレーンヨーグルトと比べて酸味が少なく、とろみがあるのが特徴です。
ヨーグルトは糖質と一緒に摂ることで食後の血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
また、ヨーグルトには免疫細胞を活性化させる働きがあり、風邪やインフルエンザなどの予防に効果が期待できます。
「ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌」って英語でなんて言う?
ヨーグルトに入っている善玉菌としてよく知られている乳酸菌は英語で「lactic acid bacterium」、ビフィズス菌は「bifidobacteria」といいます。
乳酸菌は、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整える働きがあるとされていますが、この他にもコレステロールの低下や、免疫機能を高めてがんを予防するといった、さまざまな働きがあると考えられています。
ヨーグルトに入っているビフィズス菌は、整腸作用の他に、腸内で有害な菌の繁殖を抑える効果があると考えられています。どちらの菌も、餌となるオリゴ糖や食物繊維を一緒に摂ることで、より元気に働いてくれますよ。
乳酸菌やビフィズス菌については、厚生労働省の「e-ヘルスネット」でくわしく紹介されていますから興味のある方はチェックしてみてくださいね。
参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」
まとめ
ヨーグルトは体に良いからという理由だけでなく、その美味しさから世界中で愛されているんですね。日本でも美容と健康への意識が高い人は積極的にヨーグルトを食べているんだそうです。お味噌汁にヨーグルトを入れるのも、おすすめなんだそうですよ。
驚くような組み合わせですが、味噌とヨーグルトは発酵食品同士で相性が良いんですね。
今日紹介したアイランも、是非作って飲んでみてください。もちろん、今回の単語や英語のフレーズもどんどんアウトプットしましょう。Have fun! Have yogurt!