「感嘆」は、感動し過ぎて音を発することを指します。

日本語でもついつい出てしまう、言葉になりきらない音ありますよね。

「えぇ!」「えっ?」「お~」「うわー」「げー」、などなど非常に沢山あります。

英語でもテンポ良く、同じ様な表現が出来たらいいですよね。

そこで今回は、英語の「感嘆文」・「感嘆詞」をご紹介します。

英語で上手く感嘆を表現できる様になると、英会話をより楽しめるのでおススメですよ。

「感嘆」て何?英語では何て言う?

まずは、「感嘆」について整理しておきましょう。

「感嘆」て何?

「感嘆」とは、感嘆(感心・感動)のあまりつい声やため息が出てしまうさまのことを指します。

嘆き悲しむという意味もある様ですが、あまり一般的ではありません。

また、そうやって出てくる言葉は「感嘆詞」と呼ばれます。

「え?」、「ああ!」、「あ~」、「うわ~」など日本語でもさまざまな感嘆詞がかなり頻繁に使われます。

なお、「感嘆詞」とほぼ同じ意味合いで使われる言葉に「間投詞」というものもあります。

「間投詞」には以下の様な特徴があります。

  • 意味を有する。
  • 主語や述語になることはない。
  • 他の語句を修飾することも、修飾されることもない。

「感嘆」は英語で何ていう?

「間投詞」は英語では“interjection(インタージェクション)”といいます。

よって「感嘆詞」の英語訳も”interjection”とされることが多い様です。

ただし正確には、“exclamatory words(エクスクラメトリー ワーズ)”=「感嘆の言葉」 といった方が相応しいかもしれません。

ちなみに「!」は、同じ考え方で、英語では”exclamatory mark(エクスクラメトリー マーク)=「感嘆記号」”といいます。

感嘆文を英語で表現しよう!

感嘆文を英語で表現しよう!

さて、感嘆を表す文章のことを「感嘆文」と言います。

感動・驚き・喜び・悲しみなどの感情を強調して表現した文のことです。

日本語では「なんて○○(なん)だ!」という表現が感嘆文に相当します。

英語では”what”と”how”を使う言い方が定番です。

それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。

What を使った感嘆文

基本の型は下記の通りです。

What +  a/an  + 形容詞  +  名詞 + S + V!

ただし、「S」(主語)や「V」(動詞)を省くことも出来ます。

さらに、形容詞も省いて、“What +  a/an  +  名詞となることもよくあります。

Aさん
What a beautiful house you have!
訳)あなたの家、何て素敵なの!
Aさん
What a (bad) weather (it is)!
訳)何て(悪い)天気だ!
Aさん
I have a gift for you!
訳)プレゼントがあるの。
Bさん
Wow, what a surprise (it is)!
訳)おお、何てサプライズだ!

 

なお、複数形の場合には”a/an”を言わない様に気を付けましょう。

Aさん
What big hands you have!
訳)君の手、何て大きいんだ!
Aさん
I got this from my students.
訳)これ生徒たちからもらったのよ。
Bさん
Wow, what great students they are!
訳)おお、何て素晴らしい生徒たちだ!

 

howを使った感嘆文

基本の型は下記の通りです。

How + 形容詞/副詞 + S + V!

こちらも、「S」(主語)や「V」(動詞)を省いた形でも非常に良く使われます。

Aさん
How fast (she can run)!
訳)(彼女の走りは)何て速いんだ!
Aさん
How smart (he is)!
訳)(彼は)何て賢いんだ!
Aさん
I got this for you!
訳)これ、あなたに!
Bさん
Wow, how sweet (you are)!
訳)おお、(あなたは)何て優しいんだ!

 

また、未来形や過去形、仮定形にしたりと、色々と応用して使えて便利です。

Aさん
How cool would it be!
訳)そうだったらどんなにいいことか!
Aさん
I did this all by myself!
訳)これ全部ひとりでやったんだよ!
Bさん
How hard it must have been!
訳)何て大変だったことだろうね!

 

「あぁ 」「わぁ」驚きや喜びを表す英語表現

「あぁ 」「わぁ」驚きや喜びを表す英語表現

さて次に、驚きや、興奮、喜びなどを表す、英語の感嘆詞を5つ集めました。

日本語訳は難しいところですが、参考程度に記載します。

Huh? / What?

日本語の「えっ?」

Aさん
Huh? Are you serious?
訳)えっ?マジで?

Oh! / Wow! / Whoa!

日本語の「おお!」

Aさん
Whoa! That’s awesome!
訳)おお!それはスゴいね!

Oops / Oopsies

日本語の「おっと!」「しまった!」

Aさん
Oops, I forgot my wallet!
訳)あちゃ~、お財布忘れてきちゃった!

Yay / Hooray / Woohoo

日本語の「やった!」

Aさん
Hooray, it’s a holiday!
訳)やったー!(今日から)ホリデーだ!

Aww

日本語の、「あ〜」「きゃ~」

愛情表現を表すことが多いです。

Aさん
Awww, such cute kittens.
訳)きゃ~、かわいい子猫たちね。

「うわー」「えー」不快感や嫌悪感を表す英語表現

「うわー」「えー」不快感や嫌悪感を表す英語表現

最後に、残念や嫌悪感、疲労などを示す英語の感嘆詞を6つ集めました。

こちらも日本語訳は、参考程度に記載します。

Ugh

日本語の「うわ〜」。不快感を表します。

Aさん
Ugh, how hard it is!
訳)うわ~、何て大変なの!

Yuck / Ew / Eww

日本語の「げっ」。嫌悪感を表します。

Aさん
Yuck, I really hate cabbage.
訳)うげ、キャベツほんと嫌い。

Uhhh / Grrr

日本語の「あ゛ー」「がー!」。怒りで、唸っている様子を表します。

Aさん
Grrrr, I really wanted to go there.
訳)あ゛ー、ほんとに行きたかったのに。

Gah!

日本語の「くそー!」「がーん」。悔しい気持ちを表します。

Aさん
Gah! I need to give up on my trip.
訳)くそー!旅行は諦めなきゃ。

Duh

日本語の「はぁ」「はぁ?」「当たり前じゃん!」

分かり切ったことを聞くな、というニュアンスがあります。

Aさん
Duh, don’t ask me.
訳)はぁ、私に聞かないでよ。

Phew

日本語の「ふぅ〜」。疲労の他、安堵を表すこともあります。

Aさん
Phew, that was close!
訳)ふぅ~、あぶないとこだった!

まとめ

「感嘆」は、感動を抑えきれずに出てしまう様のことを言います。

英語の「感嘆文」は、“what”と”how”を使う言い方が定型文です。

非常に良く使われるので、ぜひ色々な場面に当てはめて文章を作ってみて下さい。

「感嘆詞」は英語で、“interjection”“exclamatory words”という呼び方をします。

今回は、感嘆文の他、感嘆詞も11選ご紹介しました。

これはネイティブの言い方を耳で聞いて真似するのが一番のおススメです。

今回ご紹介した感嘆詞が使われていないか、英会話中ぜひ注意して探してみて下さいね。