オンライン英会話では、短期間（1ヶ月間）でも集中して取り組むことで英会話力をグッと伸ばすことができます。
この記事では、オンライン英会話のレッスンを上手に使って、短期間（一ヶ月間）でも賢く英会話力をつける効果的な方法をお伝えします。
目次
一ヶ月で英語は話せるようになる？
「たった一ヶ月のオンライン英会話で英語が話せるようになるのか」が気になるポイントですよね。
一定の効果は期待できる
結論から申し上げれば、一ヶ月のオンライン英会話で「一定の効果は期待できる。」と言えます。
なぜなら、日本人の多くが単語力、文法力に比べて会話力が備わっていないからです。
日本人の多くが、すでに中学校と高校の6年間でたくさんの英単語や英文法を学んでいます。
それにも関わらず日本人の多くが英会話を苦手としているのは、6年間で培った英単語力と英文法力を英会話の場で活かせていないのです。
英単語力と英文法力を活かせていない理由は、学校の授業で英会話よりも座学（特に英単語力、英文法力、長文読解力など）が重視されてきたからでしょう。（定期テストで会話力は点数に入りませんからね。）
オンライン英会話で英会話の機会を得ることで、一ヶ月の間英会話に集中して取り組めば、これまで6年間培ってきた英単語力と英文法力を英会話で発揮する機会を得られるので、一定の効果を期待できるというわけです。
一ヶ月の成長具合はその人の英語力による
一ヶ月のオンライン英会話での成長具合は、受講生の英語力によって決まります。
なぜなら、短期間（一ヶ月間）でのオンライン英会話で得られる効果のほとんどが、「今現在持っている英語力を”英会話で発揮する力”」だからです。（前述した通りですね。）
人間の頭は、新しいことを覚えるよりも、一度覚えたことを「思い出す」ことの方が得意です。
「思い出す」対象は、これまで培ってきた英語力のことを指すので、そのまま「受講生の（現在の）英語力が、オンライン英会話一ヶ月の成長具合を決める」と言えるわけです。
一ヶ月という短期間では、新しいことを覚えて使えるようになるよりも、一度覚えて忘れてしまっていた記憶を思い出して定着させる方が、より現実的でしょう。
ただし一ヶ月だけで極端な改善は難しい点だけ注意
短期間（1ヶ月）のオンライン英会話では、極端な英会話力の改善は難しい点だけ気に留めておくと良いでしょう。
なぜなら、思い出す英語知識が多いほど、英会話で活躍させるために必要な時間が多くなるからです。
極端な例ですが、ちょっと想像してみてください。「TOEIC900点、英検1級を持っているけど、英会話だけはからっきし苦手」という人がいたとします。
彼は英会話が苦手なだけで、豊富な英単語力や英文法知識が備わっています。
短期間（一ヶ月間）のオンライン英会話でも、「自分が持っている英語力を、英会話で発揮させる力を養う」ことで成果を得られるのですから、TOEIC900点と英検1級を持っている彼は当然英会話の機会を得ることでグンと英会話力が伸びることが期待できますよね。
しかし、考えてみてください。
TOEIC900点と英検1級レベルの英単語力と、英文法力。それだけの膨大な知識を一ヶ月だけで英会話に「移行」できるでしょうか？
英語の知識を英会話に活かす時、「このフレーズを言いたい時、あの英単語とこの英文法を組み合わせてみよう！」というひらめきや挑戦する機会が必要になります。
その際、英語の知識が多ければ多いだけひらめきや挑戦する機会が多く必要になるわけです。
以上の理由から、「一ヶ月のオンライン英会話では、極端な成果は得づらい」点を考慮する必要があると言えます。
1ヶ月毎日オンライン英会話を実践するメリットとは？
オンライン英会話は手軽なだけでなく、毎日レッスンを受けても安価で受講できるコースがあるのも魅力です。
まして一ヶ月間という短期間で少しでも成果を出したいなら、できる限り毎日でもオンライン英会話のレッスンを受けたいですよね。
一ヶ月間毎日オンライン英会話を実践すると、「毎日の英語学習の効果に大きなブーストがかかる」というメリットがあります。
オンライン英会話のレッスンを毎日受講することで「英語学習の効果に大きなブーストがかかる」のには、以下の根拠があります。
アウトプットの必要性を得られる
オンライン英会話のレッスンを毎日受講することで、「アウトプットの必要性」を得られます。
そして、「アウトプットの必要性」が得られることで、英語学習の効果に大きなブーストがかかります。
アウトプットとは、英語を書いたり話したり、自分の頭の中から英語を出すことを指します。
想像してみてください。オンライン英会話のレッスンを毎日「予約」するだけで、「今日はオンライン英会話のレッスンがあるな」と意識しますよね。
そうすると、日々の英語学習の内容を「実際に英会話で使う機会」を得られるので、「学習効果に大きなブーストがかかる」ことが期待できるわけです。
脳内リハーサルが大事
オンライン英会話で毎日レッスンを受けることで、学習効果に大きなブーストがかかることは「第二言語習得論」でも取り上げられています。
「第二言語習得論」とは、人々がどのようにして外国語を使えるようになるかを研究している研究分野です。
言語学者であり第二言語習得論を研究している白井恭弘さんの著書「外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か（岩波新書）」では、その日起こったことや学んだことについて、「誰かに（英語で）話すことを脳内でリハーサルをするのが効果的だと考えられる。」と記しています。
オンライン英会話のレッスンを想定して、普段の英語学習で学んだ内容を頭の中でリハーサルするのが大切です。
上達の秘訣？短期間(1ヶ月)で英語力をアップさせる方法とは？
オンライン英会話で、短期間（一ヶ月）で英語力をアップさせる上達の秘訣は以下の通りです。
オンライン英会話をメインの学習法にしない
一ヶ月で英語力をアップさせる秘訣のひとつに、「オンライン英会話をメインの学習法にしない」というものがあります。
つまり、オンライン英会話の他に、英単語や英文法などメインの英語学習をするということです。
これは前項でお伝えした「アウトプットの必要性と、脳内リハーサル」の話に合致します。
メインの英語学習の「活躍の場、披露の場」として、オンライン英会話のレッスンを設けるということですね。
テーマを決めて予習をする
もうひとつ、一ヶ月で英語力をアップさせる秘訣に、「テーマを決めて予習をする」というものがあります。
こちらも前項でお伝えした「アウトプットの必要性と、脳内リハーサル」の話に関わります。
「この文法のこのフレーズを使って、このテーマの話をしよう」と決めて予習をして、オンライン英会話のレッスンに挑むことで、予習した内容が定着しやすくなるわけですね。
まとめ
この記事では、オンライン英会話を使って短期間（一ヶ月間）でも英会話力を上げられる理由と、短期間（一ヶ月間）でもレッスンを賢く使って英会話力をグッとアップさせられる方法をお伝えしました。
ここまでお読みのあなたは、オンライン英会話のレッスンを利用することで得られる「アウトプットの必要性」の効果の高さ、そして短期間（一ヶ月間）でも賢く効果的に英会話力を伸ばせる具体的な方法について十分に理解しています。
この記事でお伝えしたことが、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。
あなたの英語学習、より充実させる情報をお届けします!大学で英語を専攻し、カナダで5か月間の語学留学を経験しました。大学を卒業後は英文事務に２年間従事。英検準1級、TOEIC790を所持。高校3年時、センター模試英語で34/200から150/200まで点数を伸ばした経験があります。現在は英語学習系WEBライターとして自身の経験を執筆。