マカロンは見た目もコロンとしていて可愛いし、色もまた可愛いから「大好き!」という人も多いでしょう。色んな味があってそれもまた人気の理由かも知れませんね。
さてこのマカロン、英語ではなんて言うのでしょうか。そもそも「マカロン」って英語なのでしょうか。
今回はこのマカロンにスポットをあてて、関連する単語やフレーズを色々紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

マカロンは英語でなんて言う?

マカロンは英語で「macaron」です。発音記号は「mæk.əˈroʊn(アメリカ英語)」と「mækəˈɹɒn(イギリス英語)」でカタカナにするとそれぞれ「マカロゥン」と「マカラン」という感じでしょうか。似た単語に「macaroon」がありますが、これはココナッツを使った全く違う焼き菓子のことです。
こちらの発音記号は「mæ̀kərúːn」なので、カタカナでは「マカルーン」というイメージになりますが、
マカロンとマカルーンは混同されていることが多く、マカロンをマカルーンと発音する人が多いのが現状です。
ちなみにマカロンは一個ずつ数えられる名詞なので「1個のマカロン」は「a macaron」で、「2個のマカロン」は「two macarons」になりますよ。

Aさん
Wow, they’re macarons! Can I eat?
訳)わあ、マカロンだ!食べても良い?
Bさん
You shouldn’t eat them. I will bring them to my friend’s house tomorrow as a souvenir.
訳)食べちゃだめ。それは明日お友達の家に手土産で持って行くんだから

 

Aさん
I want to eat it!
訳)食べたいよー
Bさん
Here you are. This is for you.
訳)ほら、あなたのもあるわよ
Aさん
Wow, thank you. I love you.
訳)わあ、ありがとう。大好きよ

 

マカロンとは?

マカロンとは?

マカロンとは、卵白と砂糖、アーモンドを使った焼き菓子の一種で、直径数センチの円盤型の生地を2枚重ねた形をしています。生地や間に挟むものによってさまざまなアレンジが楽しめるお菓子です。
彩りも可愛いため、贈り物に使われることも多いです。
マカロンには、間にジャムやガナッシュなどを挟むパリ風マカロンの他に、クッキーのような形状のものや、小さなケーキのようなものなど、地方によってたくさんの種類があります。
日本ではマカロンといえば「やわらかいマカロン」という意味のあるパリ風マカロン(正式名称は「マカロン・ムー」)ですが、最近では韓国発祥の、普通のマカロンより大きく、クリームがたっぷり入った進化系マカロン「トゥンカロン」なども販売されています。

そういえば最近のホワイトデーにはマカロンを送る人が増えているんだとか。一昔前のホワイトデーはマシュマロデーとも呼ばれていて、マシュマロを送る習慣があった時期もあるんですよ。
マシュマロについては過去の記事でくわしく紹介していますので、ぜひそちらも併せて読んでみてくださいね。

マカロンの歴史とは?

マカロンの歴史とは?

パリ風マカロンが最初に作られたのは、1930年のパリだとされています。2枚のマカロン生地でジャムやクリームを挟んだものが売り出されて以降、お店によってさまざまな味のマカロンが作られています。
バニラやピスタチオ、ローズ、チョコレートなどが有名ですが、抹茶や小豆、黒ゴマといった和風のマカロンもあるんだそうです。一時期は山椒味のマカロンも発売されていたことがあるそうですよ。
ぜひ一度パリでパリジェンヌに混じって、和風マカロンを味わってみたいものですね。
ここではフランスにたくさんあるマカロンの種類のうち、いくつかを表にまとめてみました。
いつも食べているマカロンとは全然違う見た目のものもあって、興味深いです。

場所 名前 特徴
パリ マカロン・パリジャン
(マカロン・ムー)
パリ風マカロンと呼ばれ、日本でもよく見かけるタイプのマカロン
間にはジャム、クリーム、ガナッシュクリームが挟まれています。
ロレーヌ地方 マカロン・デ・ナンシー
(スール・マカロン)
18世紀末から修道院で作られていたとされる
表面がひび割れて平らになったクッキーのような見た目
お肉を食べない代わりの栄養補給としての役割もあったそう
ロワール地方 マカロン・ド・コルメリ 8世紀頃に修道院で作られていたもの
ドーナツのように中央に穴が空いた独特の形
ピカルディ地方 マカロン・ダミアン 円柱型、ビスケットに近い
生地にハチミツやジャム、オイルが入っていてねっとりとした味わいが特徴的
アキテーヌ地方 マカロン・サンテミリオン 名産のワインが練り込まれている
温泉を使って温める製法
クッキーのような見た目

マカロンの原材料は?

基本的にマカロンの原材料は泡立てたメレンゲに砂糖やアーモンドプードルを加えて生地を焼き上げますが、アーモンドプードルの代わりにココナッツを使用する場合もあります。
代用品といえば、日本にはマカロンと響きの似たお菓子「マコロン」があるのをご存知ですか?
マコロンは、泡立てた卵白に落花生(もしくはアーモンド)、砂糖、小麦粉を加えて小球形に焼いた和菓子のことです。日本に入ってきた時期は明らかになっていませんが、どうやら大西洋戦争前には国内のいくつかの製菓会社で作られていたようですよ。
それとその頃の日本の経済状況が余り良くなかったため、マコロンにアーモンドが使えなかったということです。
和菓子というか駄菓子という感じの日本のマコロン、食べたことがないという方はぜひ一度素朴な味を楽しんでみてはどうでしょうか。

 

マカロンの語源は?

マカロンの語源は?

マカロンにはイタリア発祥という説もあり、それによると練った生地を切って作る「maccarone(マッケローネ)」というイタリア語がマカロン「macaron」の語源だということです。
このマッケローネはパスタのマカロニの語源ともいわれています。
同じイタリア語がお菓子の名前とパスタの名前になるなんて、不思議ですよね。
ちなみにイタリアでマカロンの原型とされるお菓子はアマレッティと呼ばれるもので、日本だとカルディなどで手に入ります。興味のある方はぜひトライしてみてくださいね。
参考:カルディオンラインストア「アマレッティ」

Aさん
What are you doing?
訳)何やってるの?
Bさん
I am thinking of shopping at Kaldi’s online store.
訳)カルディのオンラインストアで買い物しようと思って

 

Aさん
hmm, what are you going to buy?
訳)ふうん、何を買うの?
Bさん
I was thinking of comparing the taste of Amaretti and macaron.
訳)アマレッティとマカロンの食べ比べなんてどうかな?

 

Aさん
How about comparing the taste of Amaretti and macarons?
訳)アマレッティとマカロンの食べ比べはどうかな?
Bさん
That sounds fun. Let’s add Japanese macoroon, too.
訳)面白そうね。日本のマコロンも加えようよ

 

まとめ

今回はマカロンにまつわる単語やフレーズを色々紹介しました。
マカロンがフランスからやってきたのか、それともイタリアからだったのかは分かりませんが、どちらにしてもマカロンの美味しさに変わりはありません。
今回のマカロンにように、さまざまな国のさまざまな食べ物が地方や国、経済状況によって変化し、受け継がれていくことは興味深いですし、自分の足で、舌で味わえたらステキですよね。
今回紹介した単語やフレーズは、ぜひ覚えて英会話で使ってみましょう。See you next time!