角質とは、角質層を構成する細胞(角質細胞)のことで、肌表面を覆っています。
角質の働きをバリア機能と言い、バリア機能により肌を外部の刺激から守ったり、水分が蒸発するのを防いだりしているのですが、バリア機能が低下するとカサつきやくすみなどさまざまな肌トラブルを招きます。
では、そんな「角質」は英語で何と表現するのでしょうか。海外を訪れた際、環境の変化により肌トラブルになることも珍しくないため、角質やスキンケアに関する英語表現を覚えておくと安心です。ぜひ最後までご覧ください。
目次
「角質」は英語で何て言う?
「角質」という言葉は、日本語でよく使われる美容やスキンケアの用語であり、「角質ケア」「古い角質を除去できる」など、“角質”に注目したスキンケア用品が数多くあります。
そんな「角質」は英語で「dead skin」と表現します。deadは「死んだ」という意味であり、skinは「皮膚」を指します。つまり、「dead skin」は「死んだ皮膚」という意味になります。
かなり直接的な表現ですが、角質とは肌のターンオーバー(新陳代謝)によってできた一番外側にある古い層であることから来ています。
角質層は常に新陳代謝を繰り返し、古い細胞が剥離されて新しい細胞が生成されます。そのため、剥離した古い細胞を表すために「角質=dead skin」と呼ばれるのです。
健康な肌の状態を保つためには、角質ケアが大切です。
角質除去
角質は「dead skin」と表現することがわかりましたが、「角質除去」はどのように表現するのでしょうか。
そもそも角質除去とは、肌の表面に蓄積した古い角質や死んだ細胞を取り除くことを意味し、美容やスキンケアに関連する言葉としてよく使われますが、英語ではexfoliationと言います。
exfoliationは聞きなれない単語かもしれませんが、ラテン語の “exfoliare”(剥がれる)に由来しています。動詞にすると to exfoliate 「角質除去をする」となります。
定期的な角質除去は、健康で輝く肌を維持するために重要です。
角質取り
角質取りは英語でexfoliateと言います。
exfoliateは動詞であり、こちらの単語もラテン語の “exfoliare”(剥がれる)から派生していると考えられています。
角質を取りましょう。
「スキンケア」の英語表現
角質の英語表現について解説しましたが、角質に関連してスキンケアの英語を見ていきましょう。
海外に行ったときにスキンケア用品やコスメを買ったり、肌の状態が悪くなって皮膚科に行ったりしたときに役立つので、ぜひご覧ください。
「スキンケア」は英語で?和製英語なの?
スキンケアという言葉は、肌の紫外線や乾燥、摩擦から守り、正常な肌状態を保つために行うものですよね。
肌のお手入れのことを日本語では「スキンケア」と言いますが、英語でも「skin care」と言います。和製英語っぽく感じられるかもしれませんが、英語がそのまま日本語になっているので、英語圏で使っても意味が通じます。
この単語は、「肌」という意味のskinと「手入れ、世話」という意味careを組み合わせたもので、直訳すると「肌の手入れ」となります。
適切なスキンケアルーティンは、肌の質感を改善し、乾燥やニキビなどの悩みを改善するのに役立ちます。
スキンケア用品の英語表現一覧
スキンケア用品は英語で「skin care products」と言います。skin care productsは顔に使用する製品を意味するので、体に使用するスキンケア用品は「body care products」と表現されるのが一般的です。
では、洗顔や化粧水などの製品ごとの表現を見ていきましょう。
日本語 | 英語 |
洗顔料 | face wash |
角質除去剤 | scrub |
化粧水 | toner |
美容液 | serum |
乳液 | lotion |
保湿剤 | moisturizer |
日焼け止め | sunscreen |
目元用クリーム | eye cream |
パック | facial mask |
メイク落とし | cleanser、makeup remover、cleansing balm、cleansing oil |
リップクリーム | lip balm |
コットン | facial cotton |
朝用クリーム | day cream |
夜用クリーム | night cream |
日本と海外ではスキンケア用品のラインナップに違いがあるため、「洗顔→化粧水→乳液→美容液→クリーム」といったラインがないことも少なくありません。
海外では「洗顔→化粧水またはクリームだけ」といったスキンケアラインも多く、乳液や保湿化粧水を探すのがむずかしいこともあるでしょう。一方で美容液やクリームはラインナップが豊富であり、価格帯が異なるのはもちろん、オーガニックのものなど多種多様なものがあります。
スキンケア用品の成分を表す英語表現一覧
海外でスキンケア用品を探すときは、成分をチェックできると安心です。日本で使っているスキンケア用品と似た成分のものを探せば、肌に合うものを見つけやすいでしょう。
日本語 | 英語 |
ビタミンC | vitamin C |
ビタミンE | vitamin E |
ビタミンB | vitamin B |
ヒアルロン酸 | hyaluronic acid |
レチノール | retinol |
ナイアシンアミド | niacinamide |
コラーゲン | collagen |
アロエベラ | aloe vera |
ローズヒップオイル | rosehip oil |
サリチル酸 | salicylic acid |
ティーツリーオイル | tea tree oil |
グリセリン | glycerin |
セラミド | ceramides |
AHA(アルファヒドロキシ酸) | AHA (Alpha Hydroxy Acid) |
BHA(ベータヒドロキシ酸) | BHA (Beta Hydroxy Acid) |
肌のトラブルや悩みを表す英語表現一覧
肌のトラブルや悩みを表現する英語は以下の通りです。
日本語 | 英語 |
ニキビ | acne |
しみ | dark spots |
色素沈着 | hyperpigmentation |
しわ | wrinkles |
たるみ | sagging skin |
乾燥 | dryness |
くすみ | dullness |
顔の赤み | redness |
かゆみ | irritation |
敏感肌 | sensitivity |
毛穴の開き | enlarged pores |
黒ずみ・角栓 | blackheads |
どのような肌悩みを抱えているのか表現できると、商品をおすすめしてもらいやすくなるので覚えておくようにしましょう。
まとめ
今回は角質やスキンケアに関する英語について解説しました。
角質は英語で「dead skin」、「角質除去」は「exfoliation」、「角質取り」は「exfoliate」と言います。
また、スキンケアは英語でもそのまま「skin care」であり、関連する表現をまとめて覚えておくと海外を訪れた時に困りにくくなるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、角質やスキンケアに関する英語を覚えてみてくださいね。
小学生の時に初めて海外に行ったことがきっかけとなり英語に興味を持ちました。大学時代には国際文化を学びながらニュージーランドへの留学を経験。現地での生活を通じて生きた英語を学んだことが今の仕事の基盤となっています。現在ではwebライターとして英語に関する記事をはじめ、さまざまなジャンルの記事を執筆しています。