友達と集まった賑やかな時間も終わり、帰るときに一言、英語で楽しかったという気持ちを表すフレーズをいくつ知っていますか?
この記事では、感謝の気持ちを伝える英語表現をたくさん紹介します。
この機会に楽しかった、ハッピーだった、めちゃ面白かったなどのフレーズのバリエーションを増やしましょう。すでにご存知の表現もあるでしょうが、あまり馴染みのない表現も出てくるかもしれないので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
「楽しかった 」というときの英語
カフェやイベント会場など、様々な場所で友達や初対面の人と一緒の時間を過ごすことがあります。デートの日もしかりです。
楽しい時間はあっという間に過ぎますね。それは、自分が良い時間を持てたという証拠に他なりません。英語でコミュニケーションをとる機会に「楽しかった!」と思えれば、また次につながりますね。
そして、その場所を去るときには、ぜひ一言でかまわないので「楽しかった、ありがとう」と伝えられるようなクセをつけましょう。それを言うと言わないとでは、楽しい時間の締めに大きな違いがでます。
また、今はいったん別れてからSNSのメッセージなどで連絡をとってお礼を言うパターンも多いですね。日本でもそうですが、英語圏の国でも、感謝の気持ちを伝えるSNSのメッセージを送ることはよくあります。
これから紹介するどのフレーズも、まずは “Thank you/Thanks” といったお礼の言葉を伝えてから使うことをおすすめします。こうすることで”楽しかった、ありがとう=楽しい時間をありがとう”になります。
「楽しかった」
I had a good time.
定番中の定番と言えるのがこのフレーズです。hadと過去形にするところ、良い・素晴らしいといった意味の形容詞goodを使っているのは、それほど意識して考えなくても、多くの人にとって馴染みのある表現だからです。goodを greatや wonderful などに変えるのもありです。
I had fun.
「楽しかった」と伝えるときに、この表現もよく使われます。funは不可算名詞です。
I enjoyed it.
動詞enjoyはこちらもかなり親しみのある単語ですね。〜を楽しむ・楽しいと感じるというドンピシャな意味を持つ動詞です。
itはイベントやデートなど楽しんだ時間に変えて言うこともできますが、”Thanks, I enjoyed it.”だけでもバッチリ伝わります。
I enjoyed myself.
「楽しかった」のは自分自身であることから、myselfを使った表現にすることもできます。myselfは再帰代名詞ですが、なぜenjoyed の後に 再帰代名詞 myselfを置かなくてはならないんだろうと思われるかもしれません。
その理由は、enjoyが目的語をとる他動詞だから、何かしら目的語を入れるべきだからです。楽しんだ具体的なものが明確な場合は、その具体的なものを enjoyの後に入れるのもありです。
「とても楽しかった」 というときの英語
楽しかったです!のレベルを上げたものが「とても楽しかった」「すごく楽しかった」ですね。
時間を忘れるくらい楽しんだときには、その思いをたっぷり伝えましょう。
「とても楽しかった」
上の項で紹介したフレーズをレベルアップすることで「とても楽しかった」という気持ちを表すことができます。
I had a good time.
→ I really had a good time.
本当に・正直に・間違いなくといった意味の副詞reallyを加えた形にすることによって、楽しかったことを強調する文になっています。
→ I had a great time.
goodをgreatに格上げすることで、すごく楽しかった、とっても楽しかったというニュアンスにすることができます。
I enjoyed it.
→ I really enjoyed it.
ここでもreallyが登場しており、気持ちを表すときに覚えると便利な単語と言えるでしょう。
→ I totally enjoyed it.
totallyは「すっかり・何から何まで・完全に」の意味を持つ副詞です。すっかり楽しんじゃったよ=とても楽しかった、になりますね。
→ I definitely enjoyed it.
「確かに・間違いなく・疑いなく」の意味を持つdefinitelyもぜひ使えるようにしたい副詞です。過ごした時間が間違いなく楽しかったというニュアンスです。
これらのフレーズ、ただ楽しかったと伝える以上に気持ちが込められていることがお分かりになったのではないでしょうか。
“fun”を使って、「とても楽しかった」と表現したい場合も見ていきましょう。
I had fun.
→ I had so much fun. / I had a lot of fun.
「とても楽しかった」と言いたいときに、日本のお子さんで、fun の前に very を入れる人がいますが、veryが使えるのは 、very interesting や very funny といった具合に、veryの後に「形容詞」が来る場合です。funは「名詞」と「形容詞」の両方があるとされていますが、「名詞」と捉えた場合に、very が来るのは不自然な感じがします。
なので、funを使って、「とても楽しかった」と言いたい場合は、”I had so much fun.”や”I had a lot of fun.”というのが、文法的に正しく一般的だとされています。
「素敵な時間をありがとう」というときの英語
「素敵な時間をありがとうね」という言い方もありますね。ステキな
時間とは、どちらかと言えばどんちゃん騒ぎの楽しさではなく、その時間を過ごせて有意義だった、素晴らしかったといったニュアンスではないでしょうか?
「素敵な時間をありがとう」
Thank you for the wonderful time.
訳)素敵な時間をありがとうございました。
この例文をカジュアルにするならThanks for the wonderful time.、本当に感謝!というニュアンスにするのであれば”Thank you so much for the wonderful time.” / “Thanks a lot for the wonderful time.”などにアレンジすることができます。
wonderfulはfantastic/awesome/amazing/brilliant/excellentなどに差し替えることができますし、またはfirst-classという面白い言い方もあります。
How was your time here?
訳)ここでの時間はどうでしたか?
It was amazing. Thanks a lot for the wonderful time.
訳)素晴らしかった。ステキな時間を本当にありがとう。
また、文型を変えて、以下のような英文にすることもできます。
I had a wonderful time. Thank you.
訳)素敵な時間を過ごしました、ありがとう。
「幸せな時間」というときの英語
一緒に過ごした時間がとっても幸せと感じられることはラッキーですね。幸せホルモン・セロトニンやドーパミンが出てくるというメリットもあります。
日本語では「幸せな時間」と表現するために、英語にする場合、”happy”を使えばいいでしょと考える人が多くいるかもしれません。ここでは、日本語から少し離れてネイティブが使う表現を紹介します。
「幸せな時間」
I’m so glad to be able to spend time with you.
訳)一緒に時間を過ごせてとても嬉しい。
Today was my favorite day.
訳)今日は私のお気に入りの日だったわ。
It made my day.
訳)おかげで良い日になったよ。
Hope you had a good time today.
訳)今日は楽しく過ごせたといいな。
I couldn’t be happier!
訳)最高に幸せ!
どのフレーズも、「幸せな時間」を過ごしたからこその気持ちを表現しているんですね。”happy time”を使わなくても、「幸せな時間」を表現するための英語表現は結構ありますね。
「面白かった」というときの英語
良い時間を過ごしたときに、面白かったという言い方をすることもあります。エキサイトしたり、おバカなことをして笑い転げたりする時間を過ごしたときです。
「面白かった」
It was fun!
It was so much fun!
It was exciting!
It was very interesting!
I had a lot of fun!
すべての例文に”!マーク”をつけてしまいました(笑)
Did you enjoy the balloon ride?
訳)気球に乗って楽しかったですか?
Yes, It was brilliant! I had a lot of fun!
訳)はい、素晴らしかった!すごく楽しかったです!
感謝を伝える別の表現
感謝を伝える英語表現といえば、”Thank you”が一般的ですが、それ以外にも感謝を伝えるときに使える英語表現があります。
I appreciate it.
この表現は、丁寧でビジネスシーンなどでもよく使われます。Thank you.の後に、I appreciate it.を付け加えて、より深い感謝の気持ちを伝えたい場合に使われます。
appreciate
動:十分に理解する,価値を認める;価値が上がる,価値を上げる
英ナビ!より引用
「本当に感謝しています」と言いたいなら、I really appreciate it.とするといいですね。
Thank の後には感謝している人が来ますが、appreciate の後には人ではなく、「そのこと」という意味で “it”が来ます。
I stayed up late to help you finish the report last night.
訳)あなたがレポートを終えるのを助けるために、昨夜遅くまで起きてました。
Seriously, thank you. I really appreciate it.
訳)まじで、ありがとう。本当にそれを感謝してるよ。
I am so grateful to you.
少し形式ばった丁寧な表現ですが、”grateful”も「感謝します」の意味で使われます。この表現は、話している相手に対して使うというより、有名人などが公式に感謝の意を表するときに、よく使われます。
I’m always here if you need to talk.
訳)あなたが話す必要があったら、私はいつもここにいるよ。
I know, and I’m so grateful to you for that.
訳)知ってるよ。それについて、本当に君に感謝してるよ。
感謝を伝える表現を使った対話文
「楽しかった」や感謝の伝える表現を紹介してきましたが、ここまで紹介した表現を対話文で使ってみましょう。
How was the movie? Did you enjoy it?
訳)その映画はどうでしたか? 楽しみましたか?
Definitely! I had a great time. How about you?
訳)もちろん。素晴らしい時間を過ごしたよ。君はどうですか?
I had so much fun, I really enjoyed myself.
訳)私もとても楽しみました。本当に楽しかったです。
I think that movie was really worth seeing. Thank you for inviting me.
訳)その映画は本当に見る価値があったと思うよ。招待してくれてありがとう。
楽しかったのスラング表現
最後に、楽しんだことを表現するスラングを2つ紹介しましょう。
I loved it!(楽しかった)
That was super!(めちゃ楽しかった)
このように、短いフレーズでノリノリで楽しかったことを伝えるようになるのもネイティブに近づいた感じがするでしょう。
まとめ
この記事では「楽しい時間をありがとう」「とても楽しかった」「おもしろかった」など、感謝の気持ちを伝える英語表現を紹介しました。
それほど難しい単語は使われていないものの、これらを使って気持ちを相手に伝えることの大切さには大きな意味があります。
ぜひ、紹介した表現を使って、英語で気持ちをストレートに伝えましょう。