皆さんは、演劇やミュージカルが好きですか?
旅行などで海外へ行く際には、人によっては観劇などを日程のなかに組み込むことがあります。
この記事では「舞台」に関係する英語表現を紹介します。ぜひ、最後までお読みくださいね。
「観に行く」と言うときの英語
演劇やコンサートを観に行くことって楽しいですね。おしゃれをして出かけるのもいいことですし、動画とはまったく違う感覚はやはりライブならではです。
「お目当てのイベントを観に行くんだ」や「先週演劇を観に行ったのよ」なんていう会話が英語でできるようにしたいですね。
「観に行く」の英語はgo to ◯◯
”観に行く”と言うときには、どこかへ出掛けていくことになります。このことから「観に行く」の英語はgo to ◯◯のパターンで表現することになります。
My friend and I are going to a live concert this weekend. I’m so excited!
訳)友達と私で、今週末にライブコンサートを観に行く予定。楽しみ!
I’ve been invited to go to a Kabuki show.
訳)歌舞伎を観に行くのに招待されました。
これらの例文のように、自宅からライブコンサート会場や歌舞伎座などイベントが行なわれる場所へ行く=観に行くというニュアンスにして伝えましょう。
「舞台を見る」と言うときの英語
次に紹介するのは、実際に「舞台を見る」「舞台を見た」といった英語フレーズです・
舞台の英語はstage
舞台を英語で言うと「stage」になります。日本語でも”ステージに上がる”といった使い方がされる単語です。
stageには舞台、ステージの他、講堂などの演壇、また人生のステージといった段階や時期など多くの意味があります。
舞台に関連する表現
特に、演劇をするための舞台は「theatre stage」(アメリカ英語ではtheater)にしたり、コンサートのステージであれば「concert stage」のように明確にします。
また、舞台挨拶はintroductory speech、舞台俳優はstage performerのようになります。
introductoryは”前置きの・紹介の・最初の”、performerには人々を楽しませるために演じる役者や出演者などの意味があります。
「舞台を見る」「舞台を見た」の英語はwatch
では、英語で「舞台を見る」「舞台を見た」をどのように表現するかみていきましょう。
”見る”という動詞はいくつもの単語がありますね。例えば、see, look, viewなどです。そして、もうひとつがwatchです。簡単に解説をすると、see=何かや誰かに意図的でなく気づいて見る、look=目を特定の方向に向けて見る、view=しばらくの間、何かを意図的に見る、といった違いがあります。
さて、「舞台を見る」にはwatchです。
watchは、目にするものに注意を払ったり観察するのに時間を費やすような”見る”に使われる動詞です。ですので、例えばテレビにもwatchです。
テレビは見るものに注意を払い時間をかけるため、watch TVなんですね。
舞台も、注意を払って見ることを楽しむことからwatchを使う、分かりましたね。
「舞台を見る」「舞台を見た」の例文を紹介
舞台には演劇だったり芝居、ミュージカルなどがあります。それでは、watchを使って例文を作ってみましょう。
My hobby is to watch theatre shows.
訳)私の趣味は、演劇を見ることです。
I watched a play last night.
訳)昨夜、舞台を見ました。
a playは演劇や芝居といった舞台を意味します。
Have you been to London? What did you do there?
訳)ロンドン行ったの?どんなことをしたの?
I went to the West End of London and watched Les Miserables.
訳)ロンドンのウエストエンドに行って、レ・ミゼラブルを見たんだ。
この例文は、以下の英文に変えることもできます。
I went to watch Les Miserables in the West End of London.
訳)ロンドンのウエストエンドでレ・ミゼラブルを見たんだ。
「観劇する」と言うときの英語
次に、英語「観劇する」ですが、これを観劇している、観劇中だという捉え方を考えるとすると様々な表現が考えられます。
「観劇する」の英語
芝居や演劇を観ることを観劇と言います。
以下のようないろいろな表現を紹介しましょう。
I’m watching a play at the theatre.
私は劇場で観劇しています。I’m at the theatre.
私は観劇している。I was at the theatre.
私は観劇した。I enjoyed watching the play.
観劇をして楽しかったです。
「ミュージカルを見る」と言うときの英語
筆者の住むロンドンは芸術に触れる機会が多くあります。美術館や博物館は無料(寄付)の場合が多いですし、数々の舞台作品がロングランで上演されています。
皆さんのなかでイギリス英語を目標としている人であれば、ロンドンパレイディアム劇場やシェークスピアグローブなど耳にされたことがあるかもしれません。アメリカであれば、ブロードウェイが有名ですね。
「ミュージカルを見る」の英語
musical(ミュージカル)を使って、see a musicalで”ミュージカルを見る”を表現しましょう。
本場ロンドンで上演されているいくつかのミュージカルを使って例文を作ってみましょう。
My dream in London is to see the musical “The Lion King”.
訳)ロンドンでの夢はミュージカル「ライオン・キング」を見ることです。
I heard that you saw the musical “MAMMA MIA!”, how was it?
訳)ミュージカル「マンマ・ミーア!」をご覧になったそうですが、どうでした?
「晴れ舞台」の英語を紹介
舞台に上がる、出演するということは素晴らしいチャンスですね。こんなときには緊張するものの、名誉のある機会ということから「晴れ舞台」と呼ばれます。舞台に限らず、スポーツでも結婚式でも主役が登場するような場面で使われます。
例えば、公演が決定した後、晴れ舞台に向けて練習に集中する、子どもの晴れ舞台に泣けた、などのように使われます。
晴れ舞台は英語でbig moment
big momentというフレーズによって「晴れ舞台」を表現します。momentは瞬間という意味で使われることが多いのですが、重要な節目や機会の意味でもあり、さらにbigを加えたbig momentで素晴らしい機会=晴れ舞台を表現しています。
I’ll be singing songs on the opera stage; it’ll definitely be my big moment!
訳)オペラのステージで歌を歌います。間違いなく、それは私にとって晴れ舞台になるでしょう!
I cried watching my son’s big moment at the piano concert.
訳)ピアノコンサートで息子の晴れ舞台を見て泣けました。
「清水の舞台から飛び降りる」の英語を紹介
一世一代のとても重大な決断をする、死んだつもりになって思い切ったことをする、こんなときに「清水の舞台から飛び降りる」という言い方をします。
京都の清水寺は外国人にも人気ですが、大きな特徴として高い崖に張り出して作られた美しい木製の舞台があります。昔はその舞台から飛び降りると、所願成就に怪我をしないで済む、死んでも成仏できると言われ、実際に身を投げる人が絶えなかったそうです。
Jumping off the stage at Kiyomizu
人生には思い切った決断が必要になるときがありますね。海外留学や国際結婚などもそうかもしれません。「清水の舞台から飛び降りる」の英語表現はJumping off the stage at Kiyomizuというものになります。it’s likeをこのフレーズの文頭につけることで、”飛び降りるようなものだ”とすることができます。
I’m ready to make a marriage proposal to her; my feeling is like jumping off the stage at Kiyomizu!
訳)私は彼女にプロポーズする用意ができた。気分は清水の舞台から飛び降りるようなものなんだ!
We decided to buy a house in England; it’s like jumping off the stage at Kiyomizu!
訳)イングランドに家を買うことを決めたんだけど、清水の舞台から飛び降りるような感じよ!
まとめ
観劇を見るときも、また自分が舞台に立つような機会はアドレナリンが出ますし、非日常を体験する素晴らしい機会になります。舞台に加えて、晴れ舞台や清水の舞台から飛び降りるといった表現まで紹介しました。会話のなかで使えるように練習していただければ嬉しいです。